マハトマ・ガンディーの秘密、続きの続き。 | 日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

革命家足立啓司がゴーピ・クリシュナの遺志を継いで運営するクンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部からの情報発信。

 

先年2019年の7月29日、ゴーピ・クリシュナの「高次元意識」を発

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    書店にてご注文の方は「高次元意識」

  •    ISBN-10: 481501303
  •          ISBN-13: 978-4815013035
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 指導者の間に見られるこのいびつな脳の進化から来るはっきりとした人格のアンバランス(不均衡)、これが、20世紀という史上最も知識が進んだと言われる時代を戦争に明け暮れる最も残忍非道な大量虐殺の時代にしてしまったのです。優秀な頭脳は、自滅に導く地獄の兵器の開発に励みました。単に敵対する国であるということだけで、何百万という無辜(むこ)の民、婦女子までも殺戮する兵器を使用する。まともな意識が完全に麻痺している。これほどの卑劣な行いに匹敵する行為が史実にかつてあったでしょうか。

 

 破壊的な力を放つ怪物兵器は開発されました。そしてそれが黙認されてきたのです。これは、集合的に人類全体の意識に不均衡が蔓延している事実を反映しています。憂慮すべき事態の予兆だと私は言います。なぜなら、進化を目指す人体は必ず調整のための大激変を引き寄せるからです。進歩がここまで進んだ現代にあっても、学識者は、人々の意識に作用して革命や戦争を起こさせている精神エネルギーが、個人の考え、感情であると同時に宇宙意識から湧出しているということに全く気がついていません。信じ難き片手落ちです。嵐の大海で絶え間なくかき乱される水面や、振動活動を終止続けて物質宇宙を形成するエネルギー場のように、プラーナの次元でもそれ以上の大活動が展開していると了解して下さい。

 

 20世紀には一体どれだけの恐ろしい殺戮紛争が起こったでしょうか。罪の無い人々が、ロシアで、中国で、ドイツで、インドで、ベトナムで、バングラデッシュで、パキスタンで、ペルシャで、レバノンで、アイルランドで、アフリカで、南アメリカで、そしてその他の地域で命を失いました。その総計は何百万人に上ります。また一体何人の血迷った指導者とその加担者が残虐な殺戮を実行したでしょうか。その犠牲者は2000万人を超えます。大小を含めて一体幾つの戦争、紛争があったでしょうか。これによって亡くなった、あるいは不具になってしまった兵士の数もまた数え切れません。こういった行為を念頭においてしかも人類が手に入れてしまった核という総破壊兵器を考慮すると、21世紀にどんな恐ろしいことが勃発するか目に見えてきませんか?まだ時間はあります。事の悪化を止めなければなりません。さもないと人類には最後の審判が下されるでしょう。

 

 私がなぜ、このトランスパーソナル学会の席上で今日の世界のこういった危険な状況を話題にするのか。それは他でもありません、こういった状況になってしまった原因を突き止めていくもの、それが心の科学であるからです。悪徳極まるホロコーストの手はずが着々と進んでいるのにノンシャラン(のほほん)で毎日を過ごす人々。火山が今にも足元で噴火し出すかもしれないのに。それはまるで屠殺の準備を知らんふりで眺(なが)めている家畜です。この事実が、将来起こる出来事への危急の前兆だと私は感じるのです。進化がより進んでいるのかもしれない指導者層と同じ不均衡が大衆の意識に現れているのです。何と不吉なしるしでしょう。現在のような自滅に向かう趨勢(すうせい)に対して人類の指針が正常に機能しているならば、きっと早い段階で大衆の抗議の声が高まり、政治指導者の暴走を止めているでしょう。残念なことに大衆は違いました。ほとんどが唯々諾々(いいだくだく)とその暴走を甘受して声も挙げなかった。危険にさらされていることにハタと気づいていなかったのです。現在もそれが続いています。

 

 まだ間に合います。健全な心を持った幾人かの人間が英雄的に尽力してくれるのなら、今人類に存亡の危機が迫っているという事実に対して、一般の人々も一人また一人と少しづつ気がついてくれるでしょう。地球のあちこちで起こっている反戦・反核運動の根本にあるのもこの気づきです。世界がこんな危ない状況になっているのに、なお地球上の大多数の人間がそれをただ横目で見ている。なぜでしょうか?

社会が、その本当の原因にいまだ思い至っていないからです。科学がまだ解明していない根拠が、実はそこに介在しているのです。

 

 過去数世紀に及んだ精神性への軽視の時代風潮は、人間の意識の進化を不健全な方向に導き、今大多数の人間が意識の不均衡に侵(おか)されています。これを回復して適切な状態に戻さなければ、人類に何か大変なことが起こるでしょう。ところが私の知る限り、学識者にしても一般人にしてもそういうことにつゆとは気づいていません。しかもこの意識の不均衡はインテリ層に特に顕著に見られます。

 

 精神障害のケースは何種類もあります。中にはそれが犯罪に結びついていく場合もあります。が、それでも私はいわゆるそういう患者の人達が人類への脅威になるとは言わないのです。恐れるべきは、頭がキレて如才ない,そういう人達の一群です。彼等の行動原理にバランスが欠け、適度を守れる自制心が存在していないとしたらどうなるでしょうか。エゴは果てしなく肥大し、野望はその限度を捨て、貪欲はもはやその節度を喪失するでしょう。ところが現代、インテリ層の多くがそうなっているのです。実例を挙げるのは簡単です。国家の最高指導者となった人物にまさに正気の沙汰ではなかった人間がすでにこれまで一体何人いたでしょうか。この先将来きっと20は下らない国が核を保有するでしょう。その中でたった一人でも指導者がとち狂うなら、世界は業火の海と化すのです。

 

 このただならない危険を回避する道は一つしかありません。それは進化の機構を理解することです。そしてその機構が滞(とどこお)りなく進行していくための諸条件を解明して順守していくこと。そうすれば人間は調和の取れた存在となり、平和な世界が実現するに違いないのです。さて、その理解を得るための手段は何でしょうか。世界中に今も残る宗教やオカルトの文献を見直すことはその一つです。そしてもうひとつ、この地球上のあちこちで、こぞって進化と言う現象を大々的に研究することなのです。

 

 これには科学の様々な分野が関わって来るでしょう。しかしことクンダリーニの調査・研究ほど危急にして重大なテーマは無いと私は言いたいのです。意識を研究する、あるいは自然界に働く未知の知的エネルギーを研究するためにはクンダリーニをおいて他にそのとば口はないからです。自然はクンダリーニを準備してくれました。理由はわかっています。この先、意識とか未知の知的エネルギーという超感覚の次元に入っていくためには、さらなる脳の進化が不可欠だからです。人類は何とか現状までの知的レベルにたどり着けました。これもクンダリーニのおかげです。しかしクンダリーニは、人類をもっと先へと案内する準備があるのです。すなわち、超感覚の世界へと・・・。

 

 ゴーピ師のトランスパーソナル学会の席上でのスピーチはまだまだ続きます。枕の部分が終わって、次回からはいよいよマハトマ・ガンディーの話題に入っていきます。乞うご期待。

 

 人格の不均衡で考えさせられるのは、メディアに登場するここ最近の政治家、学者、芸術家、芸能人、プロスポーツ家等などのいわゆる有名人ですね。こういう人たちが話題になれば当然世間に対しての影響力があるわけで、彼らの言動が時代風潮を作っていきます。さて僕の印象ではとりわけこういう人達のエゴが強い!控えめではなく、自分のすごさや人との違いをやたら強調している。傲慢な態度も感じられます。バランスの取れた人格、尊敬できるような徳性、とは言えないです。むしろ変人、奇人、機嫌を損なうと扱いにくい部類の人間ではないでしょうか。一般メディアに登場するこういう人達が社会のムードを作っています。ゴーピ師の言われる通りだと思います。

 

 人間の進化の次の段階は、物質を超えて超感覚の次元に入場していくことだとゴーピ師は言われます。そのための脳のさらなる進化つまり機能向上。生体活動のために人間の摂取する栄養は物質と霊の多重構造になっていることをこのブログの読者の皆さんは自覚しておいてくださいね。そのうえで脳のため身体のためにどんな物質と霊の栄養が大切かいつも考えて下さい。

 

 さて、クンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部は、来週から引っ越しのためにブログの発信を数週間お休みさせていただきます。新天地でのネット環境が整いますまで、しばらくご辛抱のほどよろしくお願いいたします。

 

では次回まで!

 

ホモ・ノブス/足立啓司