こんにちは、男女J-pop/フォークデュオ、HONEBONEのVo.担当高円寺系ハーフのEmilyです。

カラコンで遊んでる暇はあるくせに、
大事なメールは後回しにしているポンコツはこの私。



先日放送だった、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!」

をやっと、録画にてみました。



私が見たかったのは、南海キャンディーズさんの回だったんだけども。
もう、こっからは、自分の言葉で書こう。
失礼ですが山ちゃん、と、しずちゃん、と書かせてもらいやす。


私は南海キャンデーズのネタをしっかりと見てみたことがない。芸人コンビとしては、ノーマークでした。2004年くらいのM-1のイメージは強いし、個々の活動がとっても目立っていたから、お二人が揃ってテレビに出られている記憶があまりなかった。


それが、お互い共演NGを出していただなんて、この番組を見るまで知りもしなかった。


ちなみに、私は個人的に山ちゃんという芸人は好きだ。山ちゃんがデレビで毒舌を吐きながらも、きちんと番組の進行を手伝っている(もはや回している)のを見ると、ため息が出る。
なんだ今のツッコミ、なんだ今の言葉のセンス、チョイス、タイミングは…キモいと言われてるんじゃない、自分で用意して言わせたんだと思うと、全部が山ちゃんにコントロールされて、動いているように見えた。(安田大サーカスのクロちゃんにも思うことだけど…あれはどっちだ、、)

テラスハウスも、副音声付きで見るのが好きだ。
視聴者が思っていることをきっと誰よりも的確に、包み隠さず代弁してくれるのは山ちゃんだけだ。
まことに恥ずかしいけれど、テラスハウスでの山ちゃんのコメントに「私もそう思う」と、月並みな感想を浮かべつつ、「考え方が似ているかもしれない」と思ったことが何度もある。
山ちゃんの言葉選びは、わたしには「毒舌」だとは思わない。だって、私もそう思うし同じような言葉選びをしたいと思っている節があるから。
あんなにセンスがいい言葉はすぐには出てこないけどね。まあ、人を敵に回す機会はグンと多くなるだろうけど。。
テラスハウスの話が長くなってしまってなんだかミーハー感が増すけど、なにより、テラスハウスでの山ちゃんのツッコミの量に毎度驚く。発言の量。
共演者の方々が映像に見入っている間に、山ちゃんはたくさんの言葉を発する。それを拾って「言い過ぎだよ!」というタレントさんもいれば、「わかる!!」と共感する方もいる。もちろん、その大半は無視されることの方が多い。でも、山ちゃんはツッコミを続けるんだよな〜。ずっと仕事してるんだよな〜。だから、山ちゃんの頭の中はどんなふうに回転してるんだろうか、と不思議になる。
映像もしっかり見てるからなー。

私はお会いしたこともないけど、なんとなく、
山ちゃんは、頭が良すぎるせいで、ずっと焦ってきたんだと思う。もしかしたら、孤独感もあったのかもしれない。周りと比べては、絶望したり、本人は嫉妬心が強いと言っていた。

頭が良すぎて周りの人が理解できないような思考が巡り、もっと違う次元で物事を捉える。
それって、ずっと戦闘態勢みたいな感じなのかなあ。理解されないだろうし?

コンビ仲も絶望的で、
漫才もうまくいかない中、引退を考えた山ちゃん。それを引き止めたのは、千鳥・大悟さんをはじめ、周りにいた方々だったそうだ。

起死回生をするきっかけとなった千鳥さんとのお笑いライブの話にはグッと来るものがあった。音楽界にはなさそうな、お笑い界ならではの人情にあふれた空気感なんじゃないかと思った。あと、男らしい感じ?


「これでもお笑い辞めるんか?」



って、千鳥大悟さんの言葉には、痺れちゃうよな〜。



話変わって
スッキリ!という朝の番組朝がある。

スッキリ!では、山ちゃんは「天の声」という名のナレーションをやっている。
あれもすごいんだよな、空気を読みながら喋り出さなきゃならない。いつもスタジオ生演奏ライブの後にスッと入ってくるナレーションには脱帽。出演者が感動やら、挨拶やらをしている中で、ナレーションは進行しなければならない。空気を読む極みだ。

加藤浩次さんは、私から見るとちょっとこわくて、破天荒なイメージ。その場の空気を壊したらマズイかも、、なんて思いながらナレーションするとしたら、結構なスキルがいると思う。

だけど山ちゃんはそこにもうまく入っていく。
ちょっとウザがられたり、無視されたりしながらも、スッと入ってくる。


最近は見る機会が減っちゃったけど。


男女コンビがあまりいないからと、一発逆転を狙った山ちゃんは力ずくと、頭脳の二つを使ってしずちゃんを手に入れた。山ちゃんは人に多くを求めるタイプ、しずちゃんは受動的なタイプ。

ギスギスした時間が長く続いた中で、
「私は山ちゃんに拾ってもらったから私から解散とは言えない」
という、しずちゃんの言葉にも痺れた。

コンビ愛の極みみたいなもんじゃのう。


まあ何が言いたいかって、長くなったけど、
男女コンビ最高!って思うし、(ゆにばーすとかね)南海キャンディーズがとてもカッコよく見えた。そして、近年山ちゃんの顔に余裕が出てきたように感じるのは(かっこよくなったように感じるのは)しずちゃんとの氷のような関係が溶け出したからなのか。


後付けだけどさ〜。


売れてる人には、売れている理由が必ずある。
山ちゃんはずっとずっとお笑いと向き合って、にらめっこをしている。その成果が今なんだと思った。私はすぐ人に対して嫌悪感や、怒りを感じてしまって、思い返すと失ってきたものは多い。
けど、もうなんとなく、後に引けない場所まで来てしまった気もして、このまま自分を磨くしかないとも思っている。芸を磨くんだ。

最後の方で、山ちゃんが泣きながらしずちゃんに謝り、感謝を伝えるシーンはもらい泣きしてしまった。私の文章はとっても浅はかなんだけど、もらい泣きしてしまった。大の大人が、時が経ちすぎてしまった中で改めて謝罪と、感謝を伝えるのは容易なことではないと思う。

最近芸歴12年目の私たちも、ありがとうと、ごめんなさいはちゃんと言おうというルールを設けたくらいだ。

ライブに向かう途中の長距離運転や、ガソリン入れのちょっとした事を当たり前だと思ってしまったら、お互い心が離れてしまう気がして、そういうルールをここ最近作った。


それが今の私達をつないでいるのかもしれない。
撮影者:万里慧


まだまだや、まだまだやることはたくさんあるぞ。そう思ったね。



今後もこういう、バラエティ番組を見て思ったことをブログに好き勝手書きたいと思う。
読みたくない人はどうか読まないで。