1948年(昭和23年)6月28日
福井地震(ふくいじしん)
今年正月の能登半島地震前の 北陸大地震は、
1948年(昭和23年)6月28日午後4時13分頃に
福井県嶺北地方北部(福井市の北北東約10 km、
現在の坂井市丸岡町付近[10])を震源として発生
した地震である。地震の規模はマグニチュード7.1
で、福井市では当時の震度階級としては最大の震度
6を記録した。
あのときは「夏」だったが今の寒さは大変だと思う。
概要
1945年(昭和20年)7月の戦災(福井空襲)からの
復興途上にあった福井市を直撃した都市直下型地震
である。福井平野のほぼ全域に甚大な被害をもたら
し、隣の石川県内の被害も合わせると、死者は3,769
人、負傷者は2万2000人以上、全壊した家屋はおよそ
3万6000戸に上った。最も被害が大きかったのは、
福井県坂井郡金津町(現あわら市東部)、丸岡町およ
び春江町(現坂井市南部)、吉田郡森田町(現福井市
北部)、各町のほぼ全戸が倒壊した。震央からやや離
れた福井市内でも家屋の全壊率は79.0%、被災地域を
流れる九頭竜川水系の堤防が地震による被害を受けた
上、地震の約1ヶ月後の7月下旬に上流部で記録的大雨
が降ったため、堤防が決壊するなどして水害が発生し、
複合災害を引き起こした。
福井震災は、関東大震災(大正12年/1923年)に次ぐ
大震災であった。わずか3年ほどの間に戦災、震災、
水害と度重なる災害に見舞われ、福井市街は灰燼に帰
したが、その度に市民たちの不屈の気概と不断の努力
によって不死鳥のように蘇り、力強い復興と発展を遂
げたことから、福井市は市民憲章で「不死鳥のまち」
を宣言している。