ral

したいと思う人が10000人いると、始める人は100人。 そして続ける人は1人
とか言うのを以前教えてもらったことがある。
これが本当かどうかわかんないけど、始められるようになるには、何が違うんだろう?
と素朴に疑問に思ったわけよ。
 
「したいと思っても、始められなかった。
ああ、始めたら人生すげー変わったろうに・・・」
 
なんてことを、当然俺も何度も思ったことあるし、
その反対に、始めたら人生良くなって、
始めてみてすげー良かったなぁ~と思ったことも何度もある。
 
何でもノリノリですぐに実行できる時期もあれば、
そーでも無い時期ってあるんだよねー。

ノリノリの時期は、
やらない人を見ても不思議で仕方が無かった。
もう一言「やれば良いのに・・・」としか思えなくてねw
 
でも、なんだか動けないなーって時期もあってさ。
どーやったら動けるのか、さっぱり分かんなかった時期に
色々動ける人から話を聞きに行っても、かつての俺のように
「やれば良いのに」としか言ってくれない(笑)
  
ほんでさ、両方経験(動けるときと、動けない時)したからこそ
語れるものがあるんじゃないかなーと思うんで、今日はそんなテーマを勝手に語りますw
 
ほんで、始めたり、動けるよーになるにはどうしたらいいんだろう?
 
うん、明日、14日の講演会に来てw
最初の一歩を踏み出す勇気が手に入るから!
栗城史多・本田晃一 講演会 6月14日 東京
http://teiogaku.jp/seminar/20150614/
 
と、コテコテの宣伝は置いといてw
(あ、でも冗談抜きで、ここの動画を見ると、一歩踏み出す勇気が湧きます!)
http://teiogaku.jp/seminar/20150614/
  
まぁ、このテーマを扱いたくなったのは、
セミナー講師なるものをしていると、受講された方がその後どうなったのかな?
実際に動いたのかな?どうやったら動きやすくなるかな?
なんだかんだ言って、超気になるテーマでもあるんです。はい。
 
ほんじゃ、始めたり続けたりする時って何が違うんだろう?
 
これね、もうね、やっちゃってる人に影響されちゃうことだと思う。
俺がハタチくらいの頃、バイト先の先輩がオーストラリアを1年かけてバイクで周り
帰ってきた。
 
彼は遠い目をし潤ませながら
 
「本田、無音の世界って分かるか?日本に居たら絶対経験しない世界だ。
360度の地平線で自分より高いものが無いんだ。風を遮るものも無くて、
風が止むと何の音もしないんだ。まったくだ。これが震えるような世界でね」
 
本田晃一ハタチ、青春ど真ん中。
これ聞いた瞬間、脳ミソが沸騰したんだよね。
 
その時の俺は、いわゆる自分探し君で、何をしたら良いのかサッパリわからなかった。
夢とか語られるとウザイなぁ~とか思う感じでさ。
 
これ聞いた瞬間、何か脳ミソのトリガーが外れて動きたくなった。
 
結局さ、
動けるかどうかって、
動いた先の人が、めちゃ魅力的に見えるかどーかなんだと思う。
 
そんなで、当時の自分の経験談とか書いてくぞー。
まぁ魅力的に見えるかどうか分かんないけど、
結局は、体験談に振れるのが一番ジャマイカと思っちょる。
 
この写真は、1997年、自転車でオーストラリア大陸の砂漠地帯を横断した時のだ。
砂漠地帯に走る「インディアンパシフィック」と言う大陸横断鉄道があるのだけど、
ここの脇を自転車で走ったのだ。
夕日が沈むころ、地平線まで果てしなく続く線路が光を反射して、
何とも言えないグラデーションになるんだな。
 
10日分の食糧を積み、25リットルの水を積み、1週間も風呂に入らずに、
その辺にテキトーにテントを張り、2週間くらいかけて、800キロ以上を走破した。
 
そんなことをしなくても、この線路の上を走る鉄道なら、シャワーもあるしエアコンもある。
2週間かけて走った距離なんて、鉄道なら半日で走り抜けちゃう。
 
でも、電車に乗ったら、この景色は見れない。
 
いや、電車からも景色は見られる。
写真に収めたら同じ景色かもしれない。
 
でも、この空気も感じられない。
昼は50度近くなり、朝は3度までになる。
 
日が昇るとすぐにハエがたかりはじめ、夕日が沈むころ一瞬だけ静寂が訪れる。
日が沈むと、何故かハエが身をひそめるのだ。
変わって蚊が大量に発生する(涙)
 
その間は10~20分くらいかな。
いや、ほんと、人に説明すると、なんでこんなことするのか、うまく言えない(笑)
 
でもねー
そーゆー状況で見る景色って、無条件で感動しまくるんだ。
360度地平線の世界にいながら、ヘラヘラ笑ってる頭のおかしい自分がいたw
こんな光景、日本で見ることは出来ないだろう。
そして木々も無いので風を遮るものが無い。
だから風が止むと、音がまるでしない。
 
ホントにしない!!
音がしないから、音に敏感になる。
 
夕日が沈み始めると、太陽から音が聞こえるような感じになるんだ。
漫画のように「ゴゴゴ・・・」ってね。
 
沈む夕日を見ながら、バーボンを飲み、胃に染み渡ったころ、
おもむろにサックスを取り出して吹き始める。
 
サックスの音は大きいにも関わらず、その静寂の空間に音が吸い込まれていく。
遮るものがないから反響すらしないんだよね。
 
ほんで、その瞬間、俺は何を思うかと言うと
 
「嗚呼嗚呼嗚呼、俺は今、世界で一番カッコイイ・・・」
 
砂漠地帯を走り風呂に1週間入っていなくて、それはそれは獣のような臭いを
発してるだろうけど、とにかくムチャクチャカッコイイ・・・と思える瞬間なのだ。
 
とにかく、無音の世界って、ほんと日本にいたら、一生経験できない体験だろう。
とにかく、この瞬間、この一瞬が、生きてきた全ての瞬間に変わるんだな。
 
そんな一瞬を感じる為に、20代の俺はあちこちに行ったなー。
 
やれ砂漠だのジャングルだの走ったから、普通の日本人の5000倍くらいは
紫外線を浴びまくってるんだけど、40を超えた今
 
「お肌つやつやですね」
 
と良く言われる(笑)
 
なんつーか、自分の五感を満足させまくることをしまくってるから
老けないんじゃないかと思ってるんだわ(笑)
 
ほんで、この満足した五感をどーにかして伝えたくなるんだよね。
 
先日
「今までもっとも影響を受けた本は何?」
友人とこんな話で盛り上がった。
 
俺が一番影響を受けた本は、
植村直己さんの「青春を山に賭けて」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167178052/1net-22/
なんだなぁと。
 
20代前半の頃、オーストラリア大陸を自転車で走っていて、
この本はいつも持ち歩いてた。
 
砂漠にテントを広げて、何度も読み返した。
 
30歳を超えた時、ニュージーランドを自転車で走ったけど、
やはりこの本を持ち歩いた。
 
自転車旅は少しでも軽いと楽なので、
それこそグラム単位で軽量化を図り、スプーンとかフォークとか
ステンレス製のではなくてアルミ製のにしたりとか、
まぁチャリダーをしたことがある人ならわかるんだけど、
軽量化には涙ぐましい程の努力や工夫をする(笑)
 
そんな中でも常に持ち歩く本と言うのは、本当に本当にお気に入りなのである。
 
自転車旅は、感動の連続でありながら、
「ああ、なんでこんな辛い事今してんだろ」
と思うことも多々ある(笑)
 
でもねー
この青春を山に賭けてって本読むとさー
そーゆーのが吹き飛んじゃう。
 
今の自分より、
もっと凄い体験を、
もっと濃ゆい体験を、
もっと情熱的な体験を、
もっともっとリアルに、
そしてどこまでも純粋に
キラキラ書かれているのである。
 
キラキラ書いたつもりはないんだろうけど、
俺から見たらキラキラだったのだ。
 
それ読むと、自分の辛いとか、ほんと、どっか行っちゃう。
そしてやってることが、キラキラなんだなと思っちゃう。
そして自分の眠れる情熱を再び刺激されちゃったんだなぁ。
 
俺は山登りはしないけど、
なんつーか、
魂が震えちゃった人の体験談に触れると、
こっちの魂まで震えちゃうのよ。
 
幸せってさ、
笑うことでもあるけど、
魂が震えちゃうって瞬間を経験することでもあるんじゃまいかー
と思っちょります。
 
うん。
俺の文章で伝わるのかな?w
 
あとさ、
全然逸れるけど、
俺さ、イタズラ大好きなんだよねw
 
イタズラした後の爆笑に包まれた世界を想像すると、
ワクワクが止まらないwww
 
だから、即やってしまうwww
 
それも魂が震えてるのか、よーわからんがw
震えたり、ワクワクしたり、笑ったり、
 
そんな時間を人生でどれだけ重ねられるかが、
俺なりに、幸せって定義にしちょるのであります!
 
ほんで、俺が話を聞いて、植村直己さんばりに
魂が震えちゃった、登山家の友人、栗城史多君を招いて講演会をします!
 
とにかく、震えちゃうのって幸せかもしんない!
みたいに思われる人がいたら、ぜひいらしてください。
 
栗城君の話を聞いたら
したい人100人、やる人1人
ではなくて、
したい人100人、やる人100人
になるんじゃないかなぁ

栗城史多・本田晃一 講演会 6月14日 東京
詳細、お申込先はこちらから。
ここの動画を見るだけでも、何か湧き上がると思います!
http://teiogaku.jp/seminar/20150614/
 
では、明日、お待ちしています~
 
ついでに俺の自転車旅行記はブログに書いてます~
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/10593516.html