【観劇記録】俺たちは志士じゃない | 手上のコイン Blog

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『俺たちは志士じゃない』
なんというか‥
これってさ‥シチュエーション・コメディーなんだよね?
と、確認したくなるくらいに、やたら登場人物がカッコイイというか。適度に?(生真面目で笑えるとかいうレベルではなく)真面目だなーって感じでした。
おさまるところに話が納まっているし‥。普通のお芝居だよ‥(笑)
一人一人のキャラクターに見ごたえがあり、面白かったです。

ただね。欲を言えば、
どーせならもっと土臭いっていうか。バカで人間臭い感じでもよかったかなって。なんかね、全体にカッコよかったし、爽やかだったんですよね~。


脚本 :成井豊+真柴あずき
演出 :マキノノゾミ

CAST

神田松吉 :浅野雅博(文学座)
品川竹次郎 :細見大輔
かえで :温井摩耶
桂小五郎 :西川浩幸
天王寺創一郎 :大家仁志(青年座)
鶴橋清之助 :左東広之
梅田新兵衛 :筒井俊作
天王寺美咲 :實川貴美子
ぬい :坂口理恵
こま :渡邊安理
土方歳三 :武田浩二(アクションクラブ)
沖田総司 :多田直人


東京公演
2006年6月15日(木)~7月2日(日)
サンシャイン劇場



時は幕末。
新選組を逃げ出した二人の隊士、神田松吉と品川竹次郎は、逃げ込んだ宿の風呂場で拝借した着物のせいで、なんと坂本龍馬と中岡慎太郎に間違えられてしまう。
逃げる途中に通りかかった岩国藩士、鶴橋清之助に、饅頭屋の土蔵に匿われた二人は、仕方なく坂本と中岡のふりをする事に。
しかしそんな中、悪いタイミングで勤皇の志士、桂小五郎がそこにやってくるという報せが。慌てふためく二人。
桂がやってくれば、自分達が偽者だと一発で露見してしまう。
果たして、追い詰められた二人の運命は‥?



まず‥多田直人さんの沖田は必見!って感じでした。何だろう。やたら総司っぽい(笑)『ああ!そうそう。そんな感じ!!』って言いたくなる沖田なんですよね。某‥‥‥よりもずっとはまっておりました。
いや、私は新選組は土方さん派なんですが‥。
その前に、幕末は苦手なんですけど‥(笑)

桂さん(西川さん)が、いかにも博学そうで、肝が据わり、強そうな雰囲気を醸し出しているのも、なんとも言えませんでした。
思わず志士ってカッコイイ~と倒幕派に偏りそうになる(笑)
いや、でも、大政奉還させた坂本龍馬がやっぱり‥凄いよな。というか、本当に何者なんだ。

‥‥すみません。話が逸れました。

まぁ、最初に書いたとおり、時代劇となると、多少土臭~い感じが好きな私としては、一番好きなキャラはやっぱり松吉さん。(浅野さん)
女好きで、情けなくて。でも性根が真っ直ぐで正直な‥。な‥役‥。なんですが。
でも浅野さんが演じると、どこか爽やか。カッコイイ‥‥。
竹次郎(細見さん)なんか、途中からやたらパリッとしちゃって。男前に見えるし。
かえでさん(温井さん)なんか色っぽ過ぎ‥。

個々の人物は本当に魅力的でした。
ま、
やっぱり一番傑作・傑物なのはおぬいさん(坂口さん)なのは間違いないんですが‥。

‥ね(笑)
いつもみたいに『もう一回観たい!』という勢いではないものの、面白かったです。

あ、黒子さんはも一回見たいかも‥(違うダロ)