靖国神社の 靖國 八千代食堂 | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

靖国神社の 靖國 八千代食堂

念のためソメイヨシノの標本木もチェックしたけど、流石に全然まだであった。

2024.3.3(日)

第二鳥居の手前の右手には如何にも昭和の茶店みたいな飲食エリアがあったと思うのだが、あれれ残念の今風建物になっている。これが手前からカフェ、アティックルーム靖國外苑外苑直営ショップ SAKURA  靖國 八千代食堂、店名から言って元は八千代食堂でそれが発展しちゃったものかと想像される。

その八千代食堂のメニューは二本柱、まず 特攻の母 鳥濱トメの玉子丼 は特攻隊出撃基地があった鹿児島県知覧の陸軍指定食堂だった富屋食堂で特攻の母と言われた鳥濱トメさんが作った玉子丼を再現したもの。そして、え? 会津そば? 特攻の母は如何にも靖国神社らしいけれど、会津と言えば昨日触れた通り賊軍でここには祀られていないから驚いた。思わず頼んだ ごぼう天そば は880円。蕎麦は都度茹でるようでまあ悪くなかった。

帰宅後にググってみて分かった。創立150年ってことでこちらが建替えられたのが2019年、千代田観光土産品株式会社の高取社長が歴史の悲劇で賊軍とされた会津関連商品を出そうと、意識して用意したメニューだった。知覧だって賊軍の薩摩、だからかも、土産物にあった幕末志士煎餅の10人の似顔絵には高杉晋作や坂本龍馬に並んで西郷隆盛、さらには幕臣の山岡鉄舟まで取り上げられていた。A級戦犯より会津に薩摩、神社側もちっとは考えろよって。

残念ながら八千代食堂のかつての写真が見つからないが、参道の反対側にこれは別経営なのか、敢えてそのまま残しているのか、

雷おこしや人形焼きを扱う昭和の土産物屋が頑張っていた。