古いプロレスのビデオを見ました
S49年 大巨人といわれた アンドレ・ザ・ジャイアント
が 新日本プロレスに初来襲し 猪木、坂口と
初対決というビデオですが、そのころ小僧だった
自分は 「猪木 対 アンドレ」にばかり気がいって
おり 坂口征二(坂口憲次の父)とアンドレの試合
の印象がなかった。当時 柔道をがっちりやった先輩に
世間は「ブラジルでコーヒー栽培してた猪木や」
「野球くずれの おばけの馬場」なんかをちやほやしてるけど
メキシコのオリンピックで柔道があれば 金メダル候補だった
明治大学柔道部で「血のしょんべん流して地獄の稽古」を
たえぬいて 柔道日本一になった 坂口が 本気でやれば
一番強いのにきまってる。云々と 何度も聞かされた
しかし TVで見る限り 猪木が強い(ように)見えた。
今 ビデオで見直してみると 怪物といっていい A・ジャイ
アントが マジで互角に わたりあってるのは「猪木より坂口
だな」と 改めて感じます。
プロレスに「強さ」や「勝負の結果」なんてのは 誰も関心は
ありません。ところどころで見せる 攻防での 実力を
どう感じるか ということですが 「坂口征二 は 本物」と
いうこと 坂口のすごさを 再発見した次第です。
ついでに 最後は巨人症で 背が伸びつずけ 46歳という若さ
で 死んでしまった Aジャイアントですが このころはまさに
全盛期で しっかりしたレスリングもできる状態でした。とにか
く そういうAジャイアントと 遜色ななく対戦してる坂口は
プロレスラーとして 本当に正当な評価をされていたか?
疑問です が 今のプロレスを見るにつけ 坂口VSジャイア
ントの古きよき 時代がなつかしいです。