東方神起ゆかりの地めぐり@名古屋「あつた蓬莱軒」離れのお座敷体験 | 東方の神が起き上がる瞬間

東方の神が起き上がる瞬間

東方神起をオタクに地味に考察しています。最新情報を追ったり紹介はしていないけど、ひとつのことを長くかみしめ、長く味わうwがテーマ。・・・なんてね。

 2月24日土曜日 東方神起お誕生日オフ会 都内で18時からです。参加申し込みは東方神起誕生日オフ会のお知らせ@東京 からshinriet@yahoo.co.jp まで。*現在、男子ファンが1人参加予定 なので、男性の皆様もぜひぜひ★

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さて、今回はゆかりの地めぐり、名古屋「あつた蓬莱軒」の、「離れお座敷」体験です!前回行ったのは、普通の一般客が通される店内。今回は、セレブリティーあふれる(笑)離れのお座敷です。


前回の一般席で食した「あつた蓬莱軒」の記事はこちら→
東方神起ゆかりの地めぐり@名古屋あつた蓬莱軒

【新幹線名古屋駅からのアクセス方法】

・ 名鉄神宮前駅で下車 (名古屋駅から6分)急行停車駅
神宮前駅から徒歩10分・・・・・・・・神宮前に出るので、道路を渡り、そのまま神宮正面左に向かって歩く→十字路に出た所で右折。そのまま行くと右手にあつた蓬莱軒の看板が見えます。

あつた蓬莱軒といえば、数ある東方神起ゆかりの地めぐりの中でも、かなり人気のあるお店の1つ。

HPより

名物ひつまぶしも¥3600円と、ランチとしてはお高いんですが、今回は¥14040円の「板長おまかせ懐石」を頂いてまいりました。 ←東方神起再起動浮かれバブリー。

というのも、懐石料理を予約すると、東方神起が撮影に使ったり、実際に食事をした時に通される、離れのお座敷で食事が戴けるからなんです!ぬるふふふふw

一番安くて、¥11880のうなぎづくしの懐石料理になるんだけど、せっかくなので「板長おまかせ懐石」で。今回は名古屋に宿泊する訳じゃないしホテル代と思えば出せるよ!
と、自分で自分を華麗にたらしこみながら、行って参りました。



通常の蓬莱軒の先の、こじんまりとした門をくぐって離れへ。
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11時のゴールデンタイムで4時間待ち。・・・トンペンパワー健在。ちなみに、この日、過去記事へのアクセスがけっこうあり、みんなググってるんだなーと実感。

お役にたてていたら、何より何より。

ちなみに、ゆかりのお店を訪ねる時、気をつけているのは、そのお店自体に対する敬意っていうか・・・

ま・本音は「東方神起ゆかりの店」だから来ているんだけど(笑)、でも、どの店も、別に東方神起ゆかりの店ってことを売りにしている訳じゃない。

「あつた蓬莱軒」で言うなら明治創業の誇りとか伝統とか、熱田神宮の参拝客の慶事とともに歩んできた歴史に、敬意を払わなきゃいけないよね、と思い、極力「東方神起ファン臭」は出さないでいこうと語り合い、門へ向かう。
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がががが、だがしかし!この門をくぐった時から、めくるめくセレブリティーの世界が始まります。

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ああ、この門をトンもくぐったのね!ここにユノもチャンミンも、チャンミンなんか、何回も、あ、それにジュンスも来たんだわ!!この階段を登って!この植栽を眺めて!!ああ~★▼〇×?%廿@‘@☆彡~!!

きゃーーーパシャパシャ!!パシャパシャ!! (嬉しくって、お前はパー子かってくらい、写真を撮りまくる。)
←豚骨背脂より濃厚にあふれだすトンペン臭と遭遇する明治の伝統。

全国の礼儀正しいトンペンの皆さん、ごめんなさい。どうにもあの場のあの感動を、こらえることができませんでした・・・m(_ _ )m

ちなみに、離れはそれぞれ独立した玄関を持っています。仲居さんに案内され、友達と3人で靴を脱いで上がった頃には、すっかり気分は「OL3人湯けむり女旅」的、火サスワールド。

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OLだけど大名気分も味わえる和のしつらえの玄関を通って、お部屋へ。

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床暖房のついたガラステーブルのダイニングの向こうには、青々しい匂いのする畳の和室。お食い初めやら、結納やらの慶事で使うことも多いだけに、テレビがあったり和室があるのは、高齢の方にもチビっ子にも、嬉しいサービスだろうなあ。

一緒に行った友達の1人メグさんが、「なんかお金持ちの友達の家に、立ち寄ったみたい」と評するが、うん、まさにそれだ。セレブなのに、一瞬でくつろげるこの空間。お手洗いも、廊下を通って我々専用のがひとつ。

専属の仲居さんが1人ついて、ダイニングの背後の水屋の場所から、料理を給仕してくださる。

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調子に乗って、真昼間から瓶ビールで乾杯。→だってまだライブは4時間後。並ばずに済む、我々専用のお手洗いも完備だもん。

東方神起の再起動に!名古屋に!あつた蓬莱軒に。
この世のうなぎ全てに乾杯!

特に絶滅寸前と聞くうなぎよ、どうか今後は生物の本能に従い、たゆむことなく繁殖し、子孫繁栄をことほぐがよい。そして、あつた蓬莱軒で美味しいひつまぶしになるがよい。・・・うぃーぐびぐびっ。昼ビール、マジ最高。←

では私の人生で、昼食に出す値段としては初めての14000円ごえの、おセレブな世界へ。

まずは前菜。
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のれそれのだし浸し。のっけから「はい?のれそれ?何ですかそれは?」と、頭がくらくらする。金箔のってるし!金箔!

のれそれはアナゴの稚魚だそうです。後で調べたら、南海の妖精とも呼ばれる珍味で、その半透明の美しさの中に、確かに小さな点のような目があって、「アナゴ」の形状も連想できる姿。

やわらかいところてんみたいな感じで、噛むと少し甘くもあります。
「私、アナゴの稚魚って初めて戴きました~~!!」と、興奮気味に喋る金髪女の私にも、仲居さんは上品に「珍しい食材ですから・・・」とフォローして下さる。

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こののれそれを含む、とこぶしやえび、たけのこの柔らか煮など、前菜盛り合わせが、またお酒と合う合う。あ、仲居さん、もう一本ビール追加ね。ぐびぐび。

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お次は、葉っぱ付きの三宝柑。

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中身は、茶碗蒸し★ 茶碗じゃないケド笑。 この茶碗蒸しっていうか、三宝柑蒸しが、べっくらうまかった。

茶碗蒸しは好きだけど、仕出し料理系の茶碗蒸しは、いまいち主役にも脇役にもなりきれない、中途半端な味付け・食感の料理ってイメージだったんだよね。

「結局のところ、私の人生ベスト1茶碗蒸しは、大正生まれのおばあちゃんが、家でこしらえてくれた茶碗蒸しだな」っていう。

でも、この卵液はよく漉されて、寝かされたのであろう。めっちゃなめらかで絹のような舌ざわり。

出汁は控えめで、三宝柑の甘くてどこか青い香りが、鼻腔をくすぐりながら、つるりと儚く溶けていく。マジまいうー。 ←美味しすぎて、石ちゃんなみの言葉しか出てこないw

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お造りは、まぐろ、ヒラメ、イセエビ!甲殻アレルギーの友人は、イセエビの代わりに、ふぐ刺し。ご、豪華だ。さすが1万ごえは違う。

やばい。

今日まで、さんざ「節約♥節約♥」と、もやしばっかり食卓に並べてきた自分の、この成り上がりっぷりがこわい。

途端に、我が脳裏に浮かび上がる永ちゃんこと矢沢永吉サマ。


*矢沢永吉様による「成りあがり」は、数々の名言に満ちた、現代人必読の書です。心が折れた時に読むと、もはや無敵。永ちゃんサイコー。

・・・・脳裏でニヒルに「やりたいことやんなきゃ、人生面白くないだろ」と微笑む永ちゃんに見守られ、おそるおそる、食べちゃう。もぐもぐ。うみゃーい!もぐもぐ。うみゃいですだあああ!

あー、もう、日本酒も頼みたくなっちゃう!
いけない!これからライブなのに!ダメよ、マリコ!

でもでも、私じゃないの脳内の我が永ちゃんが、日本酒も飲めって!!ザギンでナオンでシケモクでピーハツだから、頼んじゃえYOって!! ←?

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肝焼き。こんな上品な突き出し皿にのっかった肝焼きを頂くことになろうとは・・・ああ、脳内の成り上がり永ちゃんが、またしても「焼酎・・・・」とか耳元でささやいてくるではないくわー。助けて、ユノ、チャンミン!←

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続いて白焼き。上にのっかってる黒い粒粒は、キャビアだったような気がする。違ったとしても、なんかそういう「成り上がり」食材だったことは確かだ。

この辺り、もう脳内永ちゃん(飲んべの神)と戦いながらの箸づかいだった為、記憶がおぼろ。
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どんこと、たけのこのあんかけ。

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そして、はい出ました――――!!名物ひ・つ・ま・ぶ・し!お茶漬けで食べるもよし、薬味をのせるもよし。このひつまぶしだけでも、3600円するお料理なんだけど、おセレブなお昼にはなんと!

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さっきお造りでいただいた伊勢エビちゃん、見事なリブートです。

ワカメと油揚げの味噌汁を飲んでいる普段の私からすると、おそろしい程の「成り上がりリブート味噌汁」

でもいただく。ずずずず。う、うまいなあ。イセエビも赤だしも、混然一体となったこの味のハーモニー!味噌汁界のトーホーシンキだよ、トーホーシンキ!

そして、ひつまぶしのおいしさときたら、あんだけ食べて飲んだ後でも、するするといただけてしまう程。本当に、蓬莱軒のひつまぶしは、若き日のチャンミンに「涙が出る」と言わしめるに足る美味しさです。



我々の国の料理が、彼を魅了したことに、おしげなく万歳三唱!!蓬莱軒初代板長さんも、代々の味を受け継いできた板長さんに幸あれ!成り上がり万歳!←

・・・とここまで来ると、途端におそう昼下がりの倦怠感。

最後に出るデザートの水菓子、メロンと苺をつつきながらの会話。
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まりこ 「ねー、これから本当に、名古屋ドームまで行くの?」
めぐ  「いや行かないでどーすんのよー!」
ひな  「でも確かに、お腹いっぱいで、いつまでいたくなっちゃうねー!」

まりこ 「てゆーかさ、もううちら、このダイニングにいてさあの和室に東方神起が来ればいいじゃん。ここで歌って、踊ってほしい。」 ←出ました成り上がり発言。私じゃないです。脳内の永ちゃんが言わせてるんです。

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↑”あの和室”。座卓はメインステージ、座椅子はトロッコ、と勝手に見立てて遊ぶ私。

まりこ「あ、ほら!移動のブリッジもあるし!!」

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↑ただの長いすが、この時の私にはブリッジに見えた。全て脳内の永ちゃんのせいだと思うんですよ。ええ。

調子に乗って、この長いすの上で、「REBOOT」を踊る私。もはや気分は無敵の永ちゃんが乗り移った東方神起だ。・・・・うまく言えないけど、「この世って俺のもん?」的な。
ええ。永ちゃんですもの。そして東方神起ですもの。

「り・ぶ~♪」って歌いながら、器用にあの長いすの上で、REBOOT踊ってたね^^
と、後日、同席したひなさんからラインを頂いた時には、顔からぼああああっと火が出ました。え、誰それ。踊った?は?この私が?うそでしょ!!

・・・という、自分を見失うくらい、心地よい空間。
それが蓬莱軒離れでした。
焼酎頼んでたら、確実に、あの仲居さんに「東方神起呼んで」とせがんで困らせていたに違いない。おそロシア。

しかし、この日、名古屋の魅力を再発見し、「また名古屋に来よう!」と三銃士のごとく誓い合う私と友人。
考えたら、うちから幕張に行くより、面倒じゃないんだよね^^;
新幹線で一本、ぴゅんっと1時間だもん。

和室に東方神起を呼べるはずもなく、この後ドームに行くんだけど、これまたこの日の名古屋公演が最高で。「ウガジャカオラ名古屋!」にすっかりハマり、何回観ても飽きないビギアゲ公演に、感嘆し・・・

チャミペンのメグさんと「今日のユノ、めっちゃ幸せそうだったね・・・」としんみりし、「なぜだろう、ユノが幸せそうだと安心する」と、トンペンとして語り合う。

新幹線15番線の東京行きのホームでは、前回のTILL2遠征の時に、「まだきしめん食べてない!」「ホームの中に立ち食いきしめんくらいあるだろ!」「関東のJRの駅にホームには立ち食いソバ、けっこうあるし!」「がんばれ名古屋!」と、めぐさんと言い合いながら、見つけた立ち食いきしめん屋に寄って一杯。

前回と違ってめっちゃ混んでる。

「前回は私達だけだったのにねー」
「そりゃ、フィルムコンサートの為に遠征するアホって私達くら・・ごほごほっ」


と言いながら待つと、立ち食いだけに、すぐにやってくる順番。

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うひょーーー。これこれ。かつおぶしを豪快にぶちまけたきしめん。450円。
ずずっ、ずずっとすすりながら、不意に涙が出そうになる。幸せで。

「ひなさん、めぐさん・・・。どうしよう。」

「え?なに?どうした?」

「私、今、確実に東方神起より幸せかもしんない・・・・・」



大人になって、仕事に自分がつぶされそうな時期もあった。頑張ったけど、どうにもならないこともあった。一番大好きだと思っている人が、一番自分を傷つける人になってしまうような時もあったのに。

今もちゃんと仕事は私を活かし続けてくれている。そして、友達もいる。
あんなセレブなお昼をいただいた後に、ライブに行って、その後、立ち食いきしめんを食べる友達もいて。

やばい。

今、私、究極に「成りあが」ってるかもしんない。←


↑「成り上がり」より。

次回も絶対に名古屋に行こうと誓い合った我々。

このおセレブな離れに、一緒に行きたいという方。今からぜひ、庶民の味方、もやし料理で日々節約しながら、名古屋で成り上がりにいきましょうね!

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『東方神起 ユニゾンの瞬間』アールズ出版/桃田万里子著(とうだ まりこ)

東方神起の軌跡をまとめた本の企画をいただきました。5人時代からのファンも、2人になってからのファンも含めて、自分にとって東方神起ってなんだろう、という思いを新たにできる作品になっていたら、嬉しいです。



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