2月7日に最終回となりましたが、東京五輪も1年延期したの
だから この「麒麟がくる」もこのまま 今年いっぱい延長
したら・・と思うのは私だけか?
最終回は なんとなく 急いで終幕した感がいなめない。
■2011年~の大河ドラマ
2011 江~姫たちの戦国~ (平成23)年1月~11月 上野樹里(江)
2012 平清盛 (平成24)年1月~12月 松山ケンイチ(平清盛)
2013 八重の桜 (平成25)年1月~12月 綾瀬はるか(新島八重)
2014 軍師官兵衛 (平成26)年1月~12月 岡田准一(黒田官兵衛)
2015 花燃ゆ (平成27)年1月~12月 井上真央(杉文)
2016 真田丸 (平成28)年1月~12月 堺 雅人(真田信繁)
2017 おんな城主 直虎 (平成29) 柴咲コウ(井伊直虎)
2018 西郷どん (平成30)年1月~12月 鈴木亮平(西郷隆盛)
2019いだてん~東京オリムピック噺 阿部サダヲ(田畑政治)
2020 麒麟(きりん)がくる (令和2) 長谷川博己(明智光秀)
2021 青天を衝(つ)け(令和3)年1月~ 吉沢 亮(渋沢栄一)
2022 鎌倉殿の13人(令和4)年1月~ 小栗 旬(北条義時)
この10年見ると「戦国ー近世」 をかわりばんこに描いている。
戦国で視聴率を稼ぎ、近世で視聴率が落ちる されはとて
「戦国」ばかりやってるわけにはいかない・・ということか。
「本能寺」は いつ見ても 謎 である。今回はどうだったか。
<NHKにしては 俗説をとりこんだ 本能寺の変>
■今回開始早々、光秀の決起につながる「動機」が数多く盛り
込まれた。家康の接待役に指名された光秀に、信長が「膳が違
うぞ!」と叱責する。さらに、信長は追放後に毛利家のもとに逃
れた足利義昭について、「将軍を殺せ」と迫った。
また 秀吉が 「本能寺の変」を事前に知っていたような設定と
なっている。
■「本能寺」はいまひとつ
過去、大河を含めてさまざまなドラマ、映画、小説などで描か
れた本能寺の変。有名なセリフといえば決意を固めた光秀の
「敵は本能寺にあり」だ。 このセリフは開始から26分すぎ、
光秀が重臣と向き合う場面で出たが、「わが敵は本能寺に
ある」「その名は織田信長と申す」と静かな言い回しだった。
本能寺で光秀の謀反を知った信長の「是非もなし」という
有名なセリフも39分すぎであった。全体的に「サラリ」とし
た演出だった。
■突然の「天海説」
最終回では光秀の「その後」を深く描かないまま、52分
すぎ「本能寺の変から三年後」の字幕が出る。足利義昭と面会
した、光秀を見つめ続けた駒という女性が、光秀が生存している
噂があることを口にした。
馬で駆ける光秀の映像が流れ「完」の字幕が現れた。
光秀は山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、落ち武者狩りにあっ
て果てたとされている。一方で、生き延びて家康の側近、
天海になったという俗説がある。この説を匂わせたまま物語
は幕を閉じた。
こういう「俗説」をに臭わせるのはNHKでは異例ではない
だろうか?=>続編の臭いがプンプンする。
番組公式ツイッターは放送終了後、光秀を演じた長谷川
博己さんの動画メッセージを投稿した。長谷川さん自身も
光秀生存の期待を口にした上で、「ぜひ皆さまからのコメント
をいただきまして、番外編でまたお会いできたら」「このあと、
どうやって光秀は江戸幕府をつくったのか。それができたら
僕も幸せです」とあいさつしている。