ジェットスター搭乗体験記 札幌⇔成田 | 東方の神が起き上がる瞬間

東方の神が起き上がる瞬間

東方神起をオタクに地味に考察しています。最新情報を追ったり紹介はしていないけど、ひとつのことを長くかみしめ、長く味わうwがテーマ。・・・なんてね。

最近、外での仕事が多くて、紫外線あびるだけで疲れてしまう今日この頃。



クアラルンプールで、ユノの飛行機は止まったそうですが、私は動く飛行機を止めたかった。



クアラルンプールで、ユノは飛行機から飛び降りたそうですが、私は、飛行機にむしろ飛び乗りたかった。




そんな記憶を思い起こさせるワールドツアー、TVXQ ”catch me”in クアラルンプール・・・・の話ではなくて~、今回は、ずっと書きたかった、飛行機の旅についてです。

TIMEの遠征地を北海道と決めた時から、一番のネックはなんつっても飛行機代。

何しろ、無敵の観光ベストシーズン、GW。
一番エアチケ代金がお高い、GW。


そんでもって、札幌まで行くとなったら、当然日帰りなんかできるわきゃーなくて、宿泊する訳で、ベストシーズンの札幌市内の、お高いホテル代金なんかも払わなきゃいけない・・・となると、抑えるべきものは抑えたいのが、こちらの懐事情(←そのくせ、グッズ売り場の魔物には、甘い)

折しも、札幌行きを決めた友達・バニさんから、「まりこさん~、ジェットスターが今、期間限定のチケを出していて、通常料金より安いようなんですけど、一緒にいかがですか~」と、URLを貼ったメールを頂き、のぞいてみたら、なんと~、ベストシーズンにも関わらず、往復21,000円!

まだ、ANAとかJALなんかがチケットを出していないか、GWのパックツアーは全部うまってる、と言われていた時期だけに、この21000円は、どうにも魅力的で、さっさと即決した訳です。

この時点で、私は、受託手荷物と機内持ち込み手荷物の違いもわかってなかったし、飛行機のチェックインの仕組みもよくわかっていなかったんだけど、旅は道連れ世は情け。

どうも、同じようによく分かっていないらしきバニさんがいることが、ある意味「わかってないのは私だけじゃない」という安心感を呼び


「いや~、安い安いwバニさんお買いもの上手~」「うふふ~」なノリで、「まあ何とかなるっしょ!」という無意味な安心感にひたっていた訳です。

ところで、ジェットスター、安いのはいいんだけど、なんと、成田まで行かなきゃいけないのね!うへえ~、成田かよ!と思いつつ、エアチケ代が安いので、成田エクスプレスを予約することにして、事前にえきねっとで、成田エクスプレスを予約。

えーと、30分前にはカウンターに行かないといけないから、1時間前には着くのを予約。うむうむ、順調順調。

普段、飛行機を使った旅や出張は、みーんな、代理店の人にまかせっぱなしだった私は、思わず「あらあら、私ったら旅慣れてる人みたいじゃなくて?うぷぷのぷー」と得意げな気分でいっぱい。

しまいには、家族の前でも、職場の皆の前でも、「確実に大人の階段をのぼっている私に気付かれたら、どうしよう」という、無用の心配すらわいてくる始末。←まことのバカである。

その間も、受託手荷物と機内手荷物の違いってなんだろう、とか、チケットがいつまでたっても送られてこないなあ~とか、色んな疑問がわく中で、時に、バニさんに「どうも、荷物はやわらかい素材でできているもの以外はダメみたいです」

「なんか電話しないと、飛行機まで歩くみたいです」などと、意味不明の上、ニセの情報を流しつつ、

バニさんはバニさんで、わかってないものだから
「まあ♡ありがとうございます!まりこさんがいてよかった」
「いやいや、バニさんがいて心強いのは私ですよ!」

などと、わからないモン同士の不毛で無意味な褒め合いを、本人達だけはそうと知らず、メールでやりとりし合っていたのでした。

ちなみに、ジェットスターは手続き簡略化の為に搭乗時間の48時間前から、ウェブチェックインを行っていて、ネット上でチェックインができます。
このシステムは、なかなか便利!

最後の最後に、しっかりジェットスターのHPの説明を読んだ所で、受託手荷物はスーツケースなんかの、飛行機に預けておける荷物のことで、座席に持ち込める機内手荷物とはまた別、ということがわかったり、

それなら、私やバニさんの場合、2100円の、受託手荷物代はいらなかったということが、ウェブチェックインを済ませた後にわかったり、ゴタゴタしながらも、何とか迎えた当日。

私からバニさんに送ったメール第一報はこれ。
「バニさん・・・・私、間に合わないかも・・・><」

そう、あんなに万全に品川からエクスプレスに乗る算段をつけていたくせに、自宅からタクシーに乗っちゃったのが運のツキ。

GW中で普段より混雑している道路を、タクシーに走らせるという、全くもって旅に不慣れすぎる行動の結果、ふと、乗った電車の品川着の時間を考えてみると、1分でホームを渡って乗りこめばセーフ!という、「セーフじゃねえし」という時間になってしまうことに気付く私。

「やばい・・・えーと、次の成田エクスプレスは!?」と、スマホで調べるも、それは成田第二ターミナル駅に、チェックイン時間30分前に到着する便しかない。カウンターには25分前までに行かなければならないので、30分前に駅に到着して、5分でカウンターにたどりつかなければ、「エアの旅がエアになりました」という、シャレにならならないシャレ状態になってしまう。

ヤバス。成田エクスプレス以外の、成田に行くルートは!? そうだ、京成スカイライナーって手もある!!
即座にスマホをいじりまわす私。

人からみたら、スマホゲームにのめりこんでいるようにしか見えないかもしれないが、こっちは必死。


脳裏に浮かぶ、「東方神起ライブツアー、札幌エア体験記♡」という、どうにも笑えないタイトルを吹き飛ばし、検索しまくる。

結果、どうルートを駆使しようとも、一番早いのは、第二ターミナル駅に出発時間30分前に着く成田エクスプレスしかない、という結論に。

飛行機に乗れる可能性があるのは、この便以外にはなく、5分で空港駅からカウンターまで走ることができれば、乗ることができる。

成田エクスプレスを待つ間、バニさんに、「とにかく30分前には空港駅につきます。残り5分でカウンターにつけるかどうかが勝負だから、いざとなったら、中国人のふりをして(←?)、カウンター業務が閉められるのを防いで~!」という何とも情けないメールを送る。

そしてやってきた成田エクスプレスに乗り込みながらも、「第二ターミナル駅から、ジェットスターのカウンターまで5分で行けるか?」ということを解決すべく、スマホによる検索ミッションは続く。

乗り込んだ車両の中には、南米系の陽気なラテンな人達の一団が乗っていて、久しぶりの故郷にウキウキらしく、明るい太陽の日差しが似合うスペイン語だかポルトガル語だかが車内を飛び交う。

彼らの小麦色の肌を見ていると、なんだかこれから北へ向かうという気がしなくなって、不安が増す私。(いや、成田空港に向かっているんだから、色んな国籍の人が乗っていて不思議はないんだけどね^^;)

検索してヒットしてくる公式系のサイトは役に立たず、「7分で空港第二ターミナル駅から、ジェットスターの国内便カウンターまで間に合いますか?」という、ナイスな質問を知恵袋で発見。

「コレだよコレコレ!こういうホットな情報を求めているの!!」とがぶりつく思いで、陽気なスペイン語をバックに、回答を読む私。しばし静かにしてくれたまえ、陽気なアミーゴス・・・・・!

結果は、「電車を降りてすぐが、エスカレーターの目の前とかで、空いていて、どこにカウンターがあるか熟知している人なら大丈夫かもね。初めて成田の国内線エリア使うんだったら、無謀っしょw」という、回答。

「あ、それと成田だったら、空港入る前に運転免許証とかの身分証明書見せるからね、このチェックでもたついたら、もうアウト」

7分でカウンターに着くかどうか聞いている人が、こんな回答をもらっている中、5分でカウンターに行こうとしている私はどうなるんだ、と考えつつ、頭の中をフル回転させる私。


とにかく空港へ続くエスカレーターに一番近い車両のチェックと、身分証明書である運転免許証の準備・・・・はっ、運転免許証・・・?

やっばーーーー!
ここで重大なことに気付く私。この時私、金髪ヅラにカラコンで、普段とは全然違った容貌。
平凡なOLです的な免許証写真と、今の金髪ヅラの私・・・・・NO~~~!!どどどどどうしよう、絶対、ひっかかるに決まってる!!

い、いやいや待て待て。空港でチェックする人は、人相を見分けるプロのはず。

たとえば私が全国指名手配中の凶悪犯だったとしよう。国外逃亡すべく、変装して成田空港に向かっているとして、たかだか、金髪のヅラとカラコンくらいで、人相が読み切れないようでは、空港係員失格ではないだろうか。

ああ、空港係員がどんだけプロ集団なのかわからないけど、ちゃんと私の正体を見破ってほしい!!しかも、瞬時に!

空港内を疾走する自信はあるけれど、最大の難関は、その身分証明のチェックの時間だと踏んだ私は、まだ出会ってもいない空港係員のプロ意識を、心の底から祈ったのでした。

とにかく、少しでも手間を省くために、ネックホルダーに免許証をいれてすぐに出せるようにし、空港第二ターミナル駅から空港へあがるエスカレーターに、一番近い車両を確認すると、今いる5号車ではなく、7号車両だと判明。

アディオース、陽気なアミーゴス。ビエン・ビアジェ!思う存分、故郷を楽しんでくるがよい。幸運を祈るから、私の幸運も祈っておくれ!

心の中で、友?に別れを告げ、7号車両の間の通路で、よーいドンの恰好でスタンバイする私。

スマホの情報で、空港を出たら左へ走り、エスカレーターを上がったら右へ行け、という、方向音痴にはありがたい、リアルで大ざっぱな位置情報も頭にたたきいれた。

後はただひたすら、走るのみ!走れ、メロス!・・・じゃなかった自分!!
そして、シューッとなめらかに開くドア。It's TIME!
ゆけえええええ!

頭の中には、まさに「humanoids」のイントロが流れ、カーンカーンという鐘の音とともに、猛ダッシュを開始する私。

スーツケースを抱え、エスカレーターの階段を駆け上がり、明らかに係員がぎょっとした顔になるのも構わず、彼の鼻先に免許証をつきつけて、自分の顔も近づけると、恐れをなしたか「はいどーぞ、お通りください!」と2秒くらいで通してくれる。
おお、プロフェッショナル!!!←そうか?

意外にも最大の難関のはずが、バイトの面接よりも手軽に済んだことに、面くらいつつも、国内線カウンターに向かうエスカレーターをかけのぼる。

目印は、バニさんが同伴しているお嬢さんが、私に影響されてかぶっているとかいう、赤いヅラ。赤髪、赤髪、どこだ~~!!
←ナマハゲか。

すると、すぐ目の前で、赤い髪のきれいな女の子を連れた、見覚えのあるバニさんが「おーい!まりこさん~こっちですうう!!」と手を振ってるじゃないですか!

間に合った!!これで飛行機に乗れる!エア参戦でなくなる!!

興奮する私たち。既に、”本日のハイライト”を終えた気分。←いやまだライブが始まってもいないから。

しかも、ウェブチェックインを済ませておいたおかげで、けっきょく印刷したバーコードを見せただけで、荷物の重量を計る等の作業もパスして、気づけば、飛行機に乗り込む列の、先頭に立っている私たち。

「なんか、乗り遅れていたはずの自分が今、先頭に立っているなんて、ある意味自分が旅慣れた人のような気がしてきましたよ~」と、バニさん相手に調子こく私。
「ギリギリの電車でも間に合わせるあたりが、余裕っぽく見えません??」
「ふふふ、その割には、さっき買ったレモンティー、ぐいぐい、いい飲みっぷりでしたよねえw」」
「あ、見てましたw??えへへ、だって、あせりまくったせいで、喉、カッラカラでしたからねえwww」

「調子に乗って、帰りの飛行機は1人なんですから、新千歳空港を走らないで下さいね~」
「あはは、バニさんみたいに?」

かつて、バニさんが札幌オフ会に行く時に、やはり今の自分と同じように、チェックインの時間ギリギリで、新千歳空港を走りまくったことを知っている私は、そう返したのだけど、この予言はのちに現実になり、実は、新千歳空港を、バニさんよりももっと切実に、走りまくることになろうとは、この時まだ、想像だにしていませんでした。

ほっとする思いでジェットスターに乗り込む私。
DSC_0783.JPG

この日の関東は初夏の日差し。けれども約2時間後のフライトの後降り立った札幌は、春先のような寒さの中にありました。

でも、札幌では、1年ぶりに会う友達がいたり、この日会う約束をしていた友達がいたり、偶然会うことができた友達がいたり・・・・

思いがけない混雑で、全てが予定通りとはいかない中で、温かい気持ちになれる人との出会いがありました。

その中でも、びっくりした出会いの一つが、埼玉のクレオパトラとの再会!
P席エリアを開演間近、ウロウロしていて、人とぶつかりそうになり、「あ、ごめんなさい」と前を向くと、そこには・・・・

「く、クレオパトラ・・・・!」

そう、埼玉のファンミの時に現れたクレオパトラが、なんと!札幌に!!
クレオパトラについてはこちら→東方神起ファンミネタバレなし祭り前編


いや、勝手にこちらが心の友・クレオパトラって呼んでるだけで、友達でもなんでもないんだけどね^^;

うわー、ちゃんと、まだ東方神起のファンでいつづけたんだ・・・相変わらず、1人で行動してるんだな・・・・そして、相変わらずのクレオパトラ風のファッション・・・・・変わらないな、君は!!

思わず話しかけそうになるくらい、嬉しかった?偶然のクレオパトラとの奇跡の再会でした(笑) 

そして帰路。1年ぶりに会えた北海道に住む友達・しをりんと、衣装展見に行ったり、スープカリー食べに行ったりと、すっかりくつろいだ結果、快速エアポートに乗った時には、新千歳空港駅に、飛行機出発20分前に到着する、という事態になる、懲りない私。

出発25分前にカウンターに行かなければならないのに、駅についた時点で、時間的には既にアウト。しかもJALやANAなら、駅に近い場所にあるけれど、ジェットスターは遠い。

もう、この時ばかりは、心臓がバクバクして、仕事のこととか家のこととか考えて、手の先まで冷たくなりました。
そして、スマホで検索するワードも「飛行機に乗り遅れた場合?」という、もう乗れない前提での、弱気モード。

しかも、その結果わかったのは、JALやANAなら、自社じゃなくても、一番近い便のキャンセル分に乗れるということ。
「高い航空チケ代払っているだけのことはあるっていうことです」という旅行ブログの文章に、安いエアチケ代しか払っていない私は、更に目の前が暗くなる。

結局、やれるだけやってみるしかない、という結論に達して、新千歳空港駅を、成田よりも更に早く疾走しました。白い恋人も、六花亭も、ロイズも、今は目に入らず、とにかくオレンジ色のジェットスターを目指すのみ!

最も離れた場所に位置するジェットスターのカウンターまで、「どいてくださいいいいい」と叫びながら、新千歳空港を走り、既に次の便のチェックインが始まっているジェットスターのカウンターをかきわけ、

「すみませえええん!!」と叫んだ時には、脳裏に、くっきりと思い浮かんだね。
月影先生が。←
「今こそ仮面をかぶるのです、マヤ!!!!」

その瞬間、人生でトップ3に入るんじゃないかという演技力で、哀れな表情を作って、「14時10分の・・・後10分後に出発する成田便に乗らないと・・・・私、仕事、クビになるんですううう!!!!」と、泣きつく私。
チャンミンも真っ青の、アカデミー賞級の演技だったんじゃなかろうか。

一度は引きかけたお姉さんは、何やら担当の者と相談しますから、と言った後、「・・・えーと、とりあえずこちらに来て下さい!大丈夫、乗れますよ!」と伝えてくれ、結論からいうと、乗ることができました。

いやー、一番最後の乗客として飛行機の座席についた時は、全身の力が抜けました・・・・うっうっありがとうジェットスター!


旅ブログでは、時に、悪口や批判もお見かけしたけれど・・・・あらためて、ジェットスターへの感謝をこめて、書いておきます。

私のように、時間のことでキリキリしたりさえしなければ、少なくとも、ジェットスターは、ごくごく普通に快適な航空会社でした。

もっとも、分からない事があって確認しようにも、コールセンターは絶望的につながらなかったりするので、自分で公式サイトをちゃんと読み込んで、判断できる人に向いているのかなあ?という気がします。


ブログタイトルは、薄氷の上を歩く思いで検索しまくった時、同じタイトルのいくつかのブログから、有益な情報をもらうことができた事からつけました(笑)

いつか誰かが、同じような不安を抱えて検索した時に、この記事がヒットして、公式にはない役立つ情報を分かち合うことができますように(笑)

○画像お借りしました。
○いつもに増しての長文、おつきあい頂きありがとうございました^^