東方神起2014Live Tour "TREE"2人の最後の挨拶から | 東方の神が起き上がる瞬間

東方の神が起き上がる瞬間

東方神起をオタクに地味に考察しています。最新情報を追ったり紹介はしていないけど、ひとつのことを長くかみしめ、長く味わうwがテーマ。・・・なんてね。

朝になってベーコンエッグをフライパンで焼きながら、日常にもどってきたことを実感。
お祭りが終わったんだ、と思いながらのライブツアー”TREE”終了翌日の朝です。

MCはまた、まとめて京セラバージョンで出しますが、今の生々しい感想を先に。

6月21日の土曜日、私にとっては約一か月ぶりの東方神起ステージだったけれど、その時既に、”全てのピースが合わさった”ような、一枚の壮大な絵がいままさに完成しようとしているかのような感じがして、胸があつくなりました。
後で聞いたら、彼らの家族が来ていた日だったんですね^^

ユノやチャンミンの声、とりわけ普段抑え気味なユノの声が、「信じるまま」のコーラス部分なんかでもよく伸びていたことに、ぐっとくるものがあったり、チャンミンがフリスビーを投げる時、一瞬、ちょうど正面に視線があったので、「!!!!」と身構えたら、即効で、別の方向に向かって投げられたりとか(笑)、なんだかもう興奮状態だったオーラス前日。

そして迎えたオーラス日は、誰にとってもそうだろうけど、寂しさと興奮状態が混ぜ合わさった一日となりました。


・チャンミン、オーラス最後の挨拶から

”よく、東方神起のライブから、元気をもらっています、と言われることがあるんです。・・・・ステージに、そういう力があるのは自分でもわかっているつもりだったんですけど、

この間少女時代のライブを見に行って、久々に客席でライブを見たんですよ。

その時に一人一人のお客さんの顔をみていたら、すご・・・く幸せそうで、アーティストからお客さんはこんなに、幸せな気持ちをもらえるんだ・・・って思ったんです。

自分でも分かっているつもりでも、ライブで歌ったり踊ったりしている時には、必死だから忘れがちで・・・・。

だから今日は、皆さん一人一人の顔を見ようって思ったんですよ。そしたら、皆さんのどの顔も、少女時代のライブの時と同じように、元気をもらっている、幸せな顔をしているなって・・・。

皆さんにそういう、元気を与えられるアーティストになれて、今日、僕は、一人の人間として、幸せでした。”

最後に照れるように、「少女時代も応援してくださいね」と付け加えて笑うチャンミンの目の奥に、こみあげてくるものがあるのを感じて、ぐっときました。

いつもユノに”言葉のトリ”を譲って、短めにまとめるチャンミンにしては珍しく饒舌で、「元気をもらっている」という言葉が、チャンミンにとって一番嬉しいんだという事が、伝わってきました。


・ユノ、オーラス最後の挨拶から



 ”実はね、Somebody to loveを歌っていたら、途中から泣きそうになったんです。

でも、泣いちゃダメだって思って我慢したんですよ。
・・・うん、とくに最後の曲は、絶対泣かないって・・・・。歌詞もそういう歌でしょ?だから・・・

僕らは韓国人で、日本語もまだまだへたくそでしょ?なのに、みんななんで東方神起を愛してくれるんだろうって思うんですよ。・・・見えないここ(左胸をさして)の気持ちが、繋がっているのかなって思うと、僕は・・・そんな東方神起のメンバーになれて、本当によかったって・・・思います。

素晴らしいアーティストは、うまい歌とかダンスももちろんなんだけど、皆さんが好きだから歌う、歌うことで幸せになるということが、一番なんじゃないかなって。

だからね、ここにいる皆さんが、東方神起の・・・・最後の、最高のメンバーです。


こんな事初めて言うんですけど、スタッフさんってたくさんいるんですよ、カメラとか照明さんとか・・・朝からリハーサルの準備をしてくれてるんです。みんな東方神起が大好きなんですよ。
そういうスタッフさんがいることが、僕の・・・・・・・・・誇りだ。


・・・・・・。

・・・上から目線かもしれないけど、僕の、誇りだと、本当に思っています。

そして、ここにいる皆さんは、東方神起の・・・・・宝物です。今日、めっちゃ幸せでした。・・・・ありがとう。”


いつものことだけど、自分の心と向き合ってお話しているような、時折反芻するような間のある喋り方でした。

ですます調で話すことが多いユノが、不意に言葉を探したあげく、顔をあげて、強い口調で、裏方スタッフのことも含めて、「誇りだ。」と言った瞬間、ある光景が思い出されました。

それは、日産スタジアム公演の時、照明機材の狭いスペースにいるスタッフが、上を見上げなければ気づかないようなその位置で、照明の仕事が落ち着くと、ペンライトを振っていた姿。

裏方スタッフであるその人がペンライトを振っているのは、誰の為だっただろう。彼らに見せる為ではなかっただろうし、客席に見せる為でもなかっただろうと思う。

きっと、彼も、東方神起が大好きだって思った、スタッフの一人だったんじゃないかなって思い出しました。

最後のオーラス日は、プレミアムシートの特権で、ステージの様子がよくわかったんですが、「東方神起コール」の中、最初に暗闇の中、バンドメンバーが所定の位置へと歩いているのが見えました。

普段なら、フクチョーさんが最初に来て、パーカッションの所に座り、東方神起コールの音頭をとってくれる訳ですが、「あれ?今日は全員?」と思っていたら、バンドメンバー全員で、暗闇の中を、「東方神起」コールの音頭を取るべく、ペンライトを振り始めました。そう、カキヤンも、てつさんも、亘くんも、コンちゃんも、全員で。

そしてライトがついて、恒例のフクチョーさんのがグッズのポーチのかぶせを開けると、そこには「thank you bigeast」の文字。

バンドメンバー、TOHOダンサー、裏方のスタッフ、会場・・・・・なんだか、みんながお互いに、「THANK YOU」という気持ちで一杯になっているかのようでした。

韓国と日本の関係は、つい最近もざわつく話題が上がっていて、先の見えないトンネルの中にあるし、芸能ビジネスってきれいごとばかりじゃなくて、納得いかないことも多いけど、

でも今この瞬間、感じていることは、すごく人生で大切にしたいものだって思いました。

最後のバンドメンバーの挨拶では、全員で、寝ているカキヤンの顔のお面をつけて出てきたり、”ファミリー”っぽさを感じさせてくれたTOHOバンドメンバー。

ステージに近い席を”神席”と呼ぶことが多いアイドル・ライブの中で、目で見ないと楽しめないライブではなく、どの席でも楽しめるライブに欠かせないのは、彼らの作り出す音だよね、と感じました。

おやびんことカキヤンは、特に I love youのような繊細なピアノが命のような曲があったり、「愛をもっと」のピアノリフレインで、曲の終わりを任されるパートがあったり、WEDDINGDRESSのように、かっこいいライブアレンジをしてくれたり・・・・
今回のライブで、ものすごくその存在の大きさを感じました。

誰も叫んでなくて恥ずかしかったけど(笑)、プレミアムシートで何回も「カキヤン」コールしちゃった私。もう立派なカキペンです(笑)!

そして、カズさんの代わりに今回入ってくれたベースの亘くん。最初は控えめな音で、「お?若いけど、あんまりクセのない弾き方するのかな?」と思っていたら、京セラで出会った亘くんの音は、横浜よりもずっと男っぽく、骨太な弾き方に変わっていました・・・・心が、開いたんだね、きっと。

職人ぽい音で、カズさんとは違った、抑えたセクシーさがあるコンちゃんのギターと絡んで、最高にかっこよかった。
Cheering、Good days、Crazy Crazy、Good bye for now、ユノソロのShout outなど、ギターやベースが曲のカッコよさを左右する曲では、2人のボーカルを支えつつも、華のある抑え過ぎない演奏が、素敵だった。

ドラムやパーカッションは、なかなか個性が見えてきづらいんだけど、バンドメンバー紹介の時の、テツさんとフクチョーさんの、張り合うような速打ち対決?は、「かっこいい男」って感じだった。

特に、B.U.T、Scream、信じるまま、Disvelocity,Hide &Seek、キック力の強いというのか、太い楔を打ち込むような強いビートの曲では、いつも、ペンら二本でエアドラムしながら、メロディやアレンジの背骨になるリズムを体で感じる快感を与えてくれた。

TREE公演での私の座席は、必ずしも彼らに近い席ばかりじゃなかったし、二階席や一階スタンド後方の席もあったけれど、どの席でも感じていた楽しさは、2人の歌もさりながら、TOHOバンドメンバーの演奏のクオリティなくしては、実感できないものだったと思う。

時にはモニターさえ見ないで、目を閉じていつも”音”を楽しむことができた。本当に楽しかったな。

もちろん、ステージに近い席に座れる幸運のチケットの時は、いつもより気合いも入ったし、テンションも高かった(笑)。

でも、すぐ側に立っているユノやチャンミンが、足元の私の方は見ないで、天井に近い方を何度も何度も見ている姿を見ると、なんだか嬉しかった。

天井席だけじゃなくて、いろんな事情で、会場にはいないファンもたくさんいて、いろんな人の思いがオーラス会場には届いていたと思います。

平日日程も多く、公演と公演の合間がタイトできつかったTREE。
でも、とても楽しい公演でした。

さあ、これから、私は私の現実を、頑張らなくては!

最後になりましたが、色々道に迷うことが多かった(笑)大阪。
いつもいつも、親切な大阪の人達に助けられました。

大阪~!素敵な出会いと時間を、ありがとう~~♡♡


人気ブログランキングへ