今回はポール・ボウルズです。
最初は映画「シェルタリング・スカイ」を観て、そのあと小説を読みました。
なにしろ映画がカッコよかったもので。
ベルトルッチ最高。
あれ以来、ジョン・マルコビッチもしぶ~く好きです。
私が買った小説は、「天蓋の空」という邦題がついていて、
このなんとも素敵な響きがとても気に入りました。
行ったことないけど、タンジールの濃い青の空が目に浮かぶようです。
ポール・ボウルズの作品は「優雅な獲物」「遠い木霊」なんかも読んで、
かなり心地良いショックを味わいました。
高橋源一郎さんがクリスピーな文体と評していたのを読み、
原文で読んでもみました(意味を辿るのに必死でクリスピー感は味わえなかった)。
遠い遠い旅路の果ての、という風な景色が小説全体に漂っています。
物理的な遠さだけでなく、心と肉体との遠さ。
なんだかいろいろなことから遠ざかりたい、という人にオススメです。
奥さんのジェイン・ボウルズも好きで、
「2人の真面目なレイディ」には度肝を抜かれました。
まえにマリクレールにのってた詩にふかく感動したこともあります。
タイトル忘れてしまったけど、
鉄の椅子と老女がでてくるようなヤツでした。
読んだ当時はまだ若かったので、
いま読んだらもっと胸にくると思うのだけれど。
タ、タイトルがぁ・・・、思い出せません。
ご存じの方、誰かおせえてください。