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おかしいな〜、鍵の交換の依頼が増えて来たな〜。
僕の戦略が功をそうしたか?
商売は、ライバル会社との競争でもあります。
その為、時には醜い「潰し合い」にもなります。
パクリ(技術やアイデアを盗む)や、ダンピング(他社より値段を下げて仕事を取る)などは当たり前。
時には他社の悪口を拡散して、客を取ります。
良く言えば、経営戦略。
悪く言えば、泥棒。
僕も実際に、悪評を拡散されたり、おどされたりしました。
でも僕は、そのような「潰し合い」はしない、と決めています。
泥棒と戦う鍵屋が、泥棒じみた事は出来ね〜よ。
ピッキングでも開きますが、カバーが邪魔して、無理にテンションをかけると傷が付く恐れがあります。
さて、僕の中での流儀があります。
まず「他社の仕事の邪魔はしない」
例えば、他の鍵屋さんが請け負っている管理会社には、営業はかけません。
管理会社のほとんどは、お抱えの鍵屋さんがいます。
なので僕から直接、管理会社や不動産屋に営業をかける事はありません。
僕が営業をかけるとすれば、管理会社では無く、鍵屋さんの方です。
鍵屋が鍵屋に営業をかける。
「御社の仕事の邪魔はしませんが、もし雑務のご用命があれば、いつでも呼んで下さい」ってね。
それならば、その鍵屋さんも助かるし、僕もお仕事が頂けるので、円滑に義務が遂行出来ます。
大切なのはここからです。
その現場で、最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。
たまにこのブログでも書いていますが、鍵屋さんからの推薦を頂いて出動する事があります。
例えば「当社では防犯サムターンの解錠は業務外なので、お願い出来ますか?」とか、深夜に「営業時間外なので、対応して頂けますか?」など。
要するに、その鍵屋さんより、高い技術と信頼性を要しなければならないのです。
そんな事をやっているうちに「ついでにコッチの鍵交換も頼むわ」みたいな仕事が回って来ます。
ある業者さんからは「もう君に全部頼むわ」と言って頂けました。
あくまで、横領的な営業はかけていませんよ。
僕はこれを「スリップストリーム戦略」と呼んでいます。
「スリップストリーム」とは、カーレースやマラソンなどで使われる技です。
トップの後方に付き、風の抵抗を利用して抜き去るテクニックです。
レースをやっている人は分かると思いますが、トップの後方に付くと、抜きたくなくても、抜かざるを得ないんですよね。
こっちは一定のスピードで走っているのに、トップがスピードを落としたような感覚になります。
それと同じように、こっちはスピードや技術や信頼を落とす訳には行かないので、まくります。
一切トップの走りの邪魔はせず、自然の原理を利用した、美しい技です。
従業員でもいれば、ドムのジェットストリームアタックが出来るんだけどな〜。
電話もよくかかって来るので、知っている事は全部教えます。
それでも駄目な時に、僕を呼べばいい。
そしたらお客様も助かる、レッカー屋さんの信用も上がる、僕も作業料が入る。
素晴らしい。
僕が教えたレッカー隊員さん、僕より鍵開けが上手くなった人もいます。
素晴らしい。
そしてまた僕は、君を超えてやる。
鍵の交換が増えたと言っても、突発的なお仕事なので、それが経営基盤になるようなものではありません。
ちょっといきがっただけです。
ちなみに「他社の邪魔はしない」と書きましたが、人道や商道に外れた腐れ外道に対しては、容赦なく批判して行きます。
ありのままの自分を出して、それでも尚、ご利用頂けるのであれば、それが「信頼」と思うのであります。