こんにちは
昨日から山中湖にいます。

晴れていて、とても気持ち良いです。

さて、先日のメルマガで告知したとおり、87歳の富豪
近藤藤太さんから聞いたお話しをシェアしますね。

ちょっと近藤さんの経歴を紹介

世界主要35カ国を渡り歩き、岸信介、アイゼンハワー、安部晋太郎、
ニクソン等、政財界のキーパーソンと交流があるが、
その人生は波乱万丈

3歳でNY暮らし。11歳で家が破綻。
戦後、英語力をかわれてGHQに入り、
日本国憲法草稿の和訳に関わった6人のうち1人となる。
英国海陸空軍の日本品調達の総代理店となり
エムパイヤステートビル前にオフィスを構える程にまで成長。
しかし、55歳の時にポンドショックがたたって6億円の借金を抱え会社が倒産。
(30年以上前ですから、今で言うと60億円くらいでしょう。
3億円事件2回分とでも言うんでしょうか・・・汗)
しかし、9年かかって借金を返済。
81歳でプロポーズ・再婚
今ではオーストラリア屈指の高級住宅地に移り住む。
(彼のライフスタイルはフォーチューン誌も取材する程です)

いやもう、

な ん て ド ラ マ チ ッ ク な 人 生 な ん だ ろ う・・・


さて、近藤さんが泊まるホテルの一室に通された時、室内を見て
ビビリました。
おっかないんですよぅ。オーラとか雰囲気が。
僕の頭の中では「ゴッドファザーのテーマ」が流れました(笑)

近藤さんからニューヨーク滞在中の5歳の頃に大好きな女の子を巡って
白人の男の子とケンカをしたという武勇伝を聞かされたのですが、
そのまま87歳になってしまったかのような感じなんですよ。

「おぅ、誰だ?テッドのダチか?じゃぁ、もうダチだな!」
と大きい声で言われ握手をしました。

そんな風に言われちゃうと、僕は基本的にチキンハートだから、
ビビっちゃっうんですよねぇ(汗)。

ホテルの一室には8人が招かれ、そのドラマチックな近藤さんの
人生経験を伺いました。
それがね、凄い話上手でむちゃくちゃ面白いんですよ。
いつのまにかビビらずに、近藤ワールドに引き込まれました。

晩御飯をご一緒し、楽しい時間を過ごしたのですが、もっと話を聞きたい!
これは朝御飯も是非ご一緒したいと思い、同じホテルに泊まる事にしました。

その話の内容をシェアしますね。

>> 55歳になってからの大借金、どうやって返したのですか?

「最初は百科事典を売った。それも富裕層にだ。売ったのは百科事典じゃない。
『夢』なんだよ。新築の家があれば、『この百科事典が新築の家の戸棚に
あれば凄く見栄えが良い』とか、年頃の娘がいれば、『この百科事典を持たせて
嫁に出せば、なんてインテリの家から嫁をもらったんだろうと、姑はいじめたり
しませんよ。』そう言って売った。飛ぶように売れた。」
「良いかい?GOODSと言う単語はGOODの複数形なんだよ!GOODが集まった
芸術品なんだ。それを薄利多売で売るなんてしちゃいけない。日本人は直ぐに
薄利多売で売ろうとするから大変なんだ。その点フランス人は夢を売るのが
実にウマイ・・・。夢を売れば利益は確実に得られるんだよ。」

おぉー、夢を売る!
去年のアパレル関係で1位と2位の売り上げは、ユニクロとルイビトンです。
フランス製品は夢があるから、高額でも飛ぶように売れるんですよね!
日本人は確かに薄利多売で市場を狙っていますね。
しかし薄利多売の行く先が苦戦を強いられるのは皆さん周知の通りです。

出来る営業マンは、自分の商品に対して夢を提案するのが実にうまいですよね。
先日、ジャパネットタカタの舞台裏を特集する番組が放映されました。
タカタ社長は商品を売り出す前、その商品を全社員に配り、実生活で使ってもらい
どんなライフスタイルが提供できるか、考えさせるそうです。
そして、この商品があると、こんな生活が出来るんですよ!と提案
するんです。まさに夢を提供しますよね。
あの一度聞いたら耳から離れないテーマソング
♪じゃ~ぱねっとじゃぱねっと、『夢』のじゃぱねっとたかた~♪
おぉー、ジャパネットは歌で『夢』と言ってるじゃありませんか!(笑)

皆さんも、自分の商品に『夢』を魅せているか、ちょっと考えてみて下さいね。
それと、自分にも『夢』があるか・・・・ですね。

さて、この話はまだ続きます。
次回もお楽しみに!

近藤さんは最近自叙伝を出されました。
興味のある方ココをクリックして下さい。