私はハーフである恩恵をたくさん受けてきたと思う。
例えばどんなことか、っていうのはあえてここにはあげないけど、
音楽活動においては大きなトピックだと思う。
しかし、私が今日話したいのは「私生活」におけるハーフな自分だ。
きっと共感はしてもらえないと思うけど、私の正直な気持ちを残したい。
私は音楽活動以外でハーフであることに極力スポットライトを当てたくないと思って生きている。
とにかく私生活では目立ちたくないし、他人に私がハーフかどうかであることを気にかけてほしくないと思っている。
初対面の人に「ハーフですか?」「ご両親のどちらがどこ(国)なんですか?」と聞かれることに本当にうんざりしている。
このご時世知らない人に個人情報を教えたくない。そもそも、知らない人との会話が結構苦手である。
でも多分答えないと「変な空気」になると思う。そう思い込んでいるからいつも明るく会話をこなしてしまう。
ここまで読んでいる人の中で「そんなことくらい答えてあげなよ」と思う人もいるでしょう。
でもイヤなものはイヤなんです。
私生活の接客サービスの中で「なんだかなあ」と思うことがある。
最近あったのは美容室。
家の近くで前髪カットをしてくれるところを探したところ、ネットでヒットした店があった。
今後も末長く利用するかどうかは決めておらず、臨時でお世話になることに。(いつもは友達に切ってもらっている)
ネットから予約して当然個人情報も入れた。
入店して5分くらいで担当の方が「ハーフさんですか?」と聞いてきた。私はその時点ですごく残念に思った。
「美容室なんだからコミュニケーションは必要でしょう!」って思う方もいるかもしれないけど、本名も入れてるんだから汲み取ってほしいと思ってしまった。(求めすぎなんだろうけど)
居酒屋でメニューを注文した時の話。
「生1つ!」とか「枝豆ください」って言葉が違和感なのか「お姉さんハーフ!?」と聞かれることは多い。
かなりラフな感じで飲んでたのに一気に冷めてしまう。知らない人に話したくない!!!!
(相手が悪気ないのはわかってる)
また、整体に行った。
4回目くらいの利用で私は身構えてしまった。
担当の男性整体師に「髪の毛切りました?」と聞かれ、そこから会話が始まってしまった。そもそも整体で会話はしたくない。
「前から思ってたんですけど・・・」その次にきたのは「〇〇さん(私の苗字)ってハーフですか?」
キターーーーーー
そこからはいつもの流れだったけどその後に、「ハーフの人って綺麗ですよね」とか「可愛いですよね」と話が逸れはじめた。
「そうっすかね」とボーイッシュを意識して返した。自分なりの心のガードなのである。
「ハーフで可愛くない人見たことないし、髪の毛もやっぱり似合ってますもんね」「モテなかったことないんじゃないですか?」と意味不明なことを言われた。結構ヤバい発言だと思ったがスルーしようと思った。
これから50分くらい体を触られるのに気分が落ち込んでしまった。
というかちょっと怖くなって帰ろうか悩んだけど私にそんな勇気はなかった。
↑この件に関しては「ハーフ」どうこうというよりその人の接客に問題があったと思う。(悪気はない感じだったけど)
自分にしか感じない「めんどくさい」話があるわけなんです。
興味持ってもらえるだけいいだろ!!!
もちろんそれはわかってる!音楽活動においてなら!!!
でもあくまで、あくまで「私生活」ってところをわかってもらいたい。だって私生活で会う人に対してバンドマンとして接してないわけだし。音楽活動は「知ってもらいたい」「興味を持ってほしい」と思っているからもちろん聞かれたら話すし、自分からも説明する。
それに関しては何も嫌だと思ってない。けど、私生活は違う。知らない人に、私のことを知ってほしいなんて思わないし、興味も持たれたくないのである。
わがままかもしれないけど嫌なもんは嫌なのである。
っていうか悪気なかったら何聞いてもいいわけーーーーーーー!?
そんなに難しいことかなあ。容姿について触れる方が今の時代トラブルが起こるでしかないと思ってる。
まあ、もうさすがに慣れてるんだけどね。
アディオス。