オーラスから一週間たとうとしているけど、まだまだ明日コン余韻にひたるぞー!
SONNYさんのインスタから。「ツアー初年度から引き継がれてる」の言葉に、重みズッシリ。SONNYさんと50さんは、東方ダンサーズの中でも古株で、5人時代からずっと東方神起と一緒にステージを作りあげてきたんだもんね・・・。
50さんは、プロとして最初のステージが東方神起、LINAさんと結婚して踊ったステージも東方神起っていう、SONNYさんも、結婚してお子さんが生まれたことを、ゆりかごダンスでこの明日コン披露したり、2人ともリアルライフが、東方神起ステージに密接につながっている。
東方神起今回のライブ、しょっぱなからインパクトがあったのは、オープニングが、まさかの東方神起登場じゃなかったことが大きいと思う。
波止場の映像、何者かに追われている雰囲気でステージに転がり出てくる、50さん。
反対側の袖から、落ち合う予定だった様子で出てくるLINAさん。
でも周りを”敵”に取り囲まれ、もみ合いになる。それが次第にダンスの形になっていったかと思うと、いつの間にか劇は終了し、東方ダンサーズとしてのステージが始まる・・・
このダンサーさんたちのステージから始まる効果は、バックダンサーとしての踊り方ではない、プロとしての完成度の高いダンスステージから始まることで、否応なしに興奮を高めてくれた。
ダンサーさん達も、2人が登場してしまえば、基本的に”バック”に徹するために、全力で自分たちの動きを見せようとして踊ることはしないからねー。
今までなじみのあるダンサーさん達でも、東方神起ステージでああいう踊り方をする姿を見たことはないわけで、それが、観客にとってインパクトがあったんじゃないかな、というのが私の感想です。
あの振付、かっこいいしね!
〇20日の感想
オーラスということで参戦するこちらの気持ちも今までと違い、早くも終了後の寂しさを想って、胸がきゅんとする。
映像、ダンサーさんたちのダンス、2人の登場。
もうその瞬間、これ以上ないくらいはりつめたバルーンのように、気持ちが張り裂けそう。
この瞬間、この瞬間の為に、ライブに来ているんだようっっ。じたばたじたばた。
序盤はフルスロットルで興奮のるつぼに落とされる。SHOWTIMEでは、ユノさんのBounceが、舐めるようなカメラワークでアップされるので、「うひょーーー♥」と喜ぶ。ユノラップに入る前の「SHOWTIME!」と歌うチャンミンのハイトーン、あーもうかっこいい・かっこいい・かっこいいよう~涙。
オーラスも、2人のビジュアル・コンディションに異常なしっ。つーか3割増し更にかっこよさが倍増した様子でありますっ!と、心の中で、正体不明の上司に報告しつつ、明日コンの世界観へ落ちていく・・・。
さて、この日のMCで、取り上げられていたのが、ハッシュタグ明日コンをつかったファン参加型企画の、川柳と謎かけ披露。今までで、ベストだと思うものを・・・ということで、ユノさんがまず川柳を紹介。
(∵) ”SURISURIと 呪文をかけて この運命”
これはー、全部、このツアーで歌った曲のタイトルだというところが、いいですねっ。・・・・。・・・・・。 ←説明はしているんだけど、後が続かない。
(´・J・`) (それで説明は終わりなのか?的な間があってから)次は謎かけですね。”東方神起のステージとかけて、空気清浄機と解きます。”
会場 そのココロはーー?
(´・J・`) ”どちらもファンが歓喜/換気するでしょう”
おおーーーーと、沸く会場。するとすかさずユノが。
(∵) これ!これの為に、さっき僕の説明は軽めにしたんですよ!
(´・J・`)♥ ”・・・・僕の為ですか・・♥”
(∵)エ? いや、これ(謎かけを指さす)の為です・・・💦

そして、しゃべろうとするチャンミンが突然中断したかと思うと、(´・J・`) 話しかけないでください!話している最中に言われると、オレの日本語が間違っているのか!?と不安になるじゃないですかっっ
すぐ外国人アピールする割には、日本語間違えたくもない、チャンミンの微妙な心理が伝わる一言に、みな爆笑w
そして、恋人や夫と来たわけではない観客に対して、
(∵) この会場で、新しい出会いがあるかも・・・え?・・・僕?僕がいいの? ←客席から、ユノと付き合いたい、と声がかかったらしい
(*∵) ありがとうございます。・・・・。・・・・。恥ずかしい・・・・
会場 ・・・・・・!・・・・!(恥ずかしがるユノさんがツボ過ぎてもだえる)
(∵) 全国を廻っていて気づいたんですけど、そこには一人一人、それぞれの人生を送っている人が、集まって、笑って、楽しんで、2人を応援してくれるということが・・・僕にとって本当に光栄です。人生は・・・いいことばかりじゃないでしょ?・・・苦しいことがあれば、2人の声や歌がそばにいて慰めてあげたいし、喜びがあれば、分かち合えるといいな、と。今日、皆さん、今本当にいい笑顔していますよ。それを忘れずに2019年も、東方神起と一緒に歩んでいってもらえたらいいなと思います。
(´・J・`) 東方神起という繋がりが、知らない人同士で一つの場所に集まって隣に座って、応援して、そういう奇跡を、デビューして15周年になるんですけど・・・いまだに感動するんです。そういう時間や、聞いている人に勇気を与えられるアーティストという仕事をしてきて良かったなって思います。これからも、東方神起を通してつながって、それぞれの道で不安やつらいことがあっても乗り越えていけたら・・・東方神起で繋がっていることで幸せになれたらいいなと思います。これからも、東方神起、一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。
色々感じさせる挨拶で、ちょっとしんみりになったところで、チャンミンのこの一言。
(´・J・`)そして、実は、意外とビギストに入っている人が少ないと聞いてですね・・・僕は・・・口では言いあらわせないくらい・・・・寂しくて仕方ないですねっっ!!
不意をつかれて、会場が笑うと、またいつものようににっこりしてから。
(´・J・`) これからも2人の頼りになってください。

肩透かしな笑いと、でもばっちり営業も入る、チャンミンならではのラスト挨拶でした笑。
今、政治・外交では韓国のレーダー照射問題が泥沼化していて、日韓関係が良くなるきざしというのがほとんど見られず、感情的な意見もメディアに多くあふれているじゃないですか。
だからこそ、「一人一人別の人生が集まる場」という2人の言葉には、国とか民族とか関係なく、今ここに一人一人の人として立っている、そして知らない者同士で、時間を共有しあえている喜びを、大切にしようねというメッセージが感じられて、感慨深く受け止めました。
このMCで、ユノさんが「~おりました」という謙譲語の言い方を何度もしていて、「あ、謙譲の言い方覚えたんだな」と思ったり、チャンミンの「~ございます!」という慇懃な言い方にも、こういう言い方で笑いが取れる、日本語センスの良さだなあと思ったり・・・理屈じゃなく、彼らが日本で公演を行う以上、語学を中心にいつも勉強を欠かさないでいることがうかがえて、胸があつくなる。
こういうことって、当たり前じゃないよね。やっぱり、すごいことだなって思います。
〇オーラス最高かよのいろいろな感想
明日コン、楽曲のセトリも新旧とりまぜて楽しかったし、アルバムに好きな曲多いしで、私は割と初日からテンション高かったんですよ。
あのセトリと演出には、埼玉初日公演の時点では、「曲数が減った」「パワフルさが失われた」「疾走感が感じられない」とか、否定的な意見もあったし、私のように最初から「HOHO!」な人もいたと思うけど、だんだん、公演回数を重ねるごとに、ハマる人が増えて行って。
でも、最初から公演にハマっていた私でも、進化していく姿に、底なし沼に気持ちよくハマっていけました。
まずは、JUNGLE。

初回から、あの巨大スクリーンとか、上下に分かれたステージで、縦の配列のフォーメーションの迫力は圧倒されていたけど・・・
1月の京セラ公演で、ちょいちょい、うさぎ?のマネしたり、余裕が出てきたのか、振付以外のちょっとした煽りのしぐさが、多く投入されてくる。
誘うように笑ってきたりさー。ああ、いやらしいっ。(←全力で嬉しい)
ミロティックのラストでふっと後ろ向きに消えるのだって、何度見ても、その瞬間に暗転するステージの余韻の濃さときたら!
私の愛するジルベール衣装、ひさびさにオーラスで、チャミベール(めぐさん命名)が、黒いタオルを現場巻きしてきちゃうし。
こらーーーっ、黒タオル禁止!
チャミベールさんっ、わが校指定のフリフリブラウスに、ゆるされる巻物は、銀ぎつねのえりまきのみ、ですことよ。(←マフラーですらない)
それと、前日のオフ会で、私が力説していた、「カキアゲ待望論」。
東京公演の時、「Trigger」で、チャンミンが「たまんねーんだよ><」って感じで、何度も何度も髪を乱暴にカキアゲたり、髪をくるくるしたりする姿が、「こっちがたまんねーんだよ!!ハアハア!!」と、髪をかきむしって一回禿げ散らかした後に、もう一度萌えパワーで髪を瞬時に生やす勢いになるくらいに、萌えまくった私。←わかりづらくてすみませんね。
でもその後、なぜかそういう煽りは封印・・・・。東京公演の後、あのTriggerのチャンミンのパフォーマンスが、ツイッターで、「髪をただカキアゲてクルクルしてるだけ」「最後はつったって笑ってるだけ」とか、一部の人から酷評されたからじゃないか、と疑っている私。
昔から、ダンスのフリータイムが苦手で、決めポーズも、けっこうヒョンのマネ(←言い切る私)でしのいできたチャンミンが、ようやく自然体でキメてきた「カキアゲ」を、そんな風に言うなんてっっ。くそー、このいじめっ子めえええ。
私の「カキアゲ」を返せ――!!と、蕎麦屋の客か?っていうくらい、カキアゲ・カキアゲ・カキアゲと、年末から騒いでた私。
それが・・・!ついに・・・・!オーラスで、カキアゲ復活!!
びゅーりほー!わんだほー!!世界ってすんばらしいーーー!!
カキアゲにちゃんとクルクルも漏れなくついてきた!!やっほーい!!
カキアゲHO!HO! クルクルHO!HO!
前日の19日は、ユノさんとチャンミンが向き合って、お互いに撃ち合う場面で、ユノさんはしっかり大胆不敵にかっこいい&セクシーなお顔で、チャンミンを狙い撃つんだけど、気づかねえ(orその打ち合わせを忘れた)チャンミンが、客席の方を見て笑っていて、「シムさん、そこ違うそこ違うそこ違う・・・隣!隣見て!」と、彼のイヤモニに応答いれる(つもり)んだけど、20日は、ばっちりユノさんを見て狙い撃ち。
ふう。心配ばかりかけるお方。
この「Trigger」は、盛り上げるだけ盛り上げて、それでもトドメのようにハードな、「O」が待っているって所がポイントだよね。
今回、オーラスで初めて、バクステの正面に近い席だったので、一度ステージから降りたユノが、ヒデシさんに支えられて酸素吸っている姿を目撃して・・・心が震えた。
ユノさん、チャンミンが今ステージ頑張っているから、安心して、酸素吸って・・・!!
と、彼のイヤモニに(以下省略)
でも、出番がくると、何事もなかったかのように軽やかにステージに舞い降りていくユノさん。
神様がこの人を選んで、くるくると重力などないかのように跳ばし、回らせ、歌わせているんじゃないかっていう気がする。
かっこいい、というより、美しい。
ステージを支配する力のハンパなさ。
すごいな。本当にすごいな。
こちらにも酸素プリーズ、ヒデシさん、と言いたくなるような、息の詰まる時間でした。
〇会場の一体感
ユノさんやチャンミンが言っていたように、一人一人、それぞれ別々の人生が、一つの場所に集まって同じ時間を過ごす、ライブという空間、あるいは出来事。
私にとって、一体感を感じながらも、自分だけの思いの中に浸る時間は、やっぱり「明日は来るから」だったなあ。
この曲が、東方神起との出会いだったし、ずっと5人で歌う「明日は来るから」が、人生で一番つらかった時、ひとりぼっちだと思っていた時の自分を支え、励まし、勇気づけてくれた曲だったから。
あの頃の自分は、たぶん、身近な人からの言葉も支えもダメで、見知らぬ人たちが歌うその音楽が、見知らぬからこそ、音楽だったからこそ、すっと固い心の中に入ってくるような、そういう時期だったんだと思う。
ずっと、聴きたかった。聴けないんだろうな、と思った時もあった。
埼玉で、2人の歌う声で「明日は来るから」が耳の中に優しく入り込んできた時、同時にジェジュンの歌いだしも、ユチョンの声も、ジュンスの声もよみがえった。
2人が歌う「明日は来るから」は、色んなものを連れてくる。あの頃の自分、あの時の思い。そして、今のかけがえのなさ。今という重み。
変わるのは、目に見えるものだけだ。変わらないものは、いつもひっそりと慎ましく隠れている。それが、今、とてもわかる。
エンドロールに「明日は来るから」のイントロが流れる時、いつも私は歌っていて、「はるかなー」という部分のバックを「宇宙の片隅にいて」「思いをはせる」というバックコーラスを、一緒に参戦した友達が、こっそり歌って合わせてくれることもあった。
東京のバルコニー席では、私が歌っているので、近くにいた人たちも一緒に歌ってくれたこともあった。
一人一人、それぞれの思いにひたるしかない曲があるということも、素敵。
そして寄り添えってもらえる瞬間があることの、この、尊さ。
オーラス公演が終わった後、前の席に座る人たちのグループに、メグさんが話しかけられていて、何度か公演中にも言われていたから、てっきり「やべえ、うるさすぎたか?」とドキドキして、謝る気持ちマックスでいたら、、
「違うの。楽しかったの、あなたたちの反応が。いつものライブより、何倍も楽しめた。だからありがとう~!」
えーーー。えーー。えー。え。・・・。マジか。
「そう言ってもらえてありがたいんですけど、うるさくしてすみませんでした。いやあの、オーラスだったし、ついついついつい・・・」←小心者なのでとりあえず謝罪から入る。
おねーさん方は、九州から来られたらしい。私たちは東京に帰るんだと話し、お互い、これから新幹線で帰って、チャンミンが言うように、月曜日から仕事頑張りましょう、と話す。
規制退場も始まっていたから、間はあって、おねーさん方と色々なことを話した。
私、「明日は来るから」でファンになったんですよ。もう二度と聞けないと思った時もあったのに、今こうして聞けて・・・・
と、話した時に、不意に、あの当時ひとりぼっちだった自分が、今こうして会場で、見ず知らずのファンの人と話している現実に、涙が出そうになり、こらえようとした、その瞬間だった。
うんうん、とそれまで優しく相槌を打っていたおねーさんが、笑顔のままで、でも毅然と言った。
「泣くんじゃない!」
しゅっと涙がひっこんだ。
そうですよね、今、なにも悲しくなんかない、と、おねーさんを見て、笑った。
会場は既に、白っぽい光の中で現実を取り戻しているのに、私たちはまるで、まだパーティーの中にいるかのように、夢見心地の優しい気分に包まれた。
ああ、この瞬間なんだよ。ユノさん、チャンミンさん。
あなたたちが、守ってくれた「東方神起のかけがえのない時間」は。
いつか、感謝の気持ちを伝える日が来たらいいな。
でも、今はまだ、その時じゃない。
だから会場で、いつものように祈りをこめて目を閉じる。
東方神起にかかわるすべての人たちに感謝します。この幸せを、多くの仲間と分かち合う時間が、また訪れますように。
さあ私は私の日常を、また頑張るぞ!
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アールズ出版で、ジャニーズ研究者の福博充さんと対談した時のテキストです。
「著者対談 桃田万里子×福博充 トンペン×ジャニオタ 私たちは何を見ているのか?」
桃田万里子署 2017年刊 東方神起ヒストリーを、インタビューやライブMC、番組などのトークを引用しながらまとめました。
連絡、仕事の依頼は、shinriet@yahoo.co.jpまで