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皆さん、イモビライザーという盗難防止装置をご存知ですか?
たまにその辺でクラクションをパーパー鳴らしている車がありますが、アレはセキュリティアラームなので、イモビライザーとは別ですよ。
イモビライザー搭載車は、ほとんどの車両がメーターパネルなどに、いわゆるイモビランプが点滅しています。
中にはイモビランプが点滅していないのに、イモビライザーが搭載されている車があります。
で、今回はそのイモビ絡みで、鍵屋さんアルアルの失敗例をご紹介します。
結論から言うと、イモビは入っていないと思ったが、実は入っていて、エンジンをかけれなかった、という事案。
平成12か・・・イモビランプも光ってないし、鍵も閉まっているので、開けるついでにそのまま鍵穴を覗いて鍵を作ろう。
と、なんの確認もせずに作業開始。
鍵は15分ほどで完成。
さすが俺、仕事が早いねぇ・・・
と自画自賛。
したのもつかの間・・・
は? なんや? ツ、ツ、ツ、ツイストノブやん。
ダイハツはイモビが入っていると、鍵を作ってもイグニッションは回りません。
で当然、あれ? 鍵が回んない、となり、技術不足の鍵屋さんはここでギブアップします。
鍵を作ったが、エンジンがかからず撃沈された鍵屋さんを何人見た事か。
それはいいとして、お客様に「やっぱイモビ入ってたので、料金が倍以上高くなります」と言わないといけません。
イモビの有無が分からない時は、ちゃんと両方の料金をご説明するのですが、今回は僕の不手際でお客様を混乱させてしまいました。
さあ、イモビ地獄へいらっしゃ〜い。
ちなみに画像のECUは間違えて外した、イモビライザーとは関係ないコンピューターです。
だってちゃんと93C56ありますやん。
ハンダゴテまで引っ張り出したのに。
あ〜もうワケワカメ。
作業開始から2時間で相棒にヘルプ要請。
ダッシュボードまでバラしたのに、全然お門違いな事をやってました。
鍵屋さんでもテスターさえあればイモビライザーのお仕事は出来ると思っている人がいますが・・・
フハ、フフハ、フハハハハハ!
とりあえずハンダコーテ、コーテ来いや!!
あ、失敬。
当然、料金の変更があった時点で、お客様には再度、依頼の確認を取りますが、当初の見積もり金額から、作業の途中で料金を上げるという行為は、いわゆるボッタクリと言われても仕方がありません。
幸い現場は円満に終わりましたが、私的には失敗となります。
今回はお客様の寛大なお計らいのおかげで、また一歩前進出来ました。
感謝感激の気持ちを胸に、精進あるのみです。