質問】フリーで仕事をしてるが希望額を言えない

フリーで仕事をしているのですが、未だにお金の話（価格設定）が苦手で、つい格安で引き受けてしまい、時間ばかりかかり、稼げていない現実に辛くなります。
お金を稼ぐことは大変だという思考がしぶとくなかなか抜けず、希望の金額を伝えることに対して「申し訳ない」が発動してしまいます。
自分も嬉しい金額で、ゆとり持って受注するための心得を教えていただけませんでしょうか。(＞＜)

理解することが２つあっての。

１つは、「お金を貰う事は相手の富を奪うことではない」と言うことだ。

むしろ「相手の富を増やしてる」ことに気付こうねってことだ。

何度かブログで書いてるから知ってる人も多いと思うけど、お金が発明される前は物々交換だった。

俺が漁師で魚を持ってるとするじゃん。

「今日はキノコが食べたいな」と思って山に行くのは面倒じゃん。漁で疲れてるし。

そこで木こりの友達に「なぁなぁ魚余ってるからキノコと交換してくれない？」って聞いたら「マジー、俺今夜魚食べたかったんだよ。キノコ余ってるからOK！」と言う会話が成立する。

お互い海や山に行かなくても、良い食材が手に入ってめでたしめでたしなんだな。

労力をかけることなく富が手に入った。

さらに相手を思って「氷漬けの魚にしたから新鮮だよ」と言えば「今日はマツタケ取れたからマツタケと交換しよう！」と更に富が増す。

この物々交換をより効率的にしたのが「お金」だ。

お金が発明されてから、人類は飛躍的に富を作り上げた。

そう。自分のサービスや商品が良いものであれば、相手の富を増やすことになるのさ。

相手は支払った金額よりも、大きな富を手に入れたのさ。

相手が同じ富を手に入れようとすると莫大な労力がかかるけど、自分だと最小限の労力ですむ。

この「労力格差」によって富が発生するんだよね。

だから自分のサービスをどうやったら最小限の労力で最大限の富を作り出せるか？を考えていくのが良いのさ。

これをまず理解する。

２つ目は、支払いの良いお客さんほど、良質なお客さんが多いってことだ。

お金を渋ってくる人よりも、気持ちよく払える人の方がいろいろ面倒なことが起こらない。

これは２０年前ゴルフ会員権の仕事をしてて、めちゃめちゃ痛感したのだけど高額な会員権を買うお客さんの方がトラブルは少ないし、他のお客さんを紹介してくれた。（もちろん、それ相応の接客は必要だけどね。高額な会員権を買わないお客様も、もちろん素晴らしい方はいらっしゃったけどね。あくまでも割合の意味として。）

例えば一般的な価格の車を買ってスグに故障した場合、まぁお客さんは腹立たしく思うよね。

約束の納期まで直せないと、怒る人は多いだろう。

だけどフェラーリが壊れると「まぁそんなもんかな」と腹を立てることも少ない。

修理の納期が遅れても、まぁそんなに怒らない。

クルーザーになると、修理が遅れることの方が多いw

お客さんも「だよねー」と言って気長に待つw

高額を支払うお客さんの方が、ずっとずっと楽ちんなんだよね。

こればっかりは経験しないとわからないんだけどさ、高額を支払えるお客さんを相手にした方が、びっくりするくらい楽なんだよね。

だからね。自分の仕事にもっとプライド持って良いよ。

自分がやってることは素晴らしいって、どこまで自分で自分に理解できるか？だ。

その仕事をするにあたって、今までどれだけ人生の時間を費やしてきたのか、ちゃんと思い出して味わうのさ。

技術を上げることじゃなくて、セルフイメージを下げすぎないってことなのさ。