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近頃「参考書ルート」なる言葉をよく見かけるようになりました。

 

さらには「黄金ルート」なるものも笑

 

どの参考書を使えば最短距離で合格するか

 

いやはや、

 

試行錯誤のプロセスを省こうとしているように見えます。

 

万人に向く参考書(問題集)なんか、ありませんよ。

 

 

結城浩著「数学ガール ゲーデルの不完全性定理」のなかに、

 

 

 

たくさん本を買わなくちゃいけないって気持ちになることがあるんです。
 

不安というか……。

 

成績のいいひとが読んでいる参考書を買えば、あたしも同じくらい成績が上がるような気がして……

 

ゲームの攻略本みたいに。

 

そういう気持ちには、誰でもなると思います。

 

私も、不安にさいなまれると「優秀なあの子と同じ参考書を買えば・・・」

 

という幻想にすがりそうになりました。

 

一応踏みとどまりましたが、かなりエネルギーが要ります。

 

「僕は、自分にとっていい参考書か?と考えて選ぶかなあ」

 

(中略)

 

「うん。ほら、わからないところや、つまづくところって、人それぞれだよね。

 

特に数学は、たった一つの要となる言葉を理解するだけで視界が開けることがある。

 

だから、自分が何を分かっていないかをじっくり考えて、そこにフィットするような参考書を選ぶんだよ。」

 

気のせいでしょうか。

 

ググったら色々出てくるのに慣れて、

 

じっくり考えるのが苦手な若者が多いような。

 

参考書ルートというのは、考えることを省略したい生徒が、飛びつきたくなるものなのかもしれません。

 

 

たとえば、数学的帰納法がわからないとして、

 

《自分は、どこがわかってないんだろう》って鏡に向かって(中略)訊こう。

 

つい《ぜんぶ、わからない!》って言いたくなるけれど、そこで、ぐっと踏ん張る。

 

(中略)自分にとっての

《分からなくなる最前線》

を探そう。

 

分からなくなる最前線

 

って、しびれる言葉です。

 

そして確かに、成績が振るわない生徒ほど、「全部分からない!お手上げ~」って言いがちです。

 

もう、考えるのが面倒くさくなるんでしょうね。

 

このプロセスは、忍耐力が要ると思います。

 

今、これができる子がどれほどいるでしょうか。

 

安易に参考書ルートに流される大勢を見て、ひそかに心配になります。

 

安きに流れた子は、もう面倒くさい努力をしようとしないでしょう。

 

 

私はこのような忍耐力がありました。

 

優秀なあの子と同じ参考書に飛びつきたくなる気持ちをぐっと抑えて、自分にふさわしいものを探す。

 

あるいは、学校(や予備校)配布の参考書をまだ勉強する余地がないかと謙虚になる。

そういう努力はしました。

 

当時スマホの誘惑がなかったのも大きいですね。

「便利は不便」

どこかで見かけた言葉ですが、本当にそう思います。

 

 

 

 

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