こんにちは
昨日から淡島に来ています。今日は晴れて富士山がとても綺麗です。


結構前のメルマガで、自分が赤ん坊だった頃の写真を掲載したことが
ありました。


そうしたら、すかさず
「この自分LOVE男め!」
と親しい友人からツッコミがありました(笑)

うーむ、僕ってば自分LOVE男なのか?


実は最近、すっごくすっごく凹む事がありました。
大事な人から、僕の事を凄く否定されたように感じる出来事が
あったからです。
でも、まぁ、ボチボチ回復しました。

何で回復出来たんだろうって考えると、それはやはり自分LOVE男
だからなんじゃないかなぁと思いました。


自分で自分の事が好きだと、自己完結できるんですよね。
人からどう思われても、あまり動じなくなります。
自分を必要以上に大きく見せる必要もないし、卑屈になることも
無くなってきます。
自分自身が好きだと、他の人に対しても好きになれるし、
何より穏やかな気持ちになります。


このメンタリティーは、起業にも、営業にも、対人関係にも、失恋にも(笑)、
プレゼンテーションにも、メルマガを書くのにも、チームを編成するのにも、
有効じゃないかなぁと思いましたので、今日はちょっとそれをシェアしますね。


そもそも最初から、僕は自分LOVE男だったかなぁって考えていたら、
そうじゃなかったなぁと気がつきました。
自分の事が好きになったのは、26歳の時からです。


それまでの僕は、何をやっても中途半端で、自分がちっとも好きでは
ありませんでした。

勉強もスポーツも得意では無く、部活も途中で辞めて、大学も中退。
何かを成し得た事も無かったし、人に自慢できることが、
あまりありませんでした。


大学を中退後、興したビジネスにも挫折し、バイト三昧の自分に
嫌気がさして
「違う!自分はこんなんじゃないやい!何か出来る奴だ!!」
と思い、何故か自転車を担いでオーストラリアへ渡りました。
24歳の時ですね。

「自転車でオーストラリア大陸を一周すれば、自分は凄い奴だ!
皆が自分の事を一目置くぞ!それに一周成しえたら、自分で
自分の事が凄い奴だと認められる!!」
と考え、まぁ、とてもトンガっていた訳です(笑)

自転車旅を始めた頃、出逢う現地のオーストラリア人に
「この国を自転車で一周するんだぜ!」と闘争心バリバリに言うと
「オー、お前はクレイジー!」と言う返事を聞く度に、心地よい
自己陶酔に浸っていました。
何でかって言うと、クレイジーなんて言われると、自分が凄く
認められた気になったからです。

当時の僕は、とにかく人から認められたいって言う動機が
とても強かったのです。

自転車旅そのものを楽しむのではなくて、とにかく人から認められ、
自分でも自分を認められるようになりたくて、ガムシャラにペダルを
こいでいました。
ヒタスラ辛かったので、内心では「早くこんなバカなことは辞めたい」と
思い続けていました。

それでね、自転車でオーストラリアを一周できたかって言うと、
実は途中で挫折しちゃったんです。
パースからシドニーに着いて、オーストラリア大陸を横断し終えた所で、
『この国でか過ぎ!もう嫌になっちゃった!』
と思い、自転車の旅を辞めて、車を買い、残りのルートを車で旅を
しようと思うようになりました。


助手席には安宿で知り合った、陽気なイタリア娘を乗せて、
シドニーからケアンズまで一緒に東海岸を車で走り抜けました。

彼女と一緒にいると陽気な気分になったのですが、気持ちは満たされず、
ふと一人になると『あぁまた僕は挫折したなぁ』とモヤモヤを感じていました。

そのモヤモヤ感を解消したくて、今度は舗装路ではなく、ジャングルを
自転車で走りました。

その時の僕は、人から認められたいという衝動よりも、挫折した自分の
内面を解決したい(モヤモヤを消したい)一心で走っていました。

でもね、途中であんまりモヤモヤが気にならなくなってきたんです。

僕が走ったジャングルと同じルートに、第二の人生にアドベンチャーを
求めて四駆に乗って旅をする人達がいました。

そこの旅人の一人が、過去に自分がどれだけ大きな失敗をしたのか、
自慢げに陽気に話す人がいました。
その話が本当に面白おかしくて、良い時間を過ごせました。

そして他の旅人が僕を追い越す時に、とても励ましてくれて、キャンプ地では
あっという間に友人となり凄く楽しい時間を過ごせたのです。


だから、今まで辛いとだけ思っていた自転車の旅が楽しいと
感じられるようになり、周りの景色も楽しめるようになってきました。

その頃の僕は、もう人の評価があまり気にならなくなっていました。


その後、砂漠のルートを自転車で旅しました。
そこは誰もいなくて、4~5日誰とも会えずに話しもできない状況でした。
どんなに必死に走っていても、周りに誰もいないので、誰も僕のことを
評価してくれないんです。

それでも、なんだか、自転車って楽しいなぁと思うようになっていました。


後から自分の感情を思い起こして考えると、

   『挫折した自分を受け入れた瞬間に自分が好きになった』

     ように思えます。


自分が好きになった瞬間に、周りの人達と本当に楽しく過ごせるように
なりました。
他人からの好意も素直に受け止められ、応援され易い人になったと思います。

挫折したり、失敗したり、欠点だらけだったり、嫌な面がたくさん自分には
あるのだけど、それも自分だなぁと受け入れられた時に、自分が好きに
なってきました。

嫌な自分を受け入れられると、嫌な奴とか嫌な友人が減ってくるんです。
昔は嫌な奴がいっぱいいたのですが、それは自分と同じ嫌な面を持った
人達だと気がつきました。

自分の嫌な面を受け入れられると、嫌な奴のことも気にならなくなって
きます。

そうしているうちに、自分の事がだんだん好きになってきました。
これが、26歳の時です。

その後、ビジネス経験の浅い僕が、旅から帰ってきて、短期間で結果を出し、
平穏な感情を持てたのは、「自分LOVE」がベースなので、
極端に、誰かを見返す為に走ったり、他人の評価を求めるよりも、
素直に他人の好意を受け止めようと思ったからだと思います。
そして、自分がやっていることがに、妙に確信が持てました。

「見返す為に」とか「他人の評価を得るために」と言う動機でビジネスを
始めたらきっと苦しくて、人からも応援されなかったと思います。


自分で自分が嫌い(受け入れられない)だと、自分のやることに確信が持てませ
ん。
自分で自分が嫌い(受け入れられない)だと、他人の評価に左右されます。
自分で自分の事を好きだと、他人の評価に左右されにくくなります。
自分で自分の事を好きだと、他人を好きになれます。
自分で自分の事を好きだと、自分のやっていることに信頼できるようになります。
自分で自分の事を好きだと、応援されやすくなります。


皆さんは、自分が好きですか?
自分LOVEですか?
ちょっと考えて見てください。