今日は鬼澤さんと、福島さんのチャリティー講演がありました。
http://www.s-e-e.jp/event.html
この価格でこの組み合わせ、当日は定員を大幅に超えて、立ち見&ビニールシートを敷いて座込みの席まであるという大盛況のなか行われました。

鬼沢さんは、ウォール街で最先端の金融を学ばれたそうですが、実に興味深いことをお話しされていました。

ウォール街なんて言うと、お金命!お金こそ全て!稼いでなんぼのもんじゃい・・・というイメージがありますが、実は違う考え方もあるんですね。
かつては拝金主義ではあったそうですが、アメリカは80年代、日本にボロ負けしました。
アメリカが本気になって、日本経済の強さを調べたところ、日本は経営品質を大切にしていたという事実を知ります。

それまでのアメリカは、生産した車のボンネットを開けると、吸殻なんかが混じっていたり、品質管理という点では劣っていたそうです。

そこで、生産する物だけでなく、働く人の品質を上げることに転向していったそうです。

そんな中、鬼澤さんは、ウォール街で意外な事を学びます。

money ⇒ people
お金が大事だとは一言もいわなかった
マネーは人 社員
人がいてこそ商売は成り立つ
だから、お客さん・社員を大切にしよう

Quantity ⇒Quality
量より質を大切に
大金を稼ぐには、とにかく量を増やすことを目指します。
ところがこれでは、いずれしっぺ返しをくらいます。
量よりも質を重視にしていくことを目指します。

Competition ⇒ Excellence
競争に打ち勝つ!というよりも、そもそも競争をやる事自体、ばかげているそうです。
跳びぬけて素晴らしいものを作れば、競争の世界で火花を散らすことも無いそうです。

素晴らしいプロダクトには、国家を上げて表彰するそうです。


goal ⇒ journey
ゴールを設定するのではなく、終わりの無い旅路を歩んでいかなければならないという考え方

このコトバを聞いたとき、なんだかふっと腑に落ちました。


リーダーとなるときに、大切なキーワードは
integrity
誠実で何事も首尾一貫している

だそうです。

誠実でないと、仲間に裏切られる
ピンチになったとき、誰も助けてくれない

信頼関係しかない
お金でつながってる組織は弱い
強い組織は信頼関係でつながってる

人を恐怖で動かすと、動くけど、皆が責任を取らなくなる
そして、問題を隠すようになる

リーダーシップとは、リーダーのためじゃなくて、リーダーとみんなのためにある
リーダーシップは現場で身に着けるしかない

リーダーシップに必要なのは、コトバを磨くこと

昔はゴールが明確でした。
それは、「豊かさを目指す」とシンプルだったので。

ところが既に豊かな現代は、なにを目指すのか、しっかりコトバを磨かないと伝わらないと
おっしゃっていました。

マネジメントとは、人が馬を操る・管理という語源からきているそうです。
日本は管理教育が得意ですよね。

でも、マネジメントとリーダーとは、異なるとおっしゃっていました。

真のリーダーとは、リーダーのエゴを出さずに、いかにみんなの成果を出すか?
メンバーの成功を助けてあげることが、リーダー
リーダーはチームの成功を達成すること

と、とても大切なことを教えて頂きました。



そして、福島さんの講演に移り、福島語録が飛び交いました(笑)

ピンチとは、チャンス
失敗とは、成長
諦めを諦めないと言ってみる。

競争は、昨日の自分とするものだ
他人は、尊敬
強い敵は、見本 ありがたい人たち その文自分が成長できる

地域の活性化は、自分のお店だけを考えずに、地域全体で考える。
活性化に成功した地域は、隣のお店に来たお客さんにも挨拶ができるそうです。
自分のお店だけよければ良いやと客引きしているような観光地はうんざりしますよね。
どのお店でも気持ちよく対応してもらえれば、来たお客さんがもう一回来たいなぁと思います。
お店に行きたいと思うより、その街に行きたいというのが、お客さんの考えるところですからね。


こんなステキなことを話す福島さんも、起業された当初はうまく行かずに、色んな社長さんに相談されたそうです。

何をやっても失敗したので、相談相手の社長さんに
福島さん:「全てをやりつくしても失敗しました」
社長さん:「本当だね?」
福島さん:「はい、全てやりつくしました」
社長さん:「じゃぁ、やったことを書いてみなさい。断られた営業先は何回断られた?」
福島さん:「1回だ。。。」

そこで気付いたそうです。

すべてやりつくすことはできない
すべてやりつくす前に成功するからだ


自分は、最初から全てをやりつくすと決心していないことに気が付いたそうです。

何かを実現しようとした時、最初に、始めた時に決めた以上の結果は出ないと思ったそうです。
言い方を変えると、最初に結果の全ては決まっているとおっしゃっていました。

そうですよね~

そして、「できるかできないか」 ではなく、「したいか、したくないか」で考える大切さをお話しされていました。

できるかできないかで考えると、答えはできないとなってしまいます。
それは、できないことを考え初めているからだそうです。

やりたいと考えると、できるまでやるので、出来てしまうそうです。

そーです、そーなんですよね~

そして福島さんの考えるリーダーシップ像は

幸せに輝いてどんな困難からも学んでいく姿
その姿を見てあぁ、あんな風になりたいなと思われるのが、リーダーシップ

だそうです。


良い話がいっぱい聞けて、今日も良い1日だったなぁ~