テレビをつけたら年金問題をやっている。

 

コメンテイターは幅広い年代の人が出ていて、それぞれの人の前に「損する世代」「得する世代」と書かれている。

とてもわかりやすいし、キャッチーな感じで関心を引き視聴率は上がるだろう。


そして、若者と現在の年金受給者ではどれだけ不公平かを論じている。

まぁわかるんだけどさ、先人が作ったインフラを、俺ら世代は当たり前のように使ってるわけじゃん。

 

俺が子供の頃は、首都高の渋滞が激しかったし(俺がハタチくらいの頃のレインボーブリッジが出来たが、それまでは箱崎JCTの渋滞が酷かったよなー)、通勤電車にエアコンなんて無くて窓開けて走ってたし(梅雨は絶望的な車内だったw)、携帯電話なんて夢のまた夢(家電がダイヤル式からプッシュフォンになり感動し、コードレスフォンになり再び感動しまくったw)。
テレビは一家に1台が普通だった(兄弟間でのチャンネル争いの醜さを経験したのは俺だけじゃないはずだw)。
当然インターネットなんて何ですかそれって世界だ。
そーいや、俺が幼稚園の頃、東京に住んではいたがトイレは汲み取り式だったw


これらのインフラを整えようと思ったら、それは凄い費用を強いられると思うんだよね。

莫大な費用だけじゃなくて、莫大な時間もかかる。

 

先人たちのおかげでさ、俺たちどれだけ恩恵を受けているのか考えたら、「搾取されている」とか「ずるい」とか言うのはどうなんだべと思うわけさ。

 

それよりも「これだけのインフラ作ってくれてありがとう。」って先人をリスペクトする風潮を高めて、気持ち良く年金を支払うムードにしたら、年金の仕組みが爽やかに動くと思うのだがw

俺らが先人を敬う気持ちを見せていれば、それは後から続く人にも影響すると思うんだけどな。


ま、理想論かなw


ただ、怒りに任せて制度を論じるのはどうなんだろうって思うわけよ。
そもそも戦前なんて、こんな仕組みなかったわけでさ。
「不安」にフォーカスするより「感謝」にフォーカスしたほうが良いと思うんだよなー。
 
クリスマスイブくらい、与える世界を話し合って欲しいもんだw