昨夜もアテルイさんのスタッフ達に晩御飯をご馳走になりました。
ちょっと懐かしい感じのネオンがあるビルに入り、すげぇぇぇぇぇぇおいしいお寿司を食べてきました。
昼にステーキを食べて、夜にお寿司を食べて、盆暮れ正月が一度に来た気分です(笑)
おいしかった~
美味しいものを食べると旅をした気分になれるのは、なぜでしょう。
しかーし、明日からダイエットしないとなぁ~

美味しいご馳走を頂き、昨夜のうちに岩手から秋田へローカル線に乗って移動です。
乗り継ぎを含め70キロの距離を2時間以上かけて移動します。
隣の県なのに、岩手から東京へ行くのと大して変わらない移動時間がかかります。
なぜじゃぁ~


ローカル線は、乗降りする時に、ボタンを押さないと扉が開きません。
このルールを知らないと、乗降りすらできません(汗)
乗客は缶チューハイ片手になごんでいます。
すでに5本くらいの空き缶がビニール袋に入っていましたね~
東京では見られない光景
嗚呼旅情たっぷり
電車の中に、ゴミ箱もありました。
最近都会では、電車どころか駅にもテロ対策でゴミ箱が無いんですよね。
昔から当たり前のようにあったものを見れると心が和みます。
嗚呼旅情たっぷりぷり

終点まであと5駅位になると、乗客は誰もいません。
貸切だぜ!!
なんか嬉しいぜ!!
なんかしなくっちゃ!!
周りに乗客がいないので迷惑にならないから、携帯かけ放題だぜ!でも圏外(笑)
結局ウロウロ徘徊して写真を撮った後、おとなしくしてたとです。
駅に着くと、当然ですが誰も降りてきません(笑)
次の電車に乗継ぐまで、ここで30分待機しました。

乗継の間に、タイミング良く、テレビ局の方から取材依頼の電話がかかってきたので、30分退屈しないですみました。
あ~この駅は携帯繋がってくれて良かった(笑)

親戚の家に一泊し、今朝目が覚めて
「さぁ、今日も日本を良くするために、目が覚めたぞ!」
と心の中で、福島さん口調でつぶやきましたです(笑)
声に出して言ったら、親戚の皆様が心配しそうなので(笑)

つぶやいたのは良いが、一体何をすれば良いのか、全くもって謎です。
でも、なんか良く出来そうな気がしてしまうのも、全くもって謎です(笑)

秋田には母方の実家があります。

僕は小学生の頃、毎夏一ヶ月、秋田のおばあちゃんちに行ってました。

幼稚園の頃か、小学校低学年の頃か忘れましたが、おばあちゃんが
「晃ちゃんは、ほんとにしゃべってばかりだねぇ。将来はアナウンサーになると良いよ」
と言ってました。
講演が楽しいと感じる今となっては、おばあちゃんは既に僕の将来を言い当ててましたね~

18歳の時、(もう15年前かぁ)自転車に乗って、東京から秋田へ行くことを思いつきました。
ちょうど小さめの台風がやってきたので、
『今出発すれば、追い風に乗れて、1泊2日で秋田に着くぜ!』
と計算したけれど、途中で台風に追抜かれ、雨でずぶぬれになって2泊3日かけて行きました。
1泊2日分のお金しか持ってなかったので、途中節約したり、トラックの運転手からラーメンをご馳走になったり、ガソリンスタンドのお兄ちゃんから、おにぎりをもらったりして、やっと秋田に着きました。
う~む、若さよのぉ。

そんな状態の僕を笑顔で迎えてくれたおばあちゃん。

24歳になり、オーストラリアで自転車旅行をしながら、写真や日記や手紙をせっせと秋田のおばあちゃんに送っていました。
次に着く街の中央郵便局留で返事を送って欲しいと書くと、必ず毎回返事が届くのだけれど、達筆過ぎる字なので、読めないんですよね(笑)
平安巻物風の字とでも言うんでしょうか。

おばあちゃんには、土産話をたくさん持って、帰国したら、マシンガントークで話をしたいなぁと思っていました。

とは思いながらも、オーストラリアでの滞在があまりにも心地よく、ついつい帰国のタイミングを延ばし延ばしにしていました。

そんな時、日本から、おばあちゃんが脳梗塞で倒れたという知らせが届きました。
意識の回復はまず見込めず、早く帰国せよと言われ、帰国しましたが、素直に東京便を買わず九州便を買い、北九州からヒッチハイクをしながら東京へと向かいました。
今思うと、現実と直面することから逃げていたのでしょう。
名古屋を越えたところで、おばあちゃんの訃報を聞き、急遽電車で一旦東京へ向かい、秋田へと向かいました。
生前のおばあちゃんは、定職を持っていなかった僕をとても心配していたそうです。

帰国後、色々ありましたが、いつも絶妙なタイミングで僕を応援してくれたりアドバイスをくれる人々に会うことができました。

そして人生が開けていくうちに、これは僕だけの力ではないなぁ。
なんとなく、いつもおばあちゃんがどこかで力を貸してくれているような気がしていて、今日はお墓参りに行きました。

感謝の気持ちを伝えたり、今まで話したかったことを伝えてきました。

今、帰りの新幹線(仙台駅)で、ちょっと穏やかな気持ちになっています。

名物のヤキソバや、小さい頃よく遊んだ神社や、駄菓子屋さんなど。
小さい頃は「冒険したぜ!遠出したぜ!」と思ってた場所も、大人になってから行くと、あっさりと着いてしまうもんですよね~