11年前のオーストラリア自転車放浪旅行中に知り合った友人達とは、今でも繋がっています。
主に安宿で知り合うのですが、ドミトリールームと呼ばれる8~12人の相部屋で、旅の話とか恋の話とか色々しながら良い友人となっていくのであります。
そんな縁が今でも続いていて、時々会っては楽しい時間を過ごしています。

11年前と言うと、僕は24歳。
青春ど真ん中っすね。

その頃、オーストラリアの安宿でどんな1日を過ごしていたか、思い出しながら話しましたが、なんつーか、ホントしょーも無い1日でしたね。

安宿に「女心が分かる101のマニュアル」と言う本が置いてあって、その本を読みながら女心を研究していたのであります。
その本に書いてあったのでありますが、意中の女性をホテルに誘うとき、ホテルの前で「入る?それとも帰る?」と聞くとNGだそうなんです。最後に帰る?と聞かれるとウンと答えて帰ってしまうと。「ウウン、帰らないで入る」とわざわざ否定しながら入ると言うのは女の子にとってハードルが高すぎると。女心がわかってる奴は「帰る?それとも入る?」と聞くそうです。そーすっと女の子は「ウン」と言って入りやすいそうな。

ぐおぉぉぉぉ!これかぁぁぁぁぁ!

恋に空回りする男友達3人で

「帰る?それとも入る?」

と言う台詞を、ひたすら練習して、そんなことしながら1日が過ぎ去っていったのでありました。
あ~稲中っぽいな~

他にも金言がこの本に散りばめられていて

「相手にYESを連発させると、親近感が沸く。”今日はいい天気だね。この花きれいだね。”と相手が同意してハイを連発する質問を会話に散りばめると、ぐっと仲良くなれる。」

ぐおぉぉぉぉぉ!これかぁぁぁぁぁ!

そして友人3人でひたすら練習したのでありました。

友人O君 「今日は良い天気だね。」
友人H君 「はい、そうね」
友人O君 「この指輪キレイだね」
友人H君 「はい、そうね」
友人O君 「ホテル、帰る?それとも入る?」
友人H君 「はい、そうね」

うおぉぉぉぉぉ!これだ!これだぜ!!!

というオバカな練習をしまくり、1日が過ぎ去って言ったのでありました。
1997年、24歳の夏、ケアンズでの話です。

因みに練習の甲斐は無かったのであります(笑)

そんな友人達も結婚したり、子育てに奮闘していたりと、11年の歳月は若い恋の悩みが微笑ましくなっちゃうもんですな。

みんな、楽しい時間をありがとう。また飲もうぜ!
(業務連絡:誰が持ってきたか知らないけど、生ハム。未開封で食べ忘れておいていったみたいで、僕がおいしく頂きました。むふふ~)