【読書レビュー】日本経済入門 | 本を読んで未来を開くブログ

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こんにちは。

 

 

若いころには、まーーーーったく興味がなかった経済分野。

 

 

でも、なんだか年を取るにつれて、経済とか政治とかに興味が湧いてきました。

 

 

ただ、知識も何もないので、まずは入門からということで手に取った本です。

 

 

難しいことは一切書かれておらず、自分のようなズブの素人でもスッと頭に入ってくる、正にタイトル通り「入門書」と言えます。

 

 

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

 

今日の一冊

 

 

【書籍タイトル】 日本経済入門

 

【著者/出版社】 藤井彰夫/日経経済新聞出版

 

【ページ数】 210ページ

 

【発刊】 2018年1月16日 初版

 

目次

 

  • 第1章:日本経済苦戦の「平成30年」ー絶頂・崩壊・再生の3幕劇
  • 第2章:第4次産業革命と日本
  • 第3章:人口減少と少子・高齢化の影響
  • 第4章:金融政策・財政の試練
  • 第5章:エネルギー問題と地球温暖化
  • 第6章:グローバル経済と日本
  • 第7章:2030年の日本

 

概要

日本経済史と言うと、戦後復興から描かれる書籍が大半とのことだが、本誌は平成の30年間に焦点を当て、日本経済史を記している。

 

 

中でも、僕が危機感を感じたのは社会保障問題。

 

 

年金・医療・介護。社会保障の骨格は高度成長期の1960年~70年代に出来上がったものだと言う。

 

 

時の経済は右肩上がり、税収も増え続け、個人所得も拡大。夫は外で働き、妻は家を守って子育てをする、という標準モデルを前提としたものだったそうだ。

 

 

それが今や崩壊した。1991年と2015年の社会保障費を比べると以下のよう。

 

 

国庫は税収と国債。日本はまだ円通貨に信頼がおかれているが、国の借金が増え続け信頼を失えば、国債の売却、円安の進行、金利の上昇が起きるという。

 

 

そうすると生活用品のほとんどを輸入に頼っている日本ではインフレが急激に加速し、生活や財政は破綻するのだそうだ。

 

 

※現代貨幣理論(MMT:Modern Monetary Theory)という理論があり、自国通貨を発行できる国は、実は借金が増えても財政は破綻しない。だから、経済を回す局面では、インフレが起きない範囲内で、どんどん市場にお金を流通させるべきである、という考え方もあるようです。たしかに、日本の借金は増え続けていますが、国は破綻してませんね。

 

 

長寿大国は良いこと。ただ行く末見えている人間に手厚い保障をするよりも、将来ある子供たちに手厚い投資をする方が健全だと思う。

 

 

2025年には団塊の世代(昭和22年生~24年生)が75歳以上の後期高齢者となる。

 

 

十派一絡げで高齢者保障をするのではなく、元気な高齢者には継続して活躍してもらい生産性を上げ社会保障費を賄ってもらう、ということをしていかないとならないのではないか?と課題を呈している。

 

 

まとめ

1回読んだだけでは頭に入らない場合には、2回、3回と読んでみるといいと思います。また、他の経済学者が書いている本を見てみるのも良いかもしれません。

 

 

日本は高齢化先進国であり、少子化も進みますから、将来の経済の伸びはあまり期待できません。

 

 

一方で、世界総人口は増加しており、世界的に見た場合の景気は今後も上昇していくでしょう。

 

 

テレビニュースなど見ていても、景気の話は必ず出てきます。少しでも知識があるのとないのとでは、ニュースの見方も変わると思いますので、ご興味あればぜひ、本著をぜひ手に取ってみて下さい。

 

 

僕もまだ知識の定着がなってないので、こういった類の他の本も読みながら、勉強していこう思っています。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 


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