18日月曜日のメルマガ、ブログ、フェイスブックで
「2年前の今日、自分が書いた本の発売日だった
この本は「日本一の大投資家」と呼ばれている竹田和平さんから学んだことを書いたのだ。」
と書かせてもらった。
これね
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/52465452.html

そして竹田 和平さんのあり方について、次のメルマガやフェイスブックで書くよと言ってたのだけど、その3日後の21日、大変残念ではありますが、その和平さんが他界されました。
 
まさか続編を偲んで書くことになるとは思わなかったのだけど、
うん、それでもやっぱり書こうと思う。
月曜に書こうと思ったこととは少し違うけど、このエピソードを紹介するね。
 
 
戦後間もない頃、多くの製菓会社は、温めても孵化しなかった卵を使っていた。
生みたてのフレッシュな卵に比べ、孵化しなかった卵の仕入れ値は半額くらいになるし、
焼き菓子に混ぜると味の差はほとんどわからないからだ。
 
それでも和平さんは生みたてフレッシュの卵を使った。
 
消費者のためになんでそこまでできるのだ?
味のわからないものまで、なんで与えられるんだ??
 
今のように豊かな時代ならわかる。
でもこれは、戦後直後の貧しい最中、一銭でも多くのお金が欲しい時代だ。
 
少々綺麗事すぎると思い、和平さんに質問した。

「和平さん、今の豊かな時代だったらわかるんですけど、戦後の貧しいときですよね?
一銭でも多くのお金が必要なはずなのに、どうしてそんなことができたんですか?
ちょっとキレイごとすぎる感じがしちゃうんです」
 
「わしはなぁ、天が見とると教わったよね。別に天を信じなくてもええんだわ。
自分は見とるよね。自分で自分を欺くことはできんよね。
嫌なものを混ぜて売ったらどう?自分が気持ち悪いがね。
 
わ し は な ぁ ~
 
お 天 道 様 の 下 を 愉 快 に 
 
笑 い な が ら 堂 々 と 
 
歩 き た か っ た だ け が ね。
 
わはははは~」
 
 
シビれたねぇ。
当時もシビレたけど、今思い返してもシビレる。
 
昨日和平さんのお通夜に伺わさせて頂き、
たくさんのことをおもいかえしてたけど
このエピソードも思い返していた。
 
なんか横に和平さんが笑いながらいるような気がして
「和平さんと過ごした時間はすごくすごく楽しかったです!ありがとうございます!」
って心の中で話しかけてみた。
 
大きな笑いをしながら「楽しかったねぇ」と返事をしてもらった気持ちになった。
 
そしてこれから、天に向かって堂々と愉快に笑いながら歩いて行かれるような姿を感じて、お葬式なのに、なんとも言えない愉快で暖かい気持ちになっちゃったんだ。
 
もちろん悲しさ寂しさもあるよ。
でもね、なんだろ、笑いながら語りかけちゃったんだよなー
 
今から告別式に伺います。
また和平さんに笑いながら語りかけてこようと思います。
和平さん、ありがとうございます!

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