見積書というのがある。
仕事を受注したり発注する際、「何を」「いつまでに」「いくらで」と書かれた見積書が交わされる。
その見積書を見たときに、どんな気持ちになるだろうか?
「あー、間に合わせるの大変そうだな」
「前に高くしすぎて仕事を受けられなかったから、安くするか」
「本当はこういうのが作りたいのだけど、それだと魅力がないと思われるかもで」
などなど、歳を重ねるほどトラウマちっくな出来事を数多く経験して、気がつくと小さく小さく見積もったり無理をしてしまう。
この見積書
相手に対してだけじゃなくて、自分自身に対しても常にやりとりしている。
自分が「何かをしよう」とするとき
自分対自分間で「見積書」が交わされているんだよね。
どんどん妥協していき、歳を重ねるほど妥協が膨らみ、小さい見積書が交わされてしまう。
自分と自分に交わされた見積書をみてワクワクするだろうか?
気分がはしゃぐだろうか?
本来見積書というのは、この世界に存在していない新しいものをこれから作るぜ!という宣言書みたいなもんだ。
それはクリエィティブで心が踊る出来事なんだ。
まだ誰も体験していないことを、誰よりも先に体験できるんだ。
常に自分の制限を超えた出来事なんだ。
俺もつい臆病になり、制限内で収めようとする。
だから、自分の規格外の人にガンガン会いに行ってる。
自分の制限を超えた人に会ったり影響されてみて、制限を外して行ってる。
一瞬不安だけど、果てしない自由な道が見えて心が踊るんだ。
俺も一人だと、つい自分に交わされる見積書を小さくしてしまう。
すると、現実でも自分を小さくする出来事がどんどん増えてしまう。
そして心が全く踊らない。
この見積書は未来のシナリオみたいなもんだ。
ときには大胆に、心が踊るようなシナリオを書いてみよう。
「なんでもできるとしたら?」
ちょっと頭をパッパラパーにして、オトナの思考が心を邪魔しないように、このフレーズを口ずさんで、見積書を書き直してみよう。
自分対自分の見積書だ。
どんな見積書が来てもバカにする必要はどこにもない。
残念なことに、自分で出した見積書を、自分で不採用にすることがたくさんある。
この見積書をバカにすることもある。
そして見積書を小さく書き直させることもある。
でもそれは、心が言ってることだろうか?
頭で言ってることか、ハートで言ってることか、チェックしてみよう。
ハートの羅針盤を錆びつかせないように、ガンガン動かしてみよう。
すると今までの制限や想像になかった、新しい未来がやってくるぞ。
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