S40年栄光のチャンピオンベルト 1,611,000円で落札 | HONDAのブログ

HONDAのブログ

ブログの説明を入力します。

豊登道春といえば、日本プロレスで力道山のパートナーであり、力道山亡き後、

短期間ではありますがエースと社長をつとめたレスラーです。

その豊登がプロレスラー生活で唯一戴冠したシングル選手権といえば、

力道山一周忌記念興業の1964年12月4日、東京都体育館でザ・デストロイヤー

を破って奪取したWWA世界ヘビー級選手権です。

WWAといえば、タイトルを巡るゴタゴタがいろいろ語られていますが、

21世紀の先日、そのチャンピオンベルトがヤフオクで落札しました。

栄光のベルトの落札価格は 1,611,000円。

 

WWA世界ヘビー級選手権について簡単に振り返りますと、

力道山は、USAで最も権威のあるNWAでは相手にしてもらえない

と考えその分派の西部(ロスの)団体、NAWAとの関係を重視して

いました。NAWAというのは、一応、複数の団体のアライアンスと

いう体裁になっていましたが、現実に使われたタイトルの

名称はWWA(ワールド レスリング アライアンス)です。

それで、力動山は、S37年フレッド・ブラッシーを破って

WWA世界ヘビー級選手権を取り、しばらくタイトルを巡る抗争を

繰り広げていますが、その間、自分のインターナショナル

選手権は休眠させています。そして、現在、東京大田区池上

にある池上本門寺の墓には、

「元WWA世界ヘビー級チャンピオン」と刻まれています。
お手盛りのインターナショナル選手権よりは、アメリカの

テリトリーに実在した世界タイトルを取ったことのほうが

名誉なことだったのでしょう。

力動山の死後、一周忌記念興業で今度は1964年12月4日、

東京都体育館にて豊登道春がザ・デストロイヤーからWWA

世界ヘビー級王座を奪取します。たしか、まだ力道山の

敬子夫人が社長の頃で、 力道山の後継者は 豊登と

満天下に示す結果を画策したわけです。
しかし、WWA世界ヘビー級選手権は、ロサンゼルスでは

移動していないことになっていて、もう一つのベルトを使い

デストロイヤーからペドロ・モラレスを経てルーク・グラハム

がチャンピオンとなっていきます。


そこで、豊登が乗り込んでいって、いったんは勝って2本の

ベルトを巻きましたが、

(下のベルトが 今回のオークション品 上のベルトは

 WWAの崩壊まで使われた 新ベルト)

結局はS41年の1月豊登の日本プロレス追放とともに 

王座はWWAに返上。

しかし ベルトは日本に残っていたようで その、
豊登道春が巻いたベルトがヤフオクで落札したのです

長い前置きになりましたが、該当ページは下記です。

http://page19.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x463544622

ベルトの写した画像が大きく掲載されていますが、傷や汚れ

などがリアルです。これは、マニアだったらほしいでしょうね。

筆者は このベルトのデザインが大いに好きですアメリカ

の地図には だいたい「日本」は乗っていないが この

ベルトには 右の端に ちゃんと「日本」が乗っています。


ただし、もうオークションは落札済みで完了しています。
それが、タイトルに書いた1,611,000円です。

 

160万円が 高いか安いのか

(たぶん製造原価は 30万程度でしょう)

しかし あの当時の 「よくやった豊登 WWA世界チャンピオン」

という大阪スポーツの 見出しを覚えている当時のファンと

すれば 相応の価格かもしれません。