マハトマ・ガンディ―の秘密、続き。 | 日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

日本人よ速やかに新人類に変貌せよ!

革命家足立啓司がゴーピ・クリシュナの遺志を継いで運営するクンダリーニ・リサーチ・ファンデーション日本支部からの情報発信。

先年2019年の7月29日、ゴーピ・クリシュナの「高次元意識」を発

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    書店にてご注文の方は「高次元意識」

  •    ISBN-10: 481501303
  •          ISBN-13: 978-4815013035
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  人間の心の進化を気軽に考えて、脳にダメージさえ与えなければ自然に進行していく過程なのだと思うべきではありません。人類の意識が超人類の意識に移行するにあたっては、沢山の複雑な問題が併発する可能性があり、細心の注意が必要なのです。知識と技量を総動員してもこの進化の行程を全うしていくのは並々ならない責務なのだと私は言います。クンダリーニが「母」と表現される理由もこの進化の行程の困難にあります。人間が自堕落に生きて進化の働きに逆らい、その反動で脳を苛(さいな)む場合にあっても必ず母のように慈悲の手助けを差し伸べてくれるのがクンダリーニだからです。

 

 
 古代の文明は崩壊した。しかし、我々人類が築き上げた現代の知識ならば、かつて起こったような文明の衰退も止められるだろうと考えるのは間違いです。その理由は明らかです。現代社会が、今この間にも進行している脳の進化の過程で起こり得る様々な問題について全く無知であるからです。一体、脳が如何なる速さで機能の向上をすすめているのか、それは人格の向上がひとつの指標になります。この脳の機能向上の速度が速ければ速いだけ、その過程を阻害しないための自制の必要性も高まります。ところが、今多くの人々の脳が危険にさらされているというのに現代社会はそれに気づいていない。惰眠にふけっているのです。
 
 しかるべき事実(クンダリーニ)が確認されているならば、この世界は今日の有様とは全く異なる状態にあるはずです。つまり、整った計画、健全な生活条件、一致団結した人類、進んだ社会構造と政治体制、そして人が何のために生き、そのためには何をすべきかが広く理解されている社会。そういう社会の下に暮らしているはずです。しかし現状はどうなっていますか?知識の取り違えによる混乱です。バベルの塔の中で、皆が、我こそはとわめき散らしているような状態が今日の状況です。どれもこれも騒がしいだけでつじつまはあっていません。救済の知恵を授けてくれるものは一つも見当たらないのです。
 
 クンダリーニが初めて実証される時、現行の多くの思想体系、科学の概念、心理学の仮説が、がらがらと音を立てるがごとくに失墜するでしょう。理由は簡単です。私達が認識しているこの宇宙は単なる意識の創作にすぎないからです。ある次元においては原子や分子が存在するように見えています。本も図表も何かを説明しています。恒星等の天体は動いているように見えます。しかし次元が変わればそれらは一切消えて無くなるのです。夢であったかのように・・・。不思議なことはそれで終わりではありません。初めてその実態を現す意識の宇宙が私達を驚嘆のとりこにするのです。いっそう計り知れない神秘が提示される。この段階に達して人類の進化の旅路が終わるのではありません。私達が考え付くいかなる想像も寄せ付けない、まったく未知の新たな旅路が始まるのです。21世紀が終わらんとする将来に私達の子供達がかつての現代人を回顧する時、何んと蒙昧(もうまい)な知性の持ち主であったか、とあきれるでしょう。現代人には、感覚を通して認識するものが全てです。実は氷山の一角をとらえているに過ぎないことを自覚していないのです。
 
 現代の指導者的立場にある人間は、確かに、昔の偉大な思想家に比べて、頭の回転はずっと速く、政治的知略にいっそう長(た)けて、現世の知識も豊富でしょう。しかし、それでも、ジャナカ(古代インド神話の登場人物)や仏陀やキリストやソクラテスのような過去に生きた偉大な精神の巨人達の前では小人だと、私は言います。その理由。現代の指導者は、その人間性においてどうも均斉(きんせい)が取れているようには見えないからです。知力ではまさに巨人の如くであっても精神の知恵がまるで矮小です。この、心的構造の不釣り合いは、普通の目には映らなくとも、精妙なエネルギーのレベルで異常を呈(てい)しています。脳のいびつな進化の結果だと私は言います
 
 スピーチは続きます。次回のブログもお楽しみください。
 
ホモ・ノヴス/足立啓司