こんにちは。
嫁さんが一時期、職場の人間関係に悩んでいたことがあり、その時に買った本。
タイトルを見て、即買いしてしまいました。
周りの人との関係に疲れてしまったら、この本が、楽になれるきっかけを与えてくれるかもしれません。
それでは、さっそく見ていきましょう。
今日の一冊
【書籍タイトル】 頭に来てもアホとは戦うな!
【著者/出版社】 田村耕太郎/朝日新聞出版
【ページ数】 224ページ
【発刊】 2014年7月8日 初版
目次
- 第1章:アホと戦うのは人生の無駄
- 第2章:臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ
- 第3章:どんな強者でも味方にする“人たらし”の技術
- 第4章:権力と評価の密接な関係
- 第5章:他人の目を気にするな
- 第6章:アホとではなく自分と戦え
概要
アホとは、世間一般で言う、
学歴面/常識外れ/騙され易い、といった意味ではなく、
自分と敵対する/自分にイチャモンをつけてくる/自分の足をむやみに引っ張る
と言った意味で本書では使われています。
そんな人達と戦うひまがあったら、限られた人生、限られたエネルギーを自分を磨くことに使え、というのが筆者の主張。
孫子の「百戦百勝は善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」の現代社会版と言えます。
内容チェック
- 本当に心がポキッと折れたときは思い切って休め!思い切ってこれを機会にリフレッシュすべきである。リフレッシュは徹底的に仕事や責任を忘れることから始める。そのためには、自分がいる場所を変え、付き合う人を変え、一日のリズムを変えるべき。
- 他人のせいだと思いたくなることは誰にでもある。しかし、そのほとんどは自分がしっかり準備していれば防げたものだ。準備しても防げなかったとしたら、それは仕方ない。
- 相手からの批判や注意の言葉を受け止めときに、こちらが卑屈になる必要はない。「自分が悪いんだ」「責任は自分のほうにある」などともまで思って、自分を落ち着かせたり、相手の言い分を受け止めたりする必要はない。人生は卑屈になるより、根拠がなくても自信を持つほうがうまくいく。成功者とは、自分の能力を信じて、それを向上すべく努力し続けられる人だと思う。
- 時というのは皆平等にあるはずなのに、その使い方で人生が大きく変わる。時間をうまく使うためには自分と向き合う時間を持つ事だ。他人に相談しても結局、自分が思いたい方向に結論を持っていくだけである。それなら自分がなぜそう考えるのかを自分に問うて知っていくほうが早い。
- 特に、自分の判断の基準を持つのが重要だ。なぜなら人生における幸せとは、自分の「心からの納得」にしかなく、納得は自分の「最も大切な基準」が満たされることで初めて生まれるからだ。だからこそ、「自分は何が満たされたら納得がいくのか」を自分と正直に真正面から向き合い確認しておく必要がある。
- わかっていそうで一番わかってないのが「自分」である。自分を知り、自分をいい意味でコントロールすることほど、人生で大切なことはない。
- あなたの人生はあなたが責任を持って作り上げるもので、他人がどう思おうが結局はあまり重要ではない。最後、死ぬときは一人であり、あの世に持っていけるのはあなたから見た達成感くらいだろう。人生の意義とは、ざっくり言えば自分が満足するかどうかである。
- 道半ばで逝った知人らの最期の瞬間の思いを考えてみると、やりたいことは今しておくべきだし、それをやるためだったら誰から何を言われようが「知ったこっちゃない」し、同時につまらない意地やプライドは人生で何の意味もないと思えてくる。
- やりたいことが見つからないという前に、今目の前にあることをしっかり頑張って結果を出せばいい。今自分の目の前にあることは、無意識に自分が選択したやりたいものである確率が高いからだ。
- そして何より、人生は不条理なものだと認識すること。不条理というより、あなたの都合のいいようにはできていないということだ。自分の人生を、この貴重な宝物のような人生を、大事に、一喜一憂することなく淡々と、カッとしてアホと戦ったりしないようにして、使い切っていこうではないか!
まとめ
著者はエリート経歴をもち元政治家でもあり、我々凡人から見ると少し浮世離れしたような世界観で語られていた感もあり、少し中だるみしてしまいましたが、上で挙げたところは主に5章と6章。
ここらへんは、大いに賛同できます。やはり、自分と他人は違うこと、他人に振り回されないことが自分の人生を謳歌する一番大事なことだと改めて感じた一冊でした。
ご興味あればぜひ、本著をぜひ手に取ってみて下さい。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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