【議会報告】富士小学校で放課後子ども教室新設! 台東区の学童の待機児童対策はどうなる? | 子育て 本命!~やさしい政策~台東区議会議員 本目さよのブログ

【議会報告】富士小学校で放課後子ども教室新設! 台東区の学童の待機児童対策はどうなる?

こんにちは!

台東区議会議員 本目(ほんめ)さよです。

 

2024/06/12の子育て・若者支援特別委員会で報告があった内容です。

 

 

台東区ではこどもクラブ(学童)の待機児童対策としていくつかの新しい取り組みを開始することになりました。

放課後の子どもの居場所をさらに確保するための対策なので、ぜひチェックしておいてください。

 

こどもクラブの待機児童問題は、台東区が真剣に取り組んでいる課題の一つです。

 

令和6年4月の時点で121人の待機児童がいましたが、

台東区は「待機児童対策緊急3か年プラン」に基づき、さまざまな対策を実施してきました。

しかし、依然として申請者数が予測を上回る高い伸びを示しているのが現状です。

 

そこで区は、さらなる居場所の拡充策を打ち出すことになりました。内容は以下の通りです。

□すでに実施が決まっている対策
令和6年度 ①竜泉こどもクラブ定員拡大(定員105) ※仮施設から竜泉福祉センターへの移転により15増

②(仮称)入谷こどもクラブ開設(定員45) ※廃止となる台東入谷こどもクラブより5増

 

7年度①田原小学校、蔵前小学校周辺地域における民設こどもクラブ開設(定員40程度) 

②台東育英小学校放課後子供教室の実施
 

 

□今後新たにやると決まったこと

 

(1) 金竜こどもクラブの定員拡大 金竜小学校区の申請者数が多いことから、

金竜こどもクラブの定員を現行55人から65人に10人増やします。

具体的には金竜小学校の特別教室を放課後に活用することで、受け入れ人数を拡大します。令和6年9月1日から実施されます。

 

(2) 富士小放課後子供教室の新設 地域や学校との調整が整い、

令和7年4月から新たに富士小学校で放課後子供教室を開設することになりました。

運営は現在のクラブ運営事業者に委託する予定です。

 

 

放課後子供教室は子どもの居場所として、こどもクラブと並んで注目を集めている事業です。

遊びを中心に地域の方々の協力を得て、多彩なプログラムを子どもたちに提供しています。料金が無料なのも大きな魅力です。

 

台東区内では既に15校で実施されており、合計3,121名の児童が登録しています。

対象学年は低学年が中心ですが、高学年も参加できます。

 

 

富士小学校ではいつできるのか?ずっと未定でしたがとうとうスケジュールが決まりました!!

 

 

待機児童を減らすための対策は喫緊の課題です。

保護者が安心して仕事と子育ての両立ができる環境を整備することが何より重要だからです。

 

今回の対策により、区内の放課後の居場所が一層充実します。

定員拡大と新規開設を合わせて70人分の受け入れ枠が増えることになります。

 

とはいえ、まだまだ

特に2年生以降のこどもクラブには、入れない可能性もあるということで

(基本一年生は入れています!!)

ベビーシッターや児童館なども一つの選択肢としてぜひご活用ください!

 

委員会で、本目からは以下指摘しました。

「月曜日代休問題」

 

  • 待機児童対策として放課後子ども教室が新設されているが、働き方改革で月曜日が休みになる学校もあり、そのような日は子どもを預ける場所がない。
  • 共働きやシングル家庭では、そうした日に仕事を休まざるを得ず、保護者への影響が大きい。
  • 教育委員会として、働き方改革を進めつつ、働く保護者を支援するためにどのような対策を検討しているのか、そもそも放課後の児童対応をどう認識しているのかを伺いたい。
  • 働き方改革と保護者支援の両立に向けて、教育委員会全体で検討を進めてほしい。(これはあとから思いましたが、教育委員会全体ではなくて区全体として取り組んでほしいといえばよかったです)
 
台東区議会議員 本目(ほんめ)さよ