私が鮮明に覚えてる怖い映画といえば、
5歳くらいの時に観せられた
Xファイル
エルム街の悪夢
ポルターガイスト
エイリアン
プレデター…etc...
父はちょっと頭のネジが足りないので、
幼い子供に何観せてんだよって思うけど、
私に刺激的な映画をたくさん観せた。
理由はわからない。
今でも母に「あれはどう考えても親としておかしい」と言って父を責められている。
私もそう思う。
小学生になっても、父は相変わらずリングシリーズを「観ようぜ!」って言ってきたりして、私はホラー映画の世界にだんだんと蝕まれていった…。
中学生になると拍車がかかって一人でレンタルビデオショップに行くのにどっぷりハマった。ホラー映画コーナーだけなんだか雰囲気が違うようなして、浮いてる感じがして逆に心地よかった。学校がつまらなかったから余計に映画の世界に浸かった。
ちなみに私は、今はもう潰れてしまったレンタルビデオショップの店員に「キャリー」というあだ名を付けられていた。
ある日のこと、
「キャリーまた来たよ、今日は何借りるんかな?」
「どうせホラーでしょ」
と二人の男性店員の会話が聞こえた。
私は以前借りたことのあるホラー映画をもう一度みたいと思ってレジに持っていった。すると、客のレンタル履歴がみれるのか、
「お客様、こちら以前にもお借りしているみたいなのですが…笑」
と、くすくす笑いながら確認してきた。
「いいんです」
こいつら呪ってやろうか?なんて当時は思ってたかもしれないが、今ではいい思い出だし、さすがビデオ屋の店員、センスのいいあだ名を付けてくれたと思うわ。
ちなみにキャリーはリメイクされてるよ♡
映画を観てるときは、なんだか浮世離れしていて、余計なことを考えずに済んだのかもしれない。
ホラー映画は特に緊張感があるから、余計に集中できたのかもしれない。
よく、どら焼きと牛乳を片手にホラー映画を観ていた。それがなによりも幸せな時間だった。
まあ、アレだと思う。
ホラー映画を観るきっかけになったのは、紛れもなく父の影響ではあるけど、そのあとはなんだかうまくいかない人間関係から現実逃避したかっただけだと思う。
そんな、簡単な理由だったと思う。
前になんかのインタビューで、
「何故そんなにホラー映画が好きなんですか?」って聞かれて、変わった回答をした方がいいと思ったのか、「学生時代いじめにあっていたんですけど、人が次々に殺されるシーンを観ると、自分はこの映画の中の人たちよりは安全な場所にいるんだなぁと思えるんです」
と私は応えた。
インタビューがものすごく引いてたのを思い出した。
まあ、分かる。キモいもんな。
ってなわけで、大人になった今、
ホラー映画が好きだ!って叫んでたらホラー映画専門雑誌のコラムを書かせてもらえることになったり、
YouTube始められたり、
友達から「〇〇って映画は面白い!?」って聞かれるようになったりと、楽しいことが多い。
観続けてきてよかったな、と思う。
これからも、まだ見ぬ作品に出会うまで観続けるぞー!
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