今度は江戸狛犬図鑑で遊ぶ⑭新宿十二社熊野神社 | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

今度は江戸狛犬図鑑で遊ぶ⑭新宿十二社熊野神社

5月19日以来の狛犬散歩となったのは、手近なとこがもうあんまり無いから、なんたって暑いし。

2024.6.25(火)

久々の 狛犬散歩新宿中央公園 の北西の隅っこに間借りしたような 新宿十二社熊野神社

シブい拝殿の前で睨みを効かせる狛ちゃんは1804年ものと新しいめだが、

なかなかの面構えに加えて角がきっちりあるのが特徴。

そしてそれ以上の逸品が拝殿右奥にある 大鳥神社 の前で頑張るやや小ぶりな一対だ。

ぱっと見はまあ地味、1727年ものながら「はじめ型」の素朴さを残したいいお顔をしており、吽形には低いめの角、

お腹のくり抜きが無い上に、台座まで一体構造なのが面白い。

そもそもこちらは応永年間、15世紀初頭に中野長者と呼ばれた鈴木九郎が、故郷の熊野三山より若一王子宮を勧請して創建したと伝えられる古社で(他説もある)、熊野三山の十二所権現すべてを勧請したから十二社(じゅうにそう)、江戸時代には徳川将軍家の保護も得て広い境内地に滝や池を擁した景勝地として賑わい、文人墨客も多数訪れたという。

今は狭くて残念、水っ気は小さな弁天池だけだが、

十数基も格納する神輿庫中央の1928年製作と言う一之宮、二之宮はかなりの大物だった。ビルばっかりの地域的に担ぎ手が揃うのかちょっと心配かも。

そもそもこの神社は公園に間借りしているのではなく、庇を貸して母屋を取られたのだった。それについてはまた明日。

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