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ジョージ・ポリア著「いかにして問題を解くか」
からのメモが見つかりました。
初見の問題は誰でも大なり小なり大変なものです。
やみくもにがんばっても解けません。
ではどうすればいいか?
「いかにして問題を解くか」にはそのヒントが書いてあります。
書類の山から出てきた紙にずらずら印刷されている言葉は、
ネットに載っていた「ポリアのヒント」をそのままコピペしたようです。
本が手元にないので、原文を確認できません。
同じテーマでコンパクトな記事はこちらをどうぞ。
ポリアのヒントを知るきっかけは「数学ガール」シリーズでした。
著者結城浩さんの言葉を引用した記事。
練習問題は解けるのに模試の問題が解けない
「ポリアのヒント」は、見る人(特に数学指導者)が見ると非常に興味深い内容だと思います。
表現が硬いところがありますが、そのまま書きます。
問題を理解すること
・未知のものは何か。
・与えられているもの(データ)は何か
・条件は何か
・条件を満足させられるか。条件は未知のものを定めるのに十分であるか。または不十分、余剰、矛盾しているか。
・図を描け。適当な記号を導入せよ。
・条件の各部を分離せよ。それを書き表すことができるか。
計画を立てること
・前にそれを見たことがないか。または、同じ問題を少し違った形で見たことがないか。
・似た問題を知っているか。役に立つ定理を知っているか。
・未知のものをよく見るように。未知のものが同じか、またはよく似ている、見慣れた問題を思い出せ。
・似た問題ですでに解いたことがある問題がここにある。それを使うことが出来ないか。その結果、方法を使うことができないか。それを利用するためには、何か補助要素を導入すべきではないか。
・問題を言い換えることができるか。定義に帰れ。
・もしも与えられた問題が解けなかったら、関連した問題を解こうとせよ。
・もっと易しくて似た問題が考えられないか。
・もっと一般的な、特殊な、類推的な問題は?
・問題の一部分を解くことができるか。
・条件の一部を残し、他を捨てよ。
そうすればどの程度まで未知のものが定まり、どの範囲で変わりうるか。
・データを役立たせられるか。未知のものを定めるのに、適当な他のデータを考えることができるか。
・未知のもの、もしくはデータ、あるいは必要ならばその両方を変えることができるか。そうして新しい未知のものと、新しいデータとが、もっと互いに近くなるようにできないか。
・データをすべて使ったか。条件をすべて使ったか。問題に含まれる本質的な概念をすべて考慮したか。
計画を実行すること
・解答の計画を実行するときに、各段階を検討せよ。
・その段階が正しいことをはっきり認められるか。
ふりかえってみること
・結果を試すことが出来るか。議論を試すことができるか。
・結果を違った仕方で導くことができるか。それを一目のうちに捉えることができるか。
・他の問題にその結果や方法を応用することができるか。
圧巻です。
なるほどこういう風に頭を使うんですね。
本はこちら。
18歳、19歳という多感で気力体力が充実した年頃に、思い切り数学を勉強して良かった。
知らず知らずのうちに上記のリストを身につけていたのだと、わかりました。
「1点でも多くもぎ取るため」受験数学を突き詰めるといいことありますよ、みなさん。
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