もうすぐ種苗法の改定案が国会に出される。これが成立すると、自分で種を採ったり苗を作ったり出来なくなる。
私は30代前半から20年近く300坪程の家庭菜園をやって来たが、お米以外は殆どの作物を作った。種は勿論出来うる限り自分で採るか、友達の農家の人と種の交換会をやって種の確保をして来た。
しかし、全ての種を自分で賄うことが出来ないので種やさんで購入もした。1980年代はまだ国内産の種が有ったが、年を経るごとにその国内産の種は次第に少なくなっていき、殆どの種がF1（ハイブリット）に取って代わっていった。F1の種は一代交配なので、種を取っても2年目には発芽しないのだ。
今の日本の食料自給率は37パーセント位なのだそうだ。もし、この改定案が成立すると、自給率は10パーセント台に落ちる可能性があるらしい。自力で種から作物を育てられないければ、命を守ることも出来なくなるのではないか。
せめて、自分たちが食べる作物は自分たちの国で作りたい。遺伝子組み換えなどのない安心して食べられる作物を食べていきたいものだ。