【本棚】私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 | 手上のコイン Blog

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私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 (講談社文庫)/島村 英紀
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実は、先月行った『ぼくはだれ~取調室の攻防~』
を観る前にと、何気なくそういう類の本を探していて、見つけた一冊。


『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 』

島村英紀・著/講談社文庫


結局、読み終わらないまま、お芝居は観てしまいましたが。

この本の方は実録ですね。


あちらは警察の取調室での攻防を描いていましたが、この本の著者はその取調べ無しで.

起訴されてからの拘留期間中、裁判が終了するまでの記録。

正直、私は日本の司法制度に対して、それほど全幅の信頼は置いていないけれど…。

というよりは、かなり懐疑的ですらあるけれど。

この裁判はまた…酷いな…。

表に出ていないだけで、こういう冤罪事件が数多く起きていて、

泣き寝入りする人たちも少なくないことを考えると。

裁判員制度というのも必要なのかなと思うとともに、

裁判員制度そのものにも、不安は多い。

人間が人間を裁くというのは、

難しい。


でも、その難しさもわからずにいるよりは、

少しでもわかる方がいい。