誰かが流したデマが元で このコロナ騒動の
「マスク不足」に続いて「トイレットペーパー」の
品薄騒動になりました。「トイレットペーパーの
品薄」といえば 今から47年前にもありました。
そのときは高度成長がSTOPしたのと同時
進行でおこりました。
1973年(昭和48年)10月16日、第四次中東戦争を背景に、
中東の原油産油国が、原油価格70%引き上げを決定したた
め、当時の田中角栄内閣の中曽根康弘通商産業大臣が
「紙節約の呼びかけ」を10月19日に発表した。このため、
10月下旬には「紙がなくなる」という噂が流れ始め、
同年(S48年)11月1日午後1時半ごろ、千里ニュータウン
(大阪府)の千里大丸プラザ(現:ピーコックストア千里中央
店・オトカリテ内)が、特売広告に「(激安の販売によって)紙
がなくなる!」と書いたところ、300人近い主婦の列ができ、
2時間のうちにトイレットペーパー500個が売り切れた。
その後、来店した顧客が広告の品物がないことに苦情を
付けたため、店では特売品でないトイレットペーパーを並
べたが、それもたちまち売り切れ、噂を聞いた新聞社が
「あっと言う間に値段は二倍」と新聞見出しに書いたため、
騒ぎが大きくなり、騒動に発展した。
ある卸し売り商店では、買い溜めに走った主婦が、従来は
一般商店向けに卸されていた段ボール箱にはいったまま
の大きなパッケージ単位で買い漁った事から、一般商店が
仕入れる商品まで品不足となった。このような連鎖的現象
により、最初の内こそ楽観視していた人までもが、実際に
店頭からトイレットペーパーが消えたため確保に走ったと
いい、小売店では、店頭にトイレットペーパーが並ぶや否
や客が押し掛け、商品を奪い合う人すら見られた。百貨店
では、余りの混雑ぶりに、トイレットペーパー販売のたびに
迷子も多数発生した。
というようなことでした。うちの嫁も 何やら買いだめしてま
したが、私の個人意見ですが 「なんでトイレットペーパーが
なくなったらそんな問題が起こるのか?」インドて長期滞在
した経験から言うと「トイレットペーパーなくてもなんとかなる」
インドの通常のトイレ(大)には ペーパーなんかおいてい
ない。バケツに水をためてある 最初は不思議でしたがこれ
を 左手ですくって ウオシュレットと同じ原理で洗浄する。
(だから 食事では左手は使わない)
1973年(S48年)当時は まだ「ウオシュレット」は発売され
ておらず(TOTOの発売は 1980年)1990年に 20%
だった日本での普及率も 2018年には 80%を超える。
何を 言いたいかというと「もし、もしも 本当にトイレットペーパ
ーが 切れても」 ウシュレットのある 便座で用をたせば
トイレットペーパーがなくとも「なんとかなる」ということです。