COFFEE & LUNCH の FUJI | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

COFFEE & LUNCH の FUJI

東京15区の期日前投票、出口調査に基づく速報では、下馬評とは違って酒井の圧勝、こちらが2位と予想した乙武は惨憺たる結果となり、意外に頑張ったのが須藤元気だった。これは他の補選もなのだが、投票率が呆れるほど低かったこともあるかもしれない。無党派層が無力感で棄権した以上に、鉄板のはずだった自民支持層の相当数が棄権に回ったかな。

2024.4.29(月)

東京駅と有楽町駅の中間 と言えば都心も都心なのに、鍛冶橋通りから有楽町駅に向かう右側の在来線、左側の新幹線の高架の隙間の通路は妙にうらぶれているとこが好き。

その新幹線の高架下から突き出した格好の三角屋根の1階の COFFEE & LUNCH FUJI の店頭の矢鱈に豊富な昭和っぽいランチメニューに以前から興味津々、送水口博物館 に行くついでに、1時過ぎの空き始めそうな時間に狙いを定めて行ってみた。(ついでと書いたが、日本橋からここまでが1km程、新橋の送水口博物館へはさらに約1.5km、閑人でなければ歩かない。)

入店してみると新幹線の高架下に広がる奥は思いの外広く、2階は雀荘だった。時々新幹線の通過音が響くが気になる程ではない。

で、9種もあるスパゲティーに加えて生姜焼きやハンバーグなどの定食、各種の炒め飯やカレーがある中から王道の ナポリタン、飲み物とセットで1200円。

これはちょっと意外な上出来、量もたっぷりのパスタは多分茹でたてで厚切りベーコンを気前よく使い、スープ・サラダ付はお得だ、他のメニューも試してみたくなる。

でも問題は少なくともこの日は、キッチンにおっさん一人、ホールにはマダム一人だけで、広い店内、豊富なメニューをカバーしていっぱいいっぱい、結果的にかなり客を待たせていたこと。

誰かが休んじゃってたのかもしれない。

 

因みにこの先の在来線下には、戦後のモノの無い時代に考案されたミルクワンタンを作り続けた 鳥藤 があったのだが、コロナ禍の中で2021年に86歳の女将が72年の歴史に幕を下ろしてしまった。正直なところ美味いとは思えず(ゴメン)、夜の一択、〆がミルクワンタンのお任せコースは食べ損ねたのが残念。また一つ昭和が消えたが、もう1軒のアヤシイラーメン屋はまだ頑張っている。