長距離を終えて



★「思考が先、現実はあと」

一般的には「引き寄せの法則」とも近いけど。

自分が考えたとおりに、現実は創りだされる。

不安に思えば、不安な現実を引き寄せてしまう。

お金に不安な人は、どんどんお金に不安な状況を、自分でつくりだし、

健康食品に極端に気を遣う人(潜在的には、今不健康という認識)は早くに病気になったりして、

「こんなに気をつけているのに、どうして?」という事が実際にある。

「○○したら、どうしよう?」と不安を持ち続ける思考を切る、

この1年、普段から意識しているので、成果が出たと思う。

時間的に、気象的に、交通的に、一歩間違えば事故・大怪我の場面はたくさんあるのだけど

「五体満足で必ず家に帰る」と強く決めていたので、

そのための判断を無意識にくりかえして、

結果的に望む現実(家に帰って、ビール、お風呂、爆睡)を自分で創りだした。大成功!


★文明を走るか、自然を走るか


※国道1号線は、海沿いのルート

港があり、製品を輸出入する船が往来する。

コンビナート・工場が海沿いに集まるのはこのため。

労働者が集まり暮らしが出来て、生活インフラも発達。

物流トラックと通勤車両で交通量も多くなる。

時間に迫られた目的の車が多くなり、流れも早い。

標高は低く、気温は安定

ガソリンスタンド、コンビニなどはたくさんある。

天候不良時も一時退避場所はたくさんある。

万が一の警察対応、緊急車両到着は比較的早い。


※国道19号は、山沿いのルート

山間部の谷間を縫うような道。

農村が多い。

役所周辺、主要駅の周りに企業のオフィスができ人口が集中するから、物流トラック、車とも少なめ。

渋滞も無く、流れがスムーズ。

ガソリンスタンドやコンビニは少ない。

街灯がないので夜は危険。

雨や雪になると危険。

標高が上がると寒い。

乗り越える壁「文明」と「自然」の両方を、行きと帰りで楽しめました!


★霧

「朝靄でも、日の出に出発し、だんだん晴れてくる」のが気持ち良い出発。

夏なら良いけど、6時まで暗いこの時期に、3時半から山間部を走るには危険。

バイクは明るい時間帯に乗った方が良いです。

霧は、一定量の水蒸気と、気温の低下があって、空気を撹拌する風が無ければ発生する。

早朝に向けて一気に冷え込んだ場合は、大気中の飽和した水分でミストサウナのような視界に。

日が上ると太陽光で水分は蒸発し霧は晴れる。


★縦縞の舗装(グルービング工法路面)


排水アップ、ハイドロプレーニング防止、路面凍結防止などの効果が期待できスリップ事故を未然に防ぐ

自動車にとって有効でも、バイクのことは全く考えられていない「危険な道路」

よりによって、繊細な操作やバンクが必要な急勾配のコーナーに多い。

バイクだと、氷の上を滑走しているような間隔になり、適切な運転操作は困難。

視界不良だと、突然、運転感覚が悪化するので危険。

安全に走行するための対策は無くて、見つけたら減速して「ゆっくり」行くしかないけど、

事情を知らない四輪に車間距離を詰められて、やっぱり危険。

黒い路面があったら、とにかく減速。それしかない。

視界不良の中の、「縦縞」はとにかく恐怖。


★ガソリンスタンド

中山道のガソリンスタンド事情は、千葉県の南房総と変わらず。

地方全般だけど、ツーリング時は燃料計が半分になったら給油する。

17時閉店のお店が多いから。

※スタンドは、地元住人向けに営業しているので問題は無く、バイトを雇ってまで営業時間を延長すりニーズは無い。観察してると、感じる。

通過するスタンドの看板を確認したけど、「朝は、平日7時から、休日8時から」ばかり。

給油すればわかるけど、フランチャイズ店で、オーナーさんが老夫婦、2代目の息子40~50代のところが多い

高度経済成長期、自動車が増え始めた頃に、地主さんが(農業から職業変え)で開店したと見える。(初期の投資費用を考えると)

かつては儲かったかもしれない。けど今は。

限られたホールディングカンパニーだけが大幅に利益を上げて、小売店を絞り上げ、一般ユーザーにも値上げで負担増。

小さなスタンドは、建物の仕様などからパッと見「築50年」くらいのところが多い。

薄利の中、設備更新をするかどうかは個々の判断。

地方では廃業する小さなスタンドは、今後増えると感じる。

電気化の推進と合わさって、10年後20年後のバイクツーリング事情は、想像できないほど変容するかもしれない。

今を楽しむしかない!

インフルエンサー情報

↓絞り上げ!ガソリン業界(ピラミッド構造)



↓合併など、メーカー違っても全て中身は一緒。業界(闇?)事情




★中山道の宿場町

過去にツーリングで観光した宿場町は

「馬籠宿」



「奈良井宿」


暮らし、建築、童歌の意味など、観光スポットのガイドで知る事には、感動がたくさん!

江戸建築は「壊れた箇所を部分的に補修できる」ような設計。

古い街並みがずっと残っているのは、

「長く大切に使う」思想なので、今の消費社会とは逆行する。

「人が基準か、カネが基準か」

「ホッとする」のは、人を大切にしているのが町全体から伝わってくるから。

鉄道の駅などは大手ゼネコンが元請になるので、建築設計は同じで、どの駅もだいたい同じに見えるのだけど、宿場ごとに特徴があって面白い。

自動車が出来てまだ200年ほど。

大昔の人は歩いて旅をしていた。

財力があって急ぎの、武将などが馬に乗って移動。

馬での移動なら、落馬して死傷するリスクも大きい。

自動車文明は、歩きの昔に比べれば「瞬間移動」の早さで目的地へ行ける。

反面、9馬力のアドレス125なら、昔の武将の9倍!の移動リスクを背負っている事も自覚が必要。

ナビ不正改造でTVを見ながら、スマホを見ながら、信号待ちの運転手がゲームをしている。。。。信号待ちなど、バイクからは車内が良く見える。

それも踏まえて、バイクに乗り続けるために。。。思うところがあった。


★原付で長距離走ること。。。

これは、住んでいる地域によって全く違ってくる。

渋滞の無い地方都市からなら、天気の良い日には最高だと思うけど、

東京からの脱出ならある程度、旅の日数も必要。

千葉なら、「南房総」などで、普段スルーして通過してしまう景色を、細かく再発見するのが一番楽しい走り方と感じる。

千葉市の主要幹線道路で60km/hで走り続け、走った距離を、かかった時間で割ると、平均速度は30km/h。

混雑エリアは、さらに遅くなる。

無限に信号機が存在する一般道での長距離は、旅の日数に余裕を持たせたい。

「バビューン!」と「てくてく!」の旅の差は、見える景色が全く違うので、時間的余裕があるなら、どちらも楽しい。


今回は「限界を試す」ことになってしまったけど、

次は、余裕もって、快適に、気持ちの解放感を楽しみたいです。



四国・九州ツーリング、
大型バイク、高速道路使い放題
9泊10日で、走行 1212km

対して、

プロジェクトA
原付バイク、一般道のみ
2泊3日で、走行 920Km

全く違う性格の旅を、
同時期に楽しめました~!


旅の目次