Xibi との再会とお別れ | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

Xibi との再会とお別れ

2024.2.22(木)

駿河台勤務だった頃に昼飯なら準レギュラーの一つ、時には夜にも訪れた Xibiしび)は、入居していた小川町交差点裏の古いビルが取り壊されてそれっきりだったのだが、実は何時の間にか100mほどしか離れていないとこに再開店していたことに最近になって気づいた。

元の店は10人位しか入れない小さな店でまだ三十代位だった店主のワンオペだったと思うが、店は3倍位に広くなって女性が手伝う、奥さんなのかな。

ところが約10年ぶりに入店しようとしたら、なんとまあ2月末で閉店して故郷の焼津に帰るとの貼り紙、あれれだった。

この店は鮪の古語、シビの店名の通り 焼津の鮪一辺倒 の店で昼はその丼もの各種だけ。

店名を謳う シビ丼 は中でも看板メニュー、これは赤身とビントロのいずれも分厚いヅケをたんまり盛り込んだ豪華版が1100円、かつてはもっと安かったが致し方ないだろう、内容から言って今どき十分に安い。本鮪に拘らず美味しく食べるポリシーかな。

そうすると懐かしい 鮪ユッケ丼 も食べたくなってもう一度出動、これはねぎとろ丼をユッケ風にアレンジしたものだが、どかんと載ったねぎとろ団子が女性の握りこぶしほどもあるのに千円ぽっきり。

夜も鮪を串焼きにしたり、なめろうに使ったり、カルパッチョにしたりと鮪尽くし、敢えて言えば普通の刺身はあまり出さないかも。そして酒も焼津の銘酒、磯自慢 など静岡一色で意外と楽しい。閉店が惜しい!

 

海鮮丼とかちらしと言えば薄っぺらな刺身ばかりでシャリの地肌が丸見えだったりすることがあるから知らない店ではまず頼まないが、その点、お馴染みの 栄寿司 の千円 ちらし も文句無し。

これもオヤジの年齢からするといつ店仕舞いしてもおかしくない絶滅危惧店。