「好きなものに囲まれて、好きなことを仕事にしている人はたくさんいると思うけど、一番は誰?」

 

と聞かれることがよくあるんだよね。

 

一番と決めるのは難しいけど、それでもすぐにお名前をあげてしまう方がいる。

 

北原照久さんだ。

 

なんでも鑑定団でおもちゃを鑑定をされているのでご存知の方も多いと思うが、おもちゃコレクターとして凄く有名で、そのコレクションの数は俺の理解を超えている。

 

宇宙ってどのくらい広いんだろう?

と知れば知るほどスケールの大きさにクラクラするのと同じで、北原さんのコレクションを知れば知るほど天文学的なスケールにクラクラする。

 

おもちゃ博物館は全国に点在し、それすらコレクションのごくごく一部らしい。

 

北原さんはフェイスブックで、そのコレクションとコレクションに対する愛情たっぷりのエピソードを添えて、毎朝欠かさず配信されられている。

https://www.facebook.com/teruhisa.kitahara

 

このコレクション、1つ手に入れるのでさえ困難なものなのに、とてつもない数をお持ちだ。

 

つまり、ものすごく願望を叶える達人で「ドラゴンボールどれだけ持ってるんですか?」と聞きたくなってしまうが、その夢を叶える秘訣はコレクター以外でも凄く役立つと言うか、とにかく幸せな人生を送れるヒントが山盛りなので、今から紹介しよう。

 

その前に、北原さんの新しい著書を紹介。

 

1ランク上のステージに行く「つながり力」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908290245/1net-22/

 

著書のタイトルに、1ランク上のステージに行くと書かれているが、北原さんは周囲の人を何ランクも上のステージに上げて下さる兄貴分のような存在だ。

 

そう、北原さんは「もの」だけでなく「人」もコレクションのように大切にしていらっしゃる。

 

だから北原さんを慕う人は年齢層を問わず多い。

俺の友人何人もが、北原さんを慕っている。

 

よく、その場にいない友人の話題になると

「あいつ、良いやつだよねー!」って口癖のように北原さんは言うのだ。

 

ここで言う「あいつ」と言うのは、物凄く親しみを込めて言われてるんだよねー。

 

北原さんから「あいつ良いやつだよねー」って言われると、「あ、彼も北原コレクションに入れたんだな」なんて思えたりする(笑)

 

そして「俺もそろそろ北原コレクションに入れたかなー」と、密かに思っていたりもする(笑)

 

とにかく、北原コレクションに入れるのがささやかな望みだったりするが、それは周囲の友人たちも同じなハズだ(笑)

 

 

そんな周囲の友人のひとり、Aさんからこんなエピソードを聞いた。

 

Aさんが、事業に行き詰まり、意を決して北原さんに借金を申し込んだそうだ。

 

すると北原さん

 

「僕はねー、コレクターだからお金を全部コレクションにつぎ込むから、貸せるお金が無いんだ。

だから君が主催する講演会で、何度でもタダで講演をするよ!!」

 

と言われたそうだ。

 

このAさんは講演なども仕事にしているので、北原さんが講演をすることによってAさんの本業が立ち直ったと言うのだ。

 

もちろん、北原さんは貸せるお金をたくさんお持ちだろうけど、お金が無いなどと敢えて自分を下げるような言い回しをしながらも、お金を貸すより友人の本業を復活させた方がいいと思い、このような発言を瞬時にされたのだ。

 

それだけでなく

 

「まだ知り合って間もない僕のところに借金を申し込んでくるとは、よっぽど切羽詰ったんだろうね。そして凄く勇気がいたでしょう?」

 

とまで労ったそうだ。

 

いやー、俺その話をAさんから聞いた時感動してねー

 

 

のちに北原さんにこのエピソードで感動したって伝えると

 

「困ってる時に逃げる人と助ける人がいるよね。そんな時に本当のつながりってわかるよね」

 

とおっしゃるのだ。

 

やばいね。

まじカッコいい。

 

そして北原さんは、奥さんとずっとラブラブだ。

 

一昨年、軽井沢の別荘に滞在していた時、父がゴルフから帰ってきて

「北原さんもゴルフ場にいらっしゃったぞ」

と言うのでゴルフ場へ挨拶に向かった。

 

ちょうど奥様と2サムでクラブハウスに到着されたところで、凄く仲が良い感じでゴルフカートを颯爽と運転されていたのだ。

 

軽井沢の高原で仲の良い夫婦が颯爽と現れるのだ。

 

それはまるで映画のワンシーンのようでさ。

 

誰かに見せるわけでもなく、素の時も幸せな雰囲気が出ていて、ああいいなぁと思うのだ。

 

そう言えば、10年近く前に北原さんのラブラブの秘訣について探ったことがあるw

 

その頃はまだ北原さんとそんなに親しくさせて頂いていなかったので、北原さんのオフィスのスタッフの方に

 

「どうして北原さんは奥さんと仲がいいのですか?あんなにおもちゃを集めているのに、仲良く手を繋いでいたりするじゃないですか」

 

と聞いてみた。

 

ぶっちゃけさー

 

おもちゃなんて、女の人から見たらガラクタに見えるかもしれないじゃんw

どれだけお宝だと言っても、興味のない人から見たらガラクタにしか見えないじゃんw

 

男の趣味を奥さんから理解されないで嘆いている男性陣はいっぱいいるだろう。

それをあり得ないスケールで趣味を展開している北原さん、一体どうやって奥様から理解されているのか興味津々だったのだ。

 

スタッフの方が、

 

「北原さんは、新しいおもちゃを入手すると、すぐに奥さんに嬉しそうに語るんですよ。このおもちゃがどれだけ素晴らしいもので、自分のところに来て、おもちゃにとってもどれだけ嬉しいのかと」

 

という話を聞いて、早速ミニカーコレクターの友人にこのエピソードを紹介した。

 

後日「おい!言われた通りやったら、嫁さんから大激怒を喰らったぞ!」

 

と言われ、爆笑しつつも、これはちゃんと北原さんに聞かないとなーと思って、後日直接聞いてみた。

 

北原さん「あー、日頃からね、ちゃんと褒めている?」

 

「どんなふうに褒めるのですか?」

 

北原さん「今日のまつ毛パーマ決まってるね!とかさ」

 

「え?そこまで細かくみていらっしゃるんですか?」

 

北原さん「当たり前だよー!」

 

北原さんは常に「関心・感動・感謝」と言ってるが、本当にこれを身近なところからやっているのだ。

 

人やおもちゃに対しても、常にこのマインドで接していているから幸せにあふれている。

 

コレクションの話をされると、とにかくムチャクチャ楽しそうなのだ。

 

先日、あるコレクターの方と楽しそうに話している北原さんを目の当たりにしたのだが、こう言ったら失礼かもしれないけど、メンコを集めて自慢している小学生と全く同じで(笑)

 

とにかく夢中で楽しそうに話しているんだけど、あー、これ、すげー楽しいんだろうな。すげー幸せなんだろうな。

 

小学生の頃に持っていたこの感覚、大人になると忘れるのに、今でもこの感覚で生きてるって、すげー羨ましいなって思って、つい

 

「あの、コレクターって幸せですよね?」って聞いたら、

「幸せだよーーーー!」っておっしゃるんだよな。

 

と言うことで、俺も北原さんに影響されて、後日欲しいものを入手したら、むちゃくちゃ良いエピソードになったのがあるが、これは後日紹介するとして。

 

ほんで北原さんを見ていて、これも聞きたくなった

 

「所有権っていうんですかね、モノは、一番喜んでくれる人のところに最終的にやってくる気がするんです。もし僕がブリキのおもちゃを持っていたら、俺が持ってるより北原さんに持っていただいた方が、おもちゃも幸せだろうって思うし。どうなんですかね?」

 

「そうだよー。一番喜んでくれる人のところに集まるんだよ!」

 

って満面の笑顔で答えられ。

 

あー、これ。

モノだけじゃなくて人もだなと。

 

すごいコレクションも、結局は人づてでやってくる。

掘り出し物のコレクションがあっても、お金を積んだからと言って入手できるものでもない。

 

惚れて集めたコレクションは、惚れた人にしか譲りたくないだろう。

だから、ものすごいコレクターとは、ものすごい魅力的な人なんだと思う。

 

モノも人も、それぞれの良いところを発見して、関心・感謝・感激で行けば、すごい道が開けるんだなーと思ったのだ。

 

でですね。

ちょっと自慢

 

北原さんの新刊に、俺のことを紹介してもらったのだ。

密かに「俺も北原コレクションの仲間入りじゃん!」って感激していて(笑)

 

一足お先にいただいた新刊には丁寧なサインが入っていて、

 

 

俺を紹介したページはちゃんと付箋をされていて。

とにかく感激したのだ。

 

1ランク上のステージに行く「つながり力」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908290245/1net-22/

 

北原さんが10代だった頃から話をされているので、多くの人に響く内容だと思う。

 

そして何より、自分が1ランク上のステージに行くのではなく、周囲の人を何ステージも上げて行くような、そんな人になれる1冊だと思うので、読んでみてねー。