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お客様からの入電の際、よく言われる事があります。
「古い鍵なんで簡単に開くと思います」
結論から申し上げますと、鍵開けに古い新しいは関係ございません。
古い鍵でも難しいものもあれば、新しい鍵でも簡単なものもあります。
また、古いから貧相なもの、新しいから強固なもの、と言う訳でもございません。
平安時代に書かれた源氏物語や、日本神話の古事記の原書を読んだ事があります。
いや、読むどころか単語の意味さえ理解できない。
日本語なのに分からない。
それは、古いけど最高に難しく、美しいものです。
要するに、いつも自分達が利用し、使いなれているもの以外は難しいのです。
思想もそうです。
戦国時代の侍や、旧日本軍の兵隊は、古い考え方であり、現代人よりも劣る人達でしょうか。
私はむしろ、現代人の方が古人に学ばなければならないように思います。
特に政治家は野党を筆頭に、いつまでも税金使ってタラタラ遊んでないで、明治維新の武士達を少しは見習いたまえ。
しかし、古いものは理解するのが難しいので、現在の考え方を正しいと錯覚している。
古いから劣る、新しいから勝る、と言う考え方では、盲信的な視野の狭い人間になってしまいます。
つーかお客様、コレそんなに古くは無いですよ。
確かに鍵の構造は古いですが、だからと言って簡単に開く訳ではありません。
ん? コレ確かサムラッチ仕様と玉座仕様があったような? 違ったっけ?
人間そのものも古い新しいは関係ございません。
子供でも立派な人はいますし、大人でも幼稚な人もいる。
地球環境を保護したい人は最新のハイブリッドなんかより、ハコスカあたりの旧車の方が、よほど地球に優しいですよ。
江戸時代の銭湯なんか、普通に男女混浴ですよ。
この男女が同じ風呂に、和気あいあいと入れる、この深い人間性は、現代人には理解不能であろう。
今なんか、なるべる男女を別けるような仕組みばかりでウンザリします。
昔の人は、現代日本人のように差別だの蔑視だの言う前に「恥」を知る事で、和を重んじていたのです。
なので古いから安い、新しいから高い、とはなりません。
当店はあくまで作業内容で時間や料金が変わりますのでご了承くださいませ。
いつも温故知新の精神を忘れずにいたいですね。


