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那覇にいます。

先日のメルマガでは50人以上の方から
素晴らしいコメントを頂きました。
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/27177122.html#comments

これを読むだけで、売れるチラシの秘訣が理解できるでしょう。

さて、98年の当時、僕はたいして売れるチラシの知識がありませんでした。
正直言って、コメントを下さった皆さんの方が優れています。

そんな僕でも、なぜ結果を出せるようになったか、その秘訣を書いていきますね。


チラシの目的とは、

   「お客さんをお店に連れてくる」

                    この一点です。

良いチラシとは、この目的のためにしっかり工夫がされていて、
確実にお客さんがお店の前に並んでくれます。

悪いチラシとは、この目的のために、まったく工夫をしていないか、
反対に、工夫に懲りすぎて本来の目的を見失っているかです。

例えばプレゼント作戦。
自分の商材と全く関係のないプレゼントを提供してお客さんを集めると
確実に失敗します。
お客さんにならない人が来ちゃうんですよね。

「今なら、ご来店の方に綿菓子プレゼント!」と広告に書いたら、
それはゴルフ会員権のお客さんとは全く関係ない人が来ます(笑)
おもちゃ屋さんならOKかもしれませんが。

この当時、10万人ものメールアドレスに広告を出しませんか?
と言う広告代理店の営業の人が良く来ました。
どうやって10万人ものメールアドレスを集めたのかを聞くと、
プレゼントを掲げて集めたと言っていました。

そこに広告を打っても全く無駄になると思うのですが、不思議と
広告を買う企業が多かったようです。

お客さんとは、自分のお店で「買う人」もしくは「買ってくれそうな人」
のコトで、「買う気の無い人」はお客さんではないだろうと
当時の僕は判断しました。
なぜなら、プレゼント目当ての人にモノを売るのは、
初心者の僕にはできないと思ったからです。

初心者の僕が、確実に売るためには、すでに「買いたい」「買う気がある」
と言う人が集っている場所に、広告を出すしかないだろうと考えました。

 チ ラ シ で 成 功 す る 要 素 は 、
   実 は チ ラ シ の 中 身 よ り も 、
        チ ラ シ を ま く 場 所 で す 。

例えば駅前でティッシュを配っても、受け取らない人の方が多いでしょう。
しかしトイレの前であれば、100円でも売れます。

 ん~、自動販売機理論炸裂だぜ!

(自販機理論の話は、2003年4月19日のメルマガ参照↓)
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/10439531.html


チラシは、お金を出しても欲しいと思ってくれる人の前で配った方が
遥かに効果的です。

どこで配るかをしっかり考える必要があります。

スーパーのように不特定多数の人がお客さんになるビジネスなら、
不特定多数の人が読む新聞広告でも有効だろうけれど、
「模型店」のような専門色の強いビジネスでは、新聞広告をよりも、
模型雑誌などに広告掲載したほうが、はるかに対費用効果
(広告掲載代に対して販売額の多さ)が良いと思います。

インターネットでも、同じことが言えます。
買う気があるお客さんは、一体どこに集うのか?を考えて、
そこに自分のホームページへのリンクが張られていないことには、
お話になりません。

ホームページを完成させただけでは、パワーを発揮しません。

なぜなら、ホームページを作っただけでは、まだチラシを
まく前の状態だからです。

ズバリ、どこに出せば良いのか?
ぜひ、皆さん考えて、こちらからコメントをお寄せください。

僕から答えを出さずに、皆さんから答えをだしてもらっているのには
理由があります。
僕は「魚(答え)を与える」より「釣りかた(考え方)を伝えたい」と
思っています。

魚を与えても、一度食べると、もう手元には残りません。
釣りかたは一度覚えると、何度でも使えます。
釣り方をマスターするには、安易に人から魚をもらうのではなく、
脳で汗をかくしかありません。
でも、小難しく脳で汗をかく必要はありません。
楽しいクイズだなぁ~とでも思いながら、トライしてみてください。
みなさんの回答をコメントへどうぞ!

さてホームページの中身ですが、僕の欠点を克服する機能を
もたせようと考えました。

僕の欠点とは、ゴルフ場の知識が皆無で、お客さんに質問されると、
しどろもどろになることです。
そこで、ゴルフ場の詳細情報をホームページに掲載することを思いつき
ました。
そうすることによって、問合せをしてくるお客さんは、すでにゴルフ場の
知識を得ているので、非常に楽に営業ができると考えました。
2000コースにものぼる、ゴルフ場の詳細情報を一部購入しました。
それでも不完全だったので、僕が全てパソコンに手入力をしました。
この作業は会社が終わってから、徹夜で作業し、半年近くかかりました。
その頃の僕の写真(笑)
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/2005-02.html

また、会社の凄腕営業マンの機能を持たせることも思いつきました。
凄腕の営業マンは、お客さんの予算や、好きなゴルフスタイルを聞くと、
的確にオススメのゴルフ場を話し始めます。

そこで、予算・交通手段・ゴルフ場のスタイルの条件を選ぶと、
ホームページでは的確なゴルフ場が表示されるよう設計しました。

まだインターネットに不慣れな人でもカンタンに使えるよう、
できるだけシンプルな操作で扱えるよう、僕の上司Iさんと、
何度も議論を交わしました。
Iさんは、ウチの会社でもっとも古くから在籍し、父の右腕の存在で、
会社の誰からも尊敬されていました。
その分、仕事量は他の人より圧倒的に多かったのですが、
無理を言って、Iさんからアドバイスを求めました。

なぜならIさんは、今まで数千件以上、ゴルフ場のアドバイスを
してきた人です。
そしてまだインターネットにも不慣れだったので、Iさんが使いやすく
納得の行く設計をすれば、多くの人から支持されると考えたからです。

そして、最強の営業マンのコピーロボットができる!と思いましたからね。

ところがです。

これらの機能を持たせたホームページを外注すると、
見積もりが700万円を超えました!

そんな予算はまったくなかったので、パソコン教室に通いました。
とても面倒見が良いパソコン教室を見つけて、しつこくしつこく
何度も質問をして作り上げました。
当時お世話になったパソコン教室 http://www.sansosha.co.jp/juku/

ゴルフ場の情報を検索する部分は、CGIと言うプログラムを組める
友人O君に牛丼をご馳走して作ってもらい(笑)、社内のIT化を
低予算で進めるために、友人K君にパソコンを作ってもらい
ネットワークを組んでもらいました。こちらも工賃は牛丼でした(笑)
作業は夜中の4時までかかった時もあって、その時はさすがに悪い
なぁと思い、牛丼の他に味噌汁と卵を付けました(笑)

ようやく完成したのは、2000年の1月でした。
途中、ホームページを作る夢を1年ほど諦めた時期もありましたけど、
なんとか完成しました。

しかし、数ヶ月間、まったく反響がありませんでした。
そして、予想もしない悲劇が会社を襲ってきました。

続く