自然素材の家づくり 柿渋塗り | お薬を使っても病気が治らず困っている方のための自然療法ホメオパシー

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「自然素材、伝統溝法にそった家づくり」。今回は自分達でやった作業についてです。
先日のブログで、建主直営方式はどこにお金をかけるか明確にできる、と書きました。つまり、削るところは削る。我が家の場合、予算の関係で削らざるを得ない部分、自分達でできる作業は徹底してやりました。

でも家作りをやってるって実感がわいていいよ。大変は大変だけどね。

8月、所沢にある、「佐久間建匠」へ家族揃って出かけました。佐久間さんちと隣あわせの作業場。そこで、土台となる木材(栗の木、水に強いんだそうです)、梁となる棟木等への柿渋塗りを行いました。
柿渋は、昔ながらの日本の固有の材料です。

青柿の汁を発酵させたもの。防腐・防水・防虫に優れています。色は濃ーい赤というか、褐色。独特の匂いがありますが、私はあまり気になりませんでした。

木に塗ると、白っぽい木肌が濃い褐色になります。これはこれで味があります。
京都にあるトミヤマという会社のものを使いました。柿渋に加えて、カキトモという、更に防水性を高めるものを加えてハケで塗っていきます。
http://www.kakishibu.com/itiran/itiran.html#kakishibu

作業中、手伝ってくれてる建築事務所若手の粟野くんや、大工さんの棟梁・佐久間さんや小塚さん(同い年です♪)、大ちゃん(20歳だったかな)とかとしゃべって仲良くなっていくのも楽しいです。

大下伸悦先生の本には「柿渋米袋」の紹介がされています。この米袋に保存した米は古米・古古米になってもさらに風味がまして美味しく、虫がつかない。保存に適した素晴らしいものなんですって。

日本の伝統ってすごいよね。やっぱり日本人って頭いいんだな。

そう、この伝統技術のすごさっていうのも今回家を建てて感じたこと。私達が作業してる横で、大工さんたちが木材加工の仕事をしてくれてるんだけど、色々な道具を使ってましたね。
家に使う、ものすごい量の木材を一つ一つ人の手で測って切って削ってカンナかけていって、それを現場に運んで一気に組み立てる。これってすごいですよ。驚異的ですよ。 木材を組み上げるのって大体1,2日で組み上げるから一発勝負。

少し間違えたら、現場で「あれ、入らない・・・」とかなるでしょ。こういうきっちりぴったりが苦手な大雑把な私は、「すげー」と感動したのです。

しかも素材は木。湿気で膨らんだり、乾燥で反ったり。そういうことも想定して加工していくんですよ。いやー、私、とてもムリ。裁縫とか、型紙どおりに布切ったはずなのに、大体ずれてるし。

日本の伝統技術者は本当に頭が良くないとダメだね。スマートだと思う。

ちなみに息子達は、親が作業してる間、佐久間家にずうずうしくあがりこんで、佐久間家の小学校のかわいいお姉ちゃんと、幼稚園のお兄ちゃんに遊んでもらっていました。アリエッティのDVDみせてもらってたかな。奥さん、本当にお世話になりました。

佐久間さんのおうちから歩いていけるところにはトトロにちなんだ「クロスケの家」があります。佐久間さんちの娘ちゃんが案内してくれました。実際トトロの舞台になった狭山丘陵も近いです。
http://www.totoro.or.jp/kurosuke/intro/index.html

ここは火・木・土しかOPENしていないです。

何回か佐久間さんとこの作業場には通ったのですが、毎回閉まっていていつも外から眺めていました。


家にはいたるところにトトロのモチーフが隠れています。蔵の中にはトトロのジオラマなどもあるようで、今度佐久間さんちに遊びにいきがてらまた行ってみたいと思います。ちなみにここは車を停める場所がないので、公共機関で来る必要があります。