認知症の方々が話す
繰り返しの話を聞きながら、
『え～っ！？
そうなんですかぁ～？』
…と、
初めて聞くように
肯きながら…
そうする事で、
利用者さんの安心に繋がるなら
そして、利用者さんが
笑顔になれるなら…
そんな嘘も許されるでしょうか
細やかで、幸せな時間を
過ごして欲しいから…
１月に入居された、サチコさん。
『… なにしろ、アタシね、
ここ初めてだから。
えっ？ 昨日来たのよ。
明日の朝、帰るからさ、
うちの者に電話しといて
くれる？』
こんな会話が半年続いている。
『記憶がぽっかり抜け落ちる』
と、よく言われる症状。
認知症の方々の話は、
つじつまが合わず
『トンチンカン』と
言われがちですが、
とても興味深いお話も
聞く事ができます。
全くの作り話とは思えない…
例え1%でも、真実がそこに
あるかも知れません。
忙しい介護現場の日々…
本当は、その方の隣に座って
昔話を聞いていたいなぁ…！
… というのが本音。
その方の事を理解する為には
とても大事なこと。
『私の話を聞いてくれる？』
利用者さんの、そんな気持ちが
感じられてならない
介護現場。
利用者さんの話を
私は ちゃんと聞いているかな…
忙しいから、と
目の前にいる利用者さんに、
挨拶もせずに
通り過ぎていないかな…
作業を早く
終わらせる事ばかり考えて、
利用者さんとのふれあいを
後回しにしていないかな…
介護現場って、
何か変だな、と感じる時が
あるのです。
お散歩途中で見かけた
『スカンポ』
利用者さんに教えた頂いた
『すかんぽの咲く頃』
大好きです。
♬＊º♪。＊♡°◦＊。♡。º☆◦♪
『すかんぽの咲く頃』
作詞 北原 白秋
作曲 山田耕作
土手のすかんぽ ジャワ更紗
昼は蛍が ねんねする
僕ら小学 尋常科
今朝も 通って またもどる
すかんぽ すかんぽ 川のふち
夏が来た来た ドレミファソ
♪すかんぽの咲く頃♪
すかんぽ
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