ウールワースで買い物
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オーストラリアには、ウールワースとコールスという2大スーパーがある。
イオンとジャスコみたいなもんだ。
大きな街に行くとあるスーパーで、田舎街のスーパーで買うより激安だ。
田舎街のスーパーは、人口が羊や牛より少ないし、商品を運ぶ距離もべらぼうに遠いので高くても仕方がない。
極力買い物は、大きな街にある、ウールワースかコールスで買うのが、ケチケチ旅行者の間では常識だった。最近はイリーというのがあるが。
今でこそ日本のスーパーでは当たり前になったが、13年前のオーストラリアのスーパーで買い物をすると、レシートにクーポンが付いてきて、次回の買い物が安くなったりした。
こういう工夫は上手だなと感心していた。
もっと感心したのは、レタスの外側を剥いて良いというものだ。
1ついくらと言った値段表記ではなく、グラムで価格設定されていたので、むけばむくほど、お客さんとしては嬉しい。
食べられない部分は支払わなくて良いから、みんなしっかりむいていた。
むいた外側の葉っぱは、目の前にある大きなバケツに放り込む。
放り込まれたゴミの葉っぱは、自由に持って帰って良いことになっていた。
当時の俺のようなケチケチ旅行者は、喜んで持って帰っていたのだ。
「意外と綺麗じゃんねー、これタダってラッキー」と喜んでいたのだ。
皆がハッピーなのだが、実は店もハッピーだと気が付いた。
本来なら、汚い葉っぱは店側で剥がして販売する。
日本ではスーパーか農家の仕事だろう。
当然ながら人件費が加算されるので、スーパーも顧客も負担となる。
しかし、お客に喜ばせながら、この労働をやってもらうのだ。
しかも出るゴミに対して処分費もかからない。
13年前の俺みたいなケチケチ旅行者がハイエナのように喜びながら持って行ってしまったのだ。
こういう皆を喜ばせながら利益を出す仕掛けを思いつくのって天才だなーって思ったねー
上手に皆を喜ばせながらビジネスを作り上げるって、本当に楽しい作業だよね

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昨夜は冷え込んで寒かった。
オーストラリアのモーテルやバックパッカーの毛布は薄い。
寝袋持参だと良いのだが、日本人にはちょっと寒い。
エアコンは暖房が無いタイプが多く、ここも暖房付かないなーと諦めていたら、今朝暖房が付くことが分かった。がびーん
しかし、日本製の電化製品が13年前に比べると激減してる気がした。
変わって韓国のメーカーが目立つ。
需要は伸びないのに日本国内に目を向けたのが日本企業で、韓国の企業は、国内マーケットが日本の半分なので最初から海外に目を向け、今では海外でそのブランドが目立つようになってきた。13年前とはずいぶん変わってしまった。
日本を離れれば離れるほど、日本企業の発展を願って止まなくなる

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昨夜から泊まった、モーテル
部屋を撮り忘れたので、外見をパチリ
昨日はカレー食べ放題だったのが、今日は中華食べ放題らしい
チャリダー時代だったらすげー嬉しいのだが、今はそれほど食べないんだよねー

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今日はカナーボンからエクスマウスへ460キロ程北上
エクスマウスもリゾートな場所なのだ。
道中のガソリンスタンドで、ハンバーガーを平らげる。
フライドポテトを付けると安くなるぞと言われ、そういやマクドナルドでセット販売を開始しちゃってから「ご一緒にポテトはいかがですか?」というフレーズを聞かなくなったなぁと思いながらもポテトを注文
2つはいらないので、1つだけにした。
「ご一緒に・・・」と言うだけで、実際に売上が劇的に上がったらしいから凄いもんだ。
セット販売は、どんな世界でも有効な売上をあげる方法だ。
アマゾンで買い物をすると、「この本を買った人は、こんな本も買ってます」と、注文途中でさらりと宣伝するし、スーパーに行くとレジの手前に衝動買いしそうなものが置かれたり、歯ブラシの横には歯磨き粉と、つい一緒に買う仕掛けがある。
自分の商売で、お客さんは他に何を望んでいるのか先回りして考え提供し、効果的なメッセージを配信すると売上は簡単に上がる。
マクドナルドはセールスやマーケティングの勉強になる。
俺はマクドナルド以上に美味しいハンバーガーを作れる店を知っている。
ここのガソリンスタンドもそうだ。マックよりはるかに美味しい。
しかし、マクドナルド以上にハンバーガーを売れる店をいまだに知らない。
味を追求することはもちろん大切だ。
同じ様に販売方法を追求することも大切だ。

はてさて、1人前だけ頼んだポテトは嫁さんのハンバーガーの皿に乗っかり、それを運ぶ嫁さんを見ながら、ビール腹のオージーが「おい、そんなに食っちまったら、こんなになっちまうぞ」と自分のビール腹を叩きながら言ってきた。
陽気だなー
いいなーオーストラリア
ポテトは嫁さんとシェアするつもりだったんだけど、嫁さんに悪いと思いつつも大爆笑しちゃった。

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路上を悠然と牛が横断することがある。
一応時速110キロが制限速度だが、コーナーを曲がったところに突如として牛がいたりするので危険だったりする。
オーストラリアを安全に走るには、あまり速度を上げ過ぎないことと、ハットリバー王国でピラミッドパワーの洗礼を受けることだと思いまちた。

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アリ塚がそこらじゅうに見え始める。
ああ、オーストラリア北部に来たんだなーって実感するねー

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エクスマウスのガソリンスタンドで給油しようとしたら、先客がいた。
エミューだ。
時速80キロ出せる彼もガソリンで走るのだろう。
ハイオクなのだろうか、軽油なのだろうか・・・

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今日はちょっとリッチにリゾートホテルにチェックイン。
例によって、ワットイフと言うサイトから格安で宿泊できた。
Novotel Ningaloo Resortに泊まったのだが、$468が$275で泊まれた。
37000円が22000円で泊まれたってことだ。
昨日のフツー過ぎるモーテルから一転、リゾートホテルだ。
写真には写りきれないほど、高い天井だ。
嫁さんと喜んだ。
実は、このタイミングでリゾートホテルに泊まったのは、あるタクラミがあったからなんだよね。ふふ。

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「タオルってこう巻くとおシャレなのねー」
とはしゃぎながら、嫁さんが部屋をシャッターに納めていた。

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「きゃー、ティッシュがお花になってるー
アメニティーとかこうするとカワイイ
友達が来たら、家をこうしてもてなしたいー」
と喜んでおりました。
男の俺としては、あまり萌えポイントではありませんが、嫁さんが喜ぶのは萌えなのでございます。

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ホテルの受付にいた、ちょっとマツコデラックスに似たお姉ちゃんに「ここら辺で夕日を見るにはどこが良いっすか?」ってインパクトに負けてちょっと遠慮しながら聞いたら「灯台よ、もう、りありぃりありぃりありぃビューティフルよ」と、それはそれは感情を込めながら教えて下さり、地図まで持たせてくれて、親切に教えて下さったのでありました。
多少雲がかかっていて夕日は見れなかったけど、空の色がなんともいえない美しい色で、来た甲斐あったなーって感じだった。ありがとうマツコ。デラックスな夕べだよ。

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車で来て、ここでワインを開けて、夕日を楽しむオージー達。
ん?飲酒運転?
オーストラリアでの飲酒運転は0.5mg/ml以上だ。
日本は0.15 mg/l以上なので、どんだけ緩いかが分かる。
車が無いと全く生活が出来ないほど大きな国土なので、ある程度は容認されているのだろうか・・・
ガソリンスタンドで普通にビールが売られていて、日本人から見ると不思議にうつってしまう。

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この国の名物、ミートパイが食べたいなぁと思い、晩御飯はミートパイ。
健康を考えて、嫁さんがサラダを用意してくれた。
ありがたい。
ワインを開けて幸せな7月21日でした。