下高井戸に行ったのでちょいと墓マイラーも | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

下高井戸に行ったのでちょいと墓マイラーも

2024.4.2(火)

20年ほど前に 海の環境NPO OWS に加わった頃に事務局を務めてたから2泊3日のネイチャースクールの運営など一緒にやってた Ta 子はとんでもない行動力の持ち主で、その後小笠原でウミガメの相手、長野でフリースクールのスタッフ、さらに東日本大震災発生とともに石巻に駆け付けてテント泊で復旧支援ボラ、さらにそこで子どもたちの遊び場、居場所作りのNPOを立ち上げて11年、それで何やら表彰されたりもしている。

で、6年ぶりと言ったかな、東京の支援者向けの報告会をやるというので支援者でもある会場の下高井戸のお寺さんへ。言わば戦友だから知らん顔もできず、ささやかな支援をしているのだ。

石巻では大震災の影響もあってなのか不登校児童が多いのに対応してフリースクールも運営、実際中学を不登校だったって女の子が今は東京の女子大生となって会場に手伝いに来ていた。妙にと言うと失礼だがもう若くないのに若者を魅き付けるから、薄給にもめげずに頑張る若いスタッフもいる。

昔から意地悪な子はいていじめや仲間外れがあったが、一定の自制はあったのか昨今言われるほど陰湿ではなかったし、不登校児童ましてや自殺者なんてそうそういるもんじゃ無かったというのが年寄りの間の共通認識、何でこうなったんだろう?

 

2時間ほどの報告会の後は懇親、OWSの理事だった An さんも来てたし、なかなか面白い顔触れが集まってたが、諸事情でこちらは乾杯+αで失礼した。

このお寺は浄土宗で、うちの浄土真宗大谷派とは違って南無阿弥陀仏を連呼しまくる勤行にも少しお付き合いしたのだが、報告会より少し早くに現地に着いて、これは浄土真宗でも本願寺派の 築地本願寺和田堀廟所 というのをちょいと覗いてみた。白象がいるのは4月8日の花まつりの準備かな。

ちゃんとしたお墓マップは無かったが、取り敢えず目についたのが 九条武子 さんの墓。西本願寺の法主の次女に生まれて九条男爵家に嫁いだ彼女は今の京都女子大を設立したり関東大震災の救援活動を進めたりの才色兼備で、柳原白蓮などと共に大正三美人に数えられた。

もう一人、うって変わって レオナルド熊 さん、今は門仲にいる石倉三郎と組んだコント・レオナルドで一時はそこそこ人気だった個性派だが、芸名を墓石に明記しているのが珍しい。こちらでは南無阿弥陀仏とか倶会一処と大書した墓石が多い。

他にも佐藤栄作だの大藪春彦、瀬島龍三などの墓があるらしいが、短時間では分からなかった。

非核三原則でノーベル平和賞の 佐藤栄作 は二枚舌だったってばれちゃったのに、いまだに返上も取り消しもない。あの当時、冷戦の最中に日本に寄港する米国の原子力空母が核兵器を積んでいないなんて誰も信じていなかったから、平和賞にはびっくり仰天したものだった。