2025/12/02  19:00 サントリーホール 大ホール

ピアノ:久末航

 

■ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ

■デュザパン:ピアノのためのエチュードより 第2番

■リスト:巡礼の年 第1年「スイス」S.160より

  第4曲「泉のほとりで」

  第5曲「嵐」

  第9曲「ジュネーヴの鐘」

■リスト:ウィーンの夜会より 第6番

 

■バルトーク:3つのブルレスク 作品8C

  第1曲「けんか」

  第2曲「ほろ酔い」

  第3曲 モルト・ヴィーヴォ、カプリチオーソ

■ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」ヘ短調 作品57

 

<アンコ-ル>

■シベリウス:ピアノのための小品Op76-10

■リスト:超絶技巧練習曲から 第12番「雪かき」

■ブラームス:ワルツOp39-15

 

待ちに待った今年のエリザベート国際音楽コンクール第2位受賞の久末航さんの凱旋リサイタル。

サントリーホールはすっかりクリスマス仕様になっていた。

 

入場して、端の方にある関係者チケット預かり受付のそばを通ったときに丁度「久末さんのご両親です。」と係の方(?)が案内されているところに行き合った。

久末さんと、とても良く似ていらした。

息子さんの晴れ姿をお二人で見に(聴きに?)いらしたのだ。どんなにか晴れがましく、誇らしいことだろう。

ご両親は特にまだ泣いているわけでもないのに、こちらが勝手に泣きそうである。

 

会場内でCDを購入したら、先着50名に直筆サイン入りミニ色紙のプレゼントがあった。運が良い。

 

今日は舞台に向かって左手のかなり前の方の席。久末さんの手指の動きもばっちり見える。

 

そして、演奏は本当に多彩な音とプログラムで素晴らしかった。

特に最後の「熱情」は磨きに磨き抜かれた演奏で、音は多彩、抑揚・強弱は心地良くかつ時に激しく、そして常に’何か’が伝わってくる。最高。

また、私は個人的に前半最後のリストの「ウィーンの夜会」とアンコール最後のブラームスのワルツがすごく好きだった。

温かみや優しさ・気品が感じられる演奏で、特に最後のブラームスのワルツは身に沁みた。良く知っているはずの曲なのに、「こんなに良い曲だったっけ!?」と思った。

最近の久末さんとショパンはあまり結びつかないのかもしれないが、ショパンのワルツとかマズルカ風ロンドとか聴いてみたいなとも思った。(以前はショパン・コンクールの予備予選にも参加していたので、またそのうちショパンも弾いてくれないだろうか。)

 

久末さん、Xでつぶやいていらっしゃったが、何とサントリーホールは来ること自体はじめてだったそう。

ホールの響きに感動したと書いていらした。

きっとこれからはサントリーホールでの演奏の機会も多くあることだろう。是非また聴きに行きたい。

演奏後のご挨拶は写真撮影OK