十年ぶりの? はちまきの天丼だったが | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

十年ぶりの? はちまきの天丼だったが

2024.5.11(土)

日本春歌考 の前の腹ごしらえにとすずらん通りに出ると、あれ、11時開店だったのかな、天麩羅の はちまき が開店しており、まだ行列が無い。こちらは店頭に江戸川乱歩を囲む大宴会の写真が飾られているように歴史を誇る店でもあり、駿河台勤務中は時々利用してた。でも近年は神保町界隈のそういった有名店がマスコミによく紹介されるせいか、カツカレーの キッチン南海 を筆頭に さぼうる その他昼どきは行列が絶えないのでご無沙汰していた。

この店は特に美味いとは評価していなかったこともあって10年ぶり位かも、だったが入店してびっくり、11時を10分回ったばかりなのに既に席の大半が埋まっていた。人気が過熱してます。

オーダーは基本の 天丼 だが、周りの客はわざわざ来たからってことか穴子天丼など上級メニューを頼んでいる人が多かった。

900円の天丼でまずまずサイズの海老が2本にキス(ハゼかも)、イカ、獅子唐に蓮根というのは気前がいいし、焼麩とワカメの味噌汁も上出来だったのだが、天丼としての仕上がりには少々首を傾げた。ご飯が炊きたての熱々というのは、以前日本橋の有名店の鰻重でも感じたことだが、丼ものには不適! 冷や飯は論外だけど、団扇でぱたぱたでもした適温が美味いのだ。これにはタレが少なめだったことも災いしたかな、良心的な店なのにあまりに忙しくてパンク状態なのかも?