江東 MUSIC☆STAGE の第1回 | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

江東 MUSIC☆STAGE の第1回

<後日追記>

USA Live Pub の佐藤さんに確認したら、やはりこれはもう佐藤さんのプロデュースではなく、お役所の人の仕事だった。そうじゃないかと思ったんだよね。

2024.2.21(水)

倫敦から帰国初年度の2009年2月の第3回以来、会場ホールの改修のためのお休み1回を挟んで 江東 BAND FESTIVAL を毎年楽しんでいたが、2021年の第14回はコロナ禍で色々制限を付けてやっとこさの開催、結局それが最終回となった。と言うのは翌年、2022年は直前になって中止決定、去年はまた会場の改修とかでお休みで、今年はがらりと模様替えした 江東 MUSIC☆STAGE となったから。

10組のアマバンドが登場するが従来のようにグランプリを決めるような審査、表彰は無し、その代わりにゲストのライブがあるって流れだから従来より少しコンパクトになった代わりにメリハリに欠ける。そして8組目までは皆さんそこそこお上手、多彩でも従来ならグランプリ、準グランプリかなって大物がおらずもう一つだねえというのが正直な印象。技術があっても、もう一つ冴えないオリジナルだったりした。

でも9組目の Eternal Light II 夢はてて で、おっ、と座り直した。

ソウルフルなボーカルに過不足なくカッコいいギター、ミニマムの編成でもバシッと決まっている。ベースの人以外は七十に近い人ばかりだったらしいが、かつてはポプコンに出場したりしてたセミプロ級と聞いて、なるほどねと思った。

敢えて言えば10組目の 日向村役場遺伝子 が2番目かな。ヘンテコなバンド名だがそんな村人ではなく、名古屋大学の大学院の寮の仲間で、今は全国バラバラながらヤマハのアプリを使ってリモートで練習しているとか。

福島大学での仲間でポールの日本語カバーをやったり、職場の仲間の大人数でブラスを入れてチェッカーズとか、高齢ご夫婦の歌とアコーディオンなど多様性が楽しいイベントではある。でも全バンドが初お目見え、だったような。逆に言えば、常連バンドの皆さんがどうしているか、気になっちゃいます。

そして地元高校の1年生男女に司会を任せたのは苦しかった。健気に台本通り進めていたけれど、音楽に詳しい訳でもなく、年齢差も大きいからアドリブは無理で可哀想というもの。少なくともこの進行は見直しが必要でしょう。

 

ゲストライブはこれまでに審査員として二、三度登場、サービス精神満点の愛あるコメントが楽しかった元 すかんち ROLLY さん(撮影、録音は不可)。サポートメンバー無しで(予算のせいかな)、打ち込みをバックに何曲かとあとは言わばギター漫談。すかんち時代のことはほとんど知らなかったが、彼は大阪の高槻でまだ十代だった1982年にすかんちを結成したようだ。当時、こちらは隣りの茨木に住んでいて、長男が生まれたのがその1982年、高槻の病院でだったという妙な縁、すれ違ったことがあるかも。

行きがけの 大横川河津桜 は一番早い木が二、三分咲きというのが日曜日。今週末にはそこそこいい感じになるかも。

すかんちのメンバーはキーボードが初代も二代目も五十代で亡くなり、ベースは大怪我で車椅子生活とか、呪われてる?